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朝ドラ「エール」第9週44話のあらすじとネタバレを紹介していきます。
第9週の44話では、希穂子(入山法子)のことで鉄男(中村蒼)は裕一(窪田正孝)の自宅でぐでぐでになりながら作詞をして『福島行進曲』を書き上げていた。
これにビビビっと感じた裕一は曲を作り始める。
そして相変わらず音(二階堂ふみ)は!?
それでは第9週44話について紹介致します。
ある種運命でもある時、つまり鉄男が希穂子のことでグダグダなるのも運命だったんやね・・・じゃなかったら福島三馬ガラスはできなかった
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朝ドラ「エール」第9週44話のあらすじ
音(二階堂ふみ)の記念公演の最終選考まであとわずか。
選考に向けて必死に練習する時期に、音がカフェーで働いたり、結婚もしていることをはじめて知って、千鶴子(小南満佑子)は「私のすべてをかけて、プリマドンナを勝ち取って見せる」と宣言する。
一方、鉄男(中村蒼)は再会した希穂子(入山法子)をたずねてカフェーにやってくる。
ちゃんと話がしたいと話す鉄男に、希穂子は冷たい態度をとる。
朝ドラ「エール」第9週44話のネタバレ
祝!「福島行進曲」レコード発売!🎉
コロンブスレコード入社2年目にして、やっと1枚のレコードを出すことができた裕一。
久志の歌で発売することはかないませんでしたが、初レコードの作詞が鉄男だったことは、裕一にとってうれしいことでした😊#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ pic.twitter.com/Ugh1fbncTJ— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 28, 2020
その後、音(二階堂ふみ)はレッスン室で千鶴子から厳しい言葉をぶつけられた。
「あなたのやってることはめちゃくちゃだわ。私はね、子供の頃から、音楽のためにすべてを犠牲にしてきたの。」
「人生のほとんどの時間を練習に費やしてきたの。なのにあなたは、音楽も家庭も友達も恋愛も。」
「何でも欲しがって手を伸ばす。あなたみたいな強欲な人に、私は負けるわけにはいかないの」
「強欲・・・」
「私は私のすべてを懸けて、ヴィオレッタを勝ち取ってみせるから」
この日、音がカフェーで働く最後の日だった。
閉店後にママと希穂子と話をしていると、女給の愛子が駆け込んできた。
「すみません、何かフロアでもめてるんですけど」
3人で出ていってみると、鉄男(中村蒼)がボーイと口論になっていた。
「だから困るんですよ。出てってください!」
「少しでもいいんです」
鉄男は希穂子に気づき、話がしたいと頼み込んだ。
しかし、希穂子の態度は冷たかった。
「お引き取りください。・・・分からない?迷惑してるの。福島を離れたのは、あなたが重荷になったからです。勘違いされて困ってたの。・・・お帰りください」
無言で立ち尽くしていた鉄男は、きびすを返して去って行った。
希穂子は控室に戻っていき、音も後に続いた。
部屋に入ると、希穂子の丸まった背中が見えた。
音は、かける言葉が見つからなかった。
裕一(窪田正孝)は、落ち込んで帰ってきた鉄男のために料理を作り、久志(山崎育三郎)も招いて3人で酒を飲んだ。
最初は意気消沈していた鉄男も、酒が進み、思い出話に花が咲くうちに、調子を取り戻してきた。
「いいもんだね。故郷の友達と飲むのは」
久志の言葉に、裕一も笑顔で頷いた。
「君が鉄男君を東京に呼ぼうと言い出した時は、さすがに驚いたけどね」
「ごめん。あんときは舞い上がってで・・・」
「いや・・・うれしがったよ。こご最近、詞のごどなんて忘れてだがら」
そして鉄男は、一枚の紙を取り出した。
「・・・実は、書いでみだんだ・・・」
そこには、『福島行進曲』というタイトルの詞が書かれていた。
鉄男は裕一から、地方小唄を作曲したがボツになったという話を聞いていた。
それをきっかけに、福島を題材に詞を書いたのだ。
読み終えた裕一の顔が、パッと明るくなった。
「・・・いい。すごぐいいよ、鉄男君!・・・『紺碧の空』を作ったどぎ、歌詞に共感するってすごぐ大事なごどなんだってわがった。こういう、心にグッとくる歌詞との出会いを、ずっと待ってだ」
そして裕一は、鉄男をまっすぐに見つめた。
「・・・鉄男君。この詞に、曲つけさせでくれないが」
「わがった・・・いい曲つけでくれよ」
「ありがと!久志、君が歌ってくれるが」
「僕以外にいるの?」
「よし、乾杯しよう!」
三人でグラスを合わせると、鉄男に笑顔が戻った。
裕一はその晩のうちに『福島行進曲』のメロディーを書き上げ、翌日には廿日市(古田新太)に見せた。
すると、後ろから楽譜を覗いた杉山が口を開いた。
「私は、とてもいい曲だと思いますが。横浜の地方小唄の話は結局流れてしまいましたし、ほかのレコード会社がまだ目をつけていない東北方面の地方小唄なら話題にもなりやすいかと」
「そうか。うん。じゃこれで作ってみよっか」
廿日市は、裕一が拍子抜けするほどあっさりと答え、レコードが吹き込まれることになった。
ただし、歌うのは久志ではない。
無名の学生をいきなり起用するのは難しく、廿日市が川野三津代という女性歌手を連れてきた。
数週間後、裕一は『福島行進曲』のレコードを手にした。
上京して二年目の春、ようやく裕一は作曲家デビューを果たした。
音はお祝いに鯛の尾頭付きを奮発し、記念すべきデビュー作のレコードを今の棚に飾った。
「裕一さん、おめでとうございます。・・・福島のご家族も、聴いてくれたらいいね」
「・・・うん」
複雑な顔で裕一はうなずいた。
だって、円満で出てきたわけでなく、半ば強引に地元を離れてきた感じやからね。
裕一の地元では今どのようになっているのだろうか・・・それはまた、別のお話し
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【前回の振り返り記事】