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澪つくし

「澪つくし」あらすじネタバレを一挙公開!最終回結末と伝説の視聴率とは

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「澪つくし」あらすじネタバレを一挙公開!最終回結末と伝説の視聴率とは

1985年に放送されたNHK連続テレビ小説「澪つくし」のあらすじやキャストのネタバレ、モデル情報などを1話から最終回、最終話・結末まで紹介していきたいと思います。

沢口靖子さんが主演を務めた朝ドラである「澪つくし」。

この朝ドラは伝説の朝ドラと言われており、視聴率は最高55.3%。

平均視聴率も44.3%を記録するなど、かなりの高視聴率の朝ドラでした。

確かに、今とは時代が違うのでそれだけ高い視聴率もあり得るのかもしれませんが、それでもかなりの高視聴率です。

これだけの視聴率を得れるほどに評価が高かった朝ドラ「澪つくし」とはどのような朝ドラなのでしょうか。

朝ドラ「澪つくし」について紹介していきたいと思います。

朝ドラ「澪つくし」のモデルネタバレ

この朝ドラ「澪つくし」には特定のモデルはなく、ジェームス三木さんによるオリジナル脚本になります。

朝ドラ「澪つくし」のあらすじネタバレ

昭和の初め、千葉県銚子は“陸(おか)者”と“海者”の世界に分かれて対立していた。

老舗のしょうゆ醸造店当主・坂東久兵衛(津川雅彦)とめかけ・るい(加賀まりこ)の間に生まれたかをる(沢口靖子)は、父に引き取られお嬢様として育てられていた。

やがて、網主の長男・惣吉(川野太郎)と恋に落ちるが、両家は対立する家柄だった。

古いしきたりをのりこえて育まれる2人の純愛。

そして、時代の嵐の中で天然醸造しょうゆのいのちを守り抜く旧家の人々の絆を描いた、波乱万丈、愛の旅路のドラマ。

朝ドラ「澪つくし」のキャスト※ネタバレ含む

古川(吉武)かをる 演:沢口靖子

銚子屈指の醤油醸造元「入兆」当主の妾の子として生まれた。

幾多の困難を乗り越えながら、戦前・戦中・戦後を生き抜く本編のヒロイン。

偶然に出会った吉武惣吉に心惹かれてゆく。

銚子高女時代はバレーに熱中していた。

学校卒業後、「入兆」へ引き取られることになる(今でいう認知と同等の扱い)。

「入兆」では下働きから始まり、久兵衛の許しが出ると花嫁修業に励む。

初めて惣吉と2人きりで犬吠埼にて会う当日に千代が喀血してしまい、会うことが叶わず、1人悔し泣きする。

惣吉との再会が叶うも、互いのことを忘れるように言われてしまい、戸惑う。自身も身分が違うことは理解しているため、せめて「妹だと思ってほしい」と言って別れるも、同じ頃に見合い話が舞い込み、律子から焚き付けられる形で自分の気持ちが抑えられなくなってしまい、惣吉に会いに行く。

結納は律子によって破談となり、律子の嘘から久兵衛らを怒らせてしまうばかりか「入兆」での立場も悪くなってしまう。

一時期は耐えかねてるいの元に帰るが、訪ねて来た久兵衛の姿を見たことで決心して「入兆」へと戻る。

古川るい 演:加賀まりこ

かをるの実母。元々は「入兆」の小間使い。

久兵衛の妾としてかをるを生んで育てた。

「妾の本分」はわきまえており、万事控えめ。

かをるが幸せに嫁ぐことが何よりの夢である。

久兵衛の3人目の女・三隅照子とは「本分」を巡って気が合わない。

気が強く、かをるを父同然に叱り飛ばす。

かをるの女学校卒業後は千代の希望で身の回りの世話を請け負うも、ハマのイヤミに我慢が限界に達して辞退する。

千代が入院してからは、再び千代から頼まれて身の回りの世話をすることになる。

かをるの縁談が流れてしまったことには心を痛めるが、「入兆」から帰って来たかをるには戻るように諭す。

馬場ツエ 演:鷲尾真知子

古川家に住み込む小間使い。

おっちょこちょいで声が大きい。余計なひと言が多く、「すいません」が口癖。

るいが千代の世話係を降りてからは代わって通いで受け持つことになり、ハマからイヤミを言われることになる。

千代が喀血したときの発見者になり、またハマからはイヤミを言われるも小畑からは気遣われる。

坂東律子 演:桜田淳子

かをるの異母姉(坂東家の長女)。

先進的な女性を自負している。

ピアノが弾け、文学に詳しい。たとえ気性の荒い漁師相手でも強気に接する。

教養がある一方、皮肉や気まぐれに発言することも多く、男たちをあしらうつもりなのか、結局は振り回してしまう。

頑固な面は久兵衛に似ているが反発し合っている。

千代の控えめさにも内心では反対している。銚子に愛着はない。

かをるには「新しい女」になるようにと言った。

かをるら母子と初対面時には挨拶を無視していたのだが、なんの気まぐれか、急に古川家を訪ねて来て、かをるを連れ出す。

かをるが坂東家に引き取られて世話役を任されたときに顔を合わせたときには、また無視をしたり、振り回したりし、「お嬢様」ではなく「律子さん」と呼ぶように言いつける。

大学時代から水橋信吾と隠れて付き合っており、昼間に弾くピアノは夜中に逢うための合図であった。

ぎんらから勧められた見合いもわざと破談させたほか、水橋との交際がバレると、久兵衛らを怒らせてしまい、寝ずの番がつく軟禁状態となる。

なお、水橋との交際は本気だったようで、しばらくは気の抜けた生活をしていた。

水橋と交際中に小浜から惚れられていたが、さらに河原畑からも惚れられ、善吉にも意味深な言葉をかける。

見合いをするかをるには「移り気」と言い、かをるの煮え切らない態度に対し、小浜を利用して見合いを破談にしてしまう。

坂東英一郎 演:鷲生功

かをるの異母弟(坂東家の長男)。母親似の鷹揚な性格。

かをるの良き理解者。かをると顔を合わせると、すぐに「姉さん」と呼んだ。

惣吉の弟・善吉とは友人関係になる。かをる想いには気が付いており、たびたび、かをるに惣吉からの様子などを伝える。

久兵衛からは勉学に励むように言われているが、本人は乗り気ではない。

坂東千代 演:岩本多代

久兵衛の本妻(律子と英一郎の母)。おっとりした人柄。

妾である、るいを気遣う器量の大きさを持っている。

長年、和歌山に住んでいたが、久兵衛の提案で銚子へ移り住むことになる。

かをるに対しても優しく接するが、母親としての芯はしっかりしており、理想や新しさを追う律子をたしなめる。

肺を病んでおり、るいには自身が長くない旨を語り、律子らのことも託す。

律子と水橋の交際には大変ショックを受けたらしく、律子がこっそり水橋を追いかけようとするのを見て、普段の穏やかさからは変わって厳しく叱りつけた。

昭和2年、病状が悪化して喀血。翌日、町営病院へ入院する。

後日、実は自分が亡き後に久兵衛が再婚するのではと不安を口にし、あえて、るいに夫婦仲を見せつけていることを明かす。

手術が成功してからは比較的容態は安定し、正月には自宅で過ごせるまでに回復する。

かをるの見合いが流れたことを聞くと残念がっていた。

坂東久兵衛 演:津川雅彦

「入兆」の11代目当主。かをる・律子・英一郎の父。

律子の自由な振る舞いが悩みのタネである。

「醤油屋は醤油屋と一緒になるのが1番」と考えている。

律子の世話役をかをるがすることには大反対し、ハマを呼びつけて怒鳴った(律子もかをるも同等に扱いたいため)。

頑固ですぐ怒鳴る(律子から嫌がられている点であるが、元々は似た気性である)。

労働組合の結成には反対の立場。職人らの面倒見は良く、現場の意見を聞き入れる。

食事には差をつけずに職人と同じものを食べており、実は愛情深い好人物である。

律子と水橋の交際を知ると手切れ金を渡して水橋を追い出してしまい、律子にかをるとハマを番に付ける。

以降、律子と水橋の騒動は「前科」と呼んでおり、どこへ行くにも付き人を付けるようになる。

ようやくまとまりかけたかをるの縁談は律子に壊されてしまい、一時は寝込んでしまうほど落胆する。

重ねて、かをるの口から惣吉の名を聞いてしまったことで大激怒する。

吉武惣吉 演:川野太郎

外川の網元・吉武家の長男。口数は多くないが実直。

ツエ曰く「男の中の男」。乗組員からは「若旦那」と呼ばれる。

浜辺で絵のモデルをしていたかをると偶然出会い、その絵を買い求めた。

かをるが坂東家に行く前、また逢えるであろうことを告げた。

坂東千代が喀血した日、犬吠埼で1日中かをるを待っていたらしいが、その後、英一郎の口から見合いをしたことが語られるが、かをるを思っての嘘であった。

「漁師と醤油屋では釣り合わない」との考えから、かをるとは逢わないと告げるも、律子に焚き付けられて逢いにやって来たかをるの姿に想いが抑えられずに抱擁を交わす。

梅木や清次がかをるのことで乗り込んできた際には動じずに対等に話をし、母や船村に、かをるを嫁にすると宣言。

結婚を認めてもらえるよう、何度も「入兆」へと乗り込んで行く。

周囲の猛反対を押し切って愛を育んでいくが・・・。

たびたびかをるの夢にも登場する。

梅木健作 演:柴田恭兵

手代。幼い頃に久兵衛に拾われ、以来忠誠を尽くしている。

古川家に毎月の生活費を届けたり迎えに来る役目。

仕事もできて物腰も柔らかい。周囲からは真面目と評される。

自分のことなど、多くは語らないが、屈折した面もあって実は野心家。

小畑曰く「かをるに惚れている」。

若林ハマ 演:根岸季衣

坂東家の女中頭。夫には逃げられ済み。

坂東家には誰よりも献身的に仕えているが、それ以外の人間には無愛想で冷たい(初めて顔を見たツエからの印象も芳しくなかった)。

久兵衛からは「性格が暗い」と評されるが仕事ぶりは買われている。

千代に付き添い、甲斐甲斐しく世話を焼くも、自分を差し置いてかをる母子を気遣ったため、余計に面白くない様子。

かをる母子の存在を苦々しく思っており、るいと「入兆」で顔を合わせたときにはイヤミを言っていた。

久兵衛から、かをるの躾係を配されると、かをるが英一郎から「姉さん」と呼ばれるのがおかしいと言い、かをるが律子を「律子さん」と呼ぶのも気に入らない。

るいが千代の世話係になるとイヤミばかり言い、新たにツエが千代の世話係になると、こちらにも冷たく当たり、千代が喀血すると増してイヤミを言った。

かをるの見合いが破談になると「いつまで屋敷にいるつもりなのか」と再びイヤミを言ってくるも、誤解が解けると素直に謝罪した。

惣吉がかをるを訪ねて来ると、久兵衛に、かをるを嫁に貰うためにやって来たこと・印象は頼もしい青年であることを伝える。

弥太郎 演:明石家さんま

関西から流れてきたお調子者の職人。通称は「ラッパの弥太郎」。

喧嘩っ早く騒がしい。縁あって「入兆」で働くことになるが、商品にケチをつける、女中の尻を触るなど、しょっちゅう騒動を起こす。

職人の殿岡とは次第にコンビのようになっていく。

腕っぷしは強くない(口先ばかりである)が、将棋は強い。

水橋信吾 演:寺泉哲章

律子の大学時代からの恋人。通称は「広敷の男」。

革新運動家として活動しており、金銭的には苦しい立場にいる。

労働運動を起こすために「入兆」へと潜り込むが、律子との密会の場を小浜に見られ、告げ口されたことで久兵衛の知るところとなる。

久兵衛を「労働者から搾取する資本家達は如何なる人格者でも悪」と糾弾したものの、久兵衛の勢いに負けてか、手切れ金を渡され、そのまま追い出された。

のち、河原畑が読んでいた新聞に負傷者として名前が登場し、律子に手紙を出してくる。

小浜敬助 演:村田雄浩

「入兆」従業員。農家の三男坊。

口減らしで働きに出された。文学は好きらしいが内容が難しいものは避けがち。律子を好いている。

水橋の思想や運動に少しずつ理解を示していたが、本心からではなく、運動が成功すれば憧れの律子と結婚できると思っていたためである。

ある夜、2人の密会を目撃し、久兵衛にリークした。

律子が水橋と別れると、律子を呼び出してすべてを打ち明ける。

そのときに「軍人に向いている」と言われた言葉を真に受けてしまう。

かをるとの縁談に際し、律子に加担して芝居を打つ。

そして久兵衛の怒りを買ったことで「入兆」を追い出され、律子には「陸軍将校になる」と宣言して去って行く。

古川清次 演:寺田農

るいの兄(かをるの伯父にあたる)。弥太郎に劣らぬお調子者で失言も多い。

根は妹思い・姪思い。本職は樽職人で仕事柄「入兆」とも繋がりは深い。

かをるの幸せのためには「醤油屋へ嫁ぐのが1番」との久兵衛の考えに同調している。

不景気のために久兵衛に借金をしていることもあり、御用聞きのように扱われる場合もある。

久兵衛に命じられて吉武家に乗り込む形となり、一部始終をかをるに話したことで一時は拒絶されてしまう。

名取ぎん 演:三ツ矢歌子

久兵衛の妹。通称「高神の奥様」。村長である夫を誇りに思っている。

世話好きだが気位は高い。かをるとも面識はあり、律子以上に可愛がっている。

律子に見合いを引き受けるも台無しにされて憤慨する。

当初は見合いの順序にこだわっていたが、かをるに醤油屋「大茂」の見合い話を持ってくる。が、律子が嘘の密告をしたことで破談となってしまう。

朝ドラ「澪つくし」の最終回結末までのネタバレ

大正15年(1926年)、銚子の浜で画家の絵のモデルをしていた銚子高女の女学生・かをる(沢口靖子)は、たまたま通りがかった青年漁師・惣吉(川野太郎)に指に刺さったとげを抜いてもらい、乙女心に淡いときめきを覚える。

このことがきっかけとなり、やがて相思相愛の間柄になったかをると惣吉だったが、二人の前には双方の家の壁が立ちはだかる。

当時、醤油屋と漁師とは犬猿の仲であり、妾の子とはいえ、銚子でも屈指の醤油醸造元「入兆」の当主・坂東久兵衛(津川雅彦)を父に持つかをると、何人もの漁師を抱える外川の網元・吉武一家の総領である惣吉とが一緒になることなど、到底考えられなかったからである。

「坂東家の娘として嫁に出してやりたい」という久兵衛の愛情から、卒業と同時に正式に認知されたかをるは「入兆」に引き取られ、時を同じくして和歌山から銚子へ移ってきた本妻や異母姉弟達と、同じ屋根の下で暮らすことになる。

だが嫁入りのための行儀見習いという名目で、かをるを女中同然に扱い、何かにつけつらく当たる女中頭のハマ(根岸季衣)や、気まぐれで何を考えているかわからない異母姉・律子(桜田淳子)に振り回され、時として涙する日々が続く。

半年後、辛い行儀見習の日々を経て、名実共に「入兆」の娘として扱われるようになったかをるの元に縁談が持ち込まれる。

ところが、諦めつつも絶ち切れない惣吉への未練を察した律子の策略で破談となり、これによってかをるは久兵衛に惣吉のことを打ち明ける羽目になる。

烈火のごとく激怒し聞く耳を持たない久兵衛や、事情を知らない周りの者達からの中傷に耐え切れなくなったかをるは、ついに「入兆」を飛び出し実母・るい(加賀まりこ)の元へ身を寄せる。

しかし、ある日ふいに訪ねてきた久兵衛の言葉に、娘に対する父親の愛情と、それがうまく噛み合わないことへの苦悩や寂しさを感じ取り、「入兆」へ戻る決心をする。

再び「入兆」で暮らしはじめたその矢先、今度は、かをるの正直な気持ちを知った惣吉が「入兆」へ訪れ、久兵衛にかをるとの結婚の承諾を申し込む。

しかし久兵衛は頑として会おうとせず、意を決した惣吉は来る日も来る日も、ずっと坂東家の門の前に立ち続ける。

そんなある日、かをるは律子が起こした思想犯への密通事件に巻き込まれて投獄され、警察の厳しい取り調べを受けることとなり、更にはそれが新聞沙汰にまでなってしまう。

律子のことは最後まで口をつぐみ、濡れ衣を着せられたまま釈放されて戻ってきたかをるは、すでに事の真相を知って頭を下げる久兵衛に、涙ながらに「ひとりだけ本当のことを話したい人がいる」と懇願する。

それでも首を縦に振らない久兵衛だったが、惣吉の母・とね(草笛光子)に助言を受けたるいの説得もあって考えを変え、ある日突然かをるに勘当を言い渡す。

一連の出来事で惣吉の人柄やお互いの一途な思いを知り、「入兆の娘」という立場から解放してやることで、事実上、惣吉との結婚を認めるという、久兵衛の苦渋の決断だった。

こうして、さまざまな困難を乗り越えて無事祝言を挙げ、正式に網元の親方を継いだ惣吉と新妻・かをるは、待望の新婚生活をスタートさせる。

だが、かをるの波乱万丈な人生はこれからであった。

浜での暮らしや人々に溶け込んでいく一方で、可愛がってくれた叔父である高神村村長と地元漁師たちとの間に勃発した騒擾事件に始まり、最愛の夫・惣吉の絶望的な状況下での遭難、そして惣吉とのことを完全にふっ切れないままでの再婚と、わずか数年の内に、かをるの人生は激しく流転していく。

惣吉の遭難から日にちが経ち、遺体が見つからないまま執り行われた葬式では、利根川丸の漁師達が無念さのあまり、弔問に訪れた久兵衛に筋違いな怒りをぶつけてこぜり合いが始まる。

その最中に倒れて病院へ運ばれ、惣吉との間の一粒種まで流産してしまったかをるは、これ以上吉武家には置いておけないと激昂する久兵衛や、かをるの体を心配するるい達によって、退院と同時に心ならずも「入兆」へ連れ戻されてしまう。

惣吉のことや吉武家への不義理を思って傷心の日々を送るかをるだったが、久兵衛、そして前妻の没後、正式に久兵衛の妻となったるい、律子や英一郎らに気遣われながら暮らすうちに少しずつ元気をとり戻し、悲しみを紛らわすかのように家業の手伝いに精を出し始める。

やがて久兵衛達の勧めもあって再婚した梅木との間にも双子の男の子を授かり、ようやく心穏やかな日々が訪れる。

しかしそれも束の間、ある日東京に住む律子から、死んだはずの惣吉と街で遭遇し、記憶喪失の状態で警察に保護されているという話を聞かされ愕然とする。

動揺しつつも駆けつけたかをる達の尽力で、過去の記憶を全て取り戻しはしたものの、今度はかをるが他人の妻となっている現実が受け入れられない惣吉。

そして、かつての相思相愛ぶりを知っているだけに、平静を装いながらも心中穏やかならぬ梅木。

その感情のくすぶりは、愛するがゆえにかをるの「今の幸せ」を疑う惣吉と、かをるの「惣吉への未練」を疑って荒んでいく梅木との間に確執を生み、再び坂東家と吉武家の対立にまで発展、かをるを激しく苦悩させることになる。

そんな中、時代は太平洋戦争へと歯止めなく突き進み、醤油の原材料の統制、従業員や夫の徴兵、そして空襲による悲しい別れと、戦時下での悲劇は「入兆」や坂東家ともまた無縁ではなかった。やがて終戦を迎え、かをるは・・・。

朝ドラ「澪つくし」全話のあらすじ・ネタバレ

朝ドラ「澪つくし」1話のあらすじ・ネタバレ

古川かをる(沢口靖子)は、銚子の海岸で絵のモデルをしている時に、吉武惣吉(川野太郎)と出会う。

かをるの手に刺さったとげを抜いてやる惣吉。

翌日、かをるは学校の許可なく絵のモデルをしたことで、叱られる。

帰りの電車でラブレターの受け取りを断った腹いせに「妾の子」と呼ばれ、家に帰ると、本妻一家が引っ越してくると伝えらえる。

モデルとなった絵の展覧会で、惣吉が絵を買ったと告げられ、心がざわつくかをるだった。

朝ドラ「澪つくし」2話のあらすじ・ネタバレ

絵を買った青年の名前を聞きたいかをる(沢口靖子)だったが、気が引けて聞けなかった。

学校帰りに海へ行くかをるたち。

青年に再会できる淡い期待があったが、かなわず。

帰ると家の前に父親の車が止めてあり、会いたくないかをるは、近所の神社で時間をつぶしていると警官に補導される。

家に警官が付いてくるが、母のるい(加賀まりこ)が警官にかをるの父の説明をすると、警官は忽ち引き下がるのだった。

朝ドラ「澪つくし」3話のあらすじ・ネタバレ

父親は、かをる(沢口靖子)を引き取って本家から嫁に出す、と言っていると母のるい(加賀まりこ)。

願ってもないことだとるいはかをるに言う。

学校帰りに電車の中で、男子生徒(安藤一夫)に、絵は自分の家にある、絵を買ってきた兄は毎日眺めている、と声をかけられる。

自分は吉武だと名乗って、行ってしまう。

絵を見せてもらいに吉武の家にやってくるかをるたち。

吉武とね(草笛光子)は見せてやるから中に入れ、と言う。

朝ドラ「澪つくし」4話のあらすじ・ネタバレ

絵を買ったのは、倒れて寝たきりの父親に船の絵を見せるためだと聞き、少しがっかりするかをる(沢口靖子)だが、とね(草笛光子)が威勢よく漁師たちを仕切っている姿を見て、自分も職を持ちたいという希望を持つ。

翌日、照子(東千晃)がるい(加賀まりこ)を訪ねてくる。

照子は、かをるの父のもう一人の愛人だった。

旦那に対して共闘しようと提案する照子だが、るいはそんな恩知らずな真似は出来ないと即座に断り、追い返す。

朝ドラ「澪つくし」5話のあらすじ・ネタバレ

女中のツエ(鷲尾真知子)と駅前を歩いていると入兆の本家の面々と遭遇し、美しい律子(桜田淳子)に心惹かれるかをる(沢口靖子)だった。

るい(加賀まりこ)の兄の清次(寺田農)がやってきて、入兆が面倒見てくれるなんて万々歳だと、職業婦人になりたいと言うかをるを諭す。

年末の墓参りに出かけたかをるとるいは、偶然律子を見かける。

入兆と漁師たちとのいざこざの間で毅然とした態度を取る律子に感心するかをるだった。

朝ドラ「澪つくし」6話のあらすじ・ネタバレ

年が明けると、すぐに昭和二年。

かをる(沢口靖子)とるい(加賀まりこ)は二人で元旦を迎え、3日に入兆へ年明けの挨拶に出かけた。

入兆の旦那・坂東久兵衛(津川雅彦)から直接、今は離れて暮らすかをるを引き取りたいという思いを聞き、律子(桜田淳子)とも顔を合わせる。

律子は3つ年上の姉だった。

犬吠埼へ出かける、という律子に、道案内でかをると連れていけ、と久兵衛は言うが、律子は断る。

朝ドラ「澪つくし」7話のあらすじ・ネタバレ

律子(桜田淳子)がかをる(沢口靖子)の家を不意に訪れ、東京へ帰るので二人で散歩しようと誘う。

律子は先日とは別人のように朗らかで、かをるは面食らう。

実は律子は、父・久兵衛(津川雅彦)が歌留多会を利用して企んだお見合いを察知して、逃げてきたのだった。

律子は散歩しながらかをるに、父についての思いを語って聞かせる。

帰りの銚子駅で、けんかに巻き込まれ、不思議な青年・ラッパの弥太郎(明石家さんま)と出会う。

朝ドラ「澪つくし」8話のあらすじ・ネタバレ

歌留多会をすっぽかした律子(桜田淳子)に怒りをぶつける久兵衛(津川雅彦)。

家に帰ったかをる(沢口靖子)はるい(加賀まりこ)に入兆に行きたくない気持ちを明かす。

かをるが学校から帰ると、清次(寺田農)が来ていて、久兵衛がかをるを認知してくれた、とるいと喜んでいる。

かをるは、今認知するということはるいと別れる、ということじゃないかと疑う。

かをると清次が入兆に挨拶に来ると、弥太郎(明石家さんま)が訪れる。

朝ドラ「澪つくし」9話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は久兵衛(津川雅彦)に母と別れるつもりかと問いただすが、久兵衛は即座にそんなつもりは無いと言う。

学校帰りに久兵衛と鉢合わせるが、久兵衛はもう一人の愛人・照子(東千晃)に追いかけられ、かをるたちはその場を逃げ出す。

帰りの電車で、偶然吉武善吉(安藤一夫)に声をかけられ、兄(川野太郎)から今度会ったら名前を聞いておいてくれと頼まれた、と言う。

惣吉のことが気になり寝付けないかをるだった。

朝ドラ「澪つくし」10話のあらすじ・ネタバレ

学校で掃除中もぼんやりしてしまうかをる(沢口靖子)を友人の由岐(高橋珠美子)がからかうので、けんかになってしまう。

家に帰ってもふさぎこんでしまうかをるにるい(加賀まりこ)は声をかけるが、かをるは相手にしない。

たまらず夜中に家を飛び出して、由岐の家を訪ねて謝り仲直りする。

かをるの不在に、家ではるいとツエ(鷲尾真知子)が慌てる。

由岐の家からの帰りに、雪に足を滑らせて転んだかをるに声をかけたのは・・・。

朝ドラ「澪つくし」11話のあらすじ・ネタバレ

転んだかをる(沢口靖子)に声をかけたのは、夢にまで見た吉武惣吉(川野太郎)だった。

惣吉に背負われて、この道がどこまでも続けばいいと思うかをる。

家に帰ると心配したるい(加賀まりこ)と、黙って家を出たことについて口論になる。

ある日、乗ってきた車がエンストして、久兵衛(津川雅彦)と梅木(柴田恭兵)が二人で車を押していると、弥太郎(明石家さんま)が通りかかり、手伝った縁で、入兆で世話になることになる。

朝ドラ「澪つくし」12話のあらすじ・ネタバレ

久兵衛(津川雅彦)に呼び出されて、かをる(沢口靖子)とるい(加賀まりこ)は正妻・千代(岩本多代)と対面した。

娘が増えて嬉しい、長いこと主人を支えてくれてありがとう、と感謝し、これからもお願いしますと言う千代に恐縮するるいだった。

翌日、かをるが千代にお見舞いの品を届けに行くと、女中頭のハマ(根岸季衣)にその品物を買った金はどこから出てるのか、等皮肉を言われ、嫌な気分になって家に帰るかをるだった。

朝ドラ「澪つくし」13話のあらすじ・ネタバレ

女学校の卒業を控えたある日、惣吉(川野太郎)が傘を返しにかをる(沢口靖子)を訪ねてきた。

銚子駅まで二人並んで歩く。

かをるは、自分は卒業したら家を出て入兆へ行くから、もう会えないかもしれない、と打ち明けるが、惣吉はまた会える、と言い、握手して別れる。

翌朝かをるたちは、かをるの弟の英一郎(鷲生功)と遭遇し、英一郎が預かった大量のかをる宛てのラブレターを受け取る。

姉さんと呼ばれて嬉しいかをるだった。

朝ドラ「澪つくし」14話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は女学校を卒業した。

家に帰って、るい(加賀まりこ)に感謝の言葉を述べるかをる。

明日には入兆に行くのだ。

その後、友人の由岐(高橋珠美子)、みずえ(香川三千)と記念写真を撮る。

翌日、入兆へ行くと、久兵衛(津川雅彦)はるいに、病身の妻・千代(岩本多代)の世話をしてほしい、と頼む。

女中頭のハマ(根岸季衣)は、それは自分の仕事だと反対するが、久兵衛はハマにはかをるのしつけを命じる。

朝ドラ「澪つくし」15話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)の行儀見習いが始まる。

しつけ係のハマ(根岸季衣)のかをるに対する物言いに、番頭の小畑(高品格)は厳しすぎると口を挟むが、ハマは一切口を出すな、と譲らない。

ハマの方針で食事も別だが、英一郎(鷲生功)は納得がいかない。

女中のみね(七瀬けい子)も早苗(速川明子)も戸惑うが、ハマはかをるに律子(桜田淳子)の世話係を言いつける。

粗末な着物で掃除するかをるを見て、るい(加賀まりこ)は驚く。

朝ドラ「澪つくし」16話のあらすじ・ネタバレ

律子(桜田淳子)の世話係をするかをる(沢口靖子)だが、大人たちの言いなりになるかをるを面白く思わない律子は、そのままの格好で外出に付いてくるよう命じる。

粗末な女中の格好で、誰にも会いたくないと顔を伏せながら、従順に町なかをついていくかをるだったが、律子に「反発しないと新しい女にはなれない」、とたしなめられる。

かをるを律子の付き人にしたことで久兵衛(津川雅彦)はハマ(根岸季衣)を叱るのだった。

朝ドラ「澪つくし」17話のあらすじ・ネタバレ

ハマ(根岸季衣)と朝食の支度をするかをる(沢口靖子)。

弟の英一郎(鷲生功)から、惣吉の弟の吉武善吉(安藤一夫)が来る、という話を聞き、ドキドキする。

英一郎が善吉を連れて、かをるが久兵衛(津川雅彦)の風呂炊きをしている横を通りかかる。

惣吉が自分のことを何か言ってなかったか気になるかをるだが、惣吉へ伝えてほしいことを聞かれると、自分は元気だ、いろいろありがとう、と伝言を頼むのがやっとだった。

朝ドラ「澪つくし」18話のあらすじ・ネタバレ

警部補(鶴田忍)が入兆の店を訪れて、今は大正天皇の喪中なので、歌舞音曲は差し控えろ、と律子(桜田淳子)のピアノをやめさせるように久兵衛(津川雅彦)に言う。

久兵衛は、クラシックの芸術は歌舞音曲ではない、と追い返す。

部屋に入るな、とかをる(沢口靖子)は律子から叱られるが、すぐ後に、今度の花見はこれを着て行くといい、と綺麗な洋服をもらう。

コロコロと態度の変わる律子の気持ちを掴みかねるかをるだった。

朝ドラ「澪つくし」19話のあらすじ・ネタバレ

律子(桜田淳子)と水橋(寺泉哲章)の密会を覗き見てしまうかをる(沢口靖子)。

生まれて初めて見る男女の抱擁に恐怖心を覚えるかをる。

翌日訪れたるい(加賀まりこ)に、幼なじみのみずえ(香川三千)が銚子を出て行くと聞き、たまらず見送りに駆け出す。

駅で見送り、家に帰ると、勝手に家を出たことについて、ハマ(根岸季衣)に叱られる。

泣いているかをるを見て驚くるい(加賀まりこ)はハマにどういうことかと説明を求める。

朝ドラ「澪つくし」20話のあらすじ・ネタバレ

るい(加賀まりこ)とハマ(根岸季衣)の衝突の結果、るいは千代(岩本多代)の通いの世話をやめ、ハマも母屋の仕事に専念することを命じられた。

かをる(沢口靖子)は律子(桜田淳子)の使いで職人の広間に新聞を届け、その新聞をきっかけに小浜(村田雄浩)ら職人に近づき話しかける水橋(寺泉哲章)。

そんな中、久兵衛(津川雅彦)の指示のもと、久兵衛の妹のぎん(三ツ矢歌子)が律子の見合い話を進めるが、律子は興味がない。

朝ドラ「澪つくし」21話のあらすじ・ネタバレ

千代(岩本多代)の世話は、ツエ(鷲尾真知子)が通いですることになった。

かをる(沢口靖子)は雑巾の縫い方が雑だとハマ(根岸季衣)に小言を言われ、縫い直し終えて、部屋から外を見ると、夜の闇の中抱き合う律子(桜田淳子)と水橋(寺泉哲章)を見てしまう。

翌朝、かをるは朝食の場で水橋が職人たちから昨夜どこへ行ってたかと問い詰められているのに遭遇し、どうなるかと気にしていると、久兵衛(津川雅彦)に呼び出され・・・。

朝ドラ「澪つくし」22話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)の女中修行も誕生日で終わり、その代わりに旧家の娘としてのしきたりや行儀を教わっていた。

ある雨上がりの朝、土蔵の周りで女性の靴の足跡が見つかり、家中の女性が集められた。

かをるは律子(桜田淳子)の密会がバレるのではないかとひやひやするが、律子は土蔵の鍵の確認に行っただけだ、と平然とうそをつく。

久兵衛(津川雅彦)は千代(岩本多代)の気晴らしにと、かをるたちも連れて海岸へ出かける。

朝ドラ「澪つくし」23話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は惣吉(川野太郎)の夢を見た。

朝食の席で変な夢を見た、と話すと、律子(桜田淳子)に、それは欲求不満だ、と言われ気まずくなる。

英一郎(鷲生功)が、吉武の家で絵を見てきた、とかをるに報告するとかをるは惣吉の様子がどうだったか気になって仕方がない。

英一郎には、かをるの惣吉への気持ちを見透かされるが、かをるはしょうゆ屋と漁師は犬猿の仲だから、と取り合わない。

一方、律子は見合いに臨み・・・。

朝ドラ「澪つくし」24話のあらすじ・ネタバレ

見合いをぶち壊した律子(桜田淳子)に、久兵衛(津川雅彦)の怒りは収まらない。

かをる(沢口靖子)は、見合いは失敗するだろうと思っていたものの、どうすることもできず、ひとり気をもんでいた。

あくる日の朝食の席では、久兵衛が見合い結婚の功罪について語り、聞き入るかをるだった。

戻ってきた律子が謝るというのに聞く耳を持たない久兵衛。

そんな中律子は、水橋(寺泉哲章)への密会の合図のショパンを弾くのであった。

朝ドラ「澪つくし」25話のあらすじ・ネタバレ

律子(桜田淳子)と水橋(寺泉哲章)のあいびきは、とうとう小浜(村田雄浩)に見つかってしまう。

労働者の権利が認められれば律子と一緒になれるかもしれないと思って水橋の言うことを聞いていた小浜は、水橋に怒りをぶつける。

この一件は久兵衛(津川雅彦)の知るところとなり、水橋は入兆を追い出される。

かをる(沢口靖子)は久兵衛に命じられ、律子を呼び出す。

久兵衛は律子を問いただし、水橋を叩き出したと告げる。

朝ドラ「澪つくし」26話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は律子(桜田淳子)の取り乱しようを見て怖くなった。

律子は自室に閉じ込められ、かをるとハマ(根岸季衣)が交代で見張ることに。

かをるが告げ口したと、律子はかをるを責めるが、かをるは誰にも言ってはならないと思っていた、と涙ぐむ。

律子と水橋の事件は入兆中に波紋を起こすが、久兵衛(津川雅彦)は家内と職人たちの間の動揺を鎮めようと奔走する。

思いつめた律子は、家出しようとするが、止められ・・・。

朝ドラ「澪つくし」27話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は、ハマ(根岸季衣)の理不尽な物言いにも、臆せず言い返せるようになった。

出奔に失敗した律子(桜田淳子)は、家で静かな毎日を過ごしていたが、夜中に倉庫で会いたい、という手紙を受け取り行ってみると、待っていたのは職人の小浜(村田雄浩)だった。

小浜は律子に、水橋と律子のことをバラしたのは自分だと明かし、どうしたら偉くなれるか、と聞く。

律子は、小浜は軍人向きかもしれない、と答える。

朝ドラ「澪つくし」28話のあらすじ・ネタバレ

英一郎(鷲生功)から、惣吉(川野太郎)が会いたいと言っている、という伝言を聞いたかをる(沢口靖子)は何の話か気になって、久兵衛(津川雅彦)の肩もみにも身が入らない。

学校から帰ってきた英一郎に、返事はどうするか聞かれ答えに窮してしまうが、惣吉に会いたいと思う気持ちを見透かされ、クラス会に行くとうそをついて、久兵衛から外出の許可をもらう。

清次(寺田農)と弥太郎(明石家さんま)は借金取りに出かけるが・・・。

朝ドラ「澪つくし」29話のあらすじ・ネタバレ

警察に捕まった弥太郎(明石家さんま)と清次(寺田農)を久兵衛(津川雅彦)が引き取る。

清次はなんとか久兵衛に運転資金を半額用立ててもらい、残りをるい(加賀まりこ)に貸してもらう。

かをる(沢口靖子)は千代(岩本多代)に呼び出され、律子(桜田淳子)の力になってくれと頼まれる。

かをるの絵を描いた画家の沖田(福田豊土)たちが銚子の芸術家協会の援助を久兵衛に願い出るが、久兵衛は不景気で援助は出来ないと断る。

朝ドラ「澪つくし」30話のあらすじ・ネタバレ

久兵衛(津川雅彦)に呼び出された律子(桜田淳子)は、興味本位で話しかけてくる地元の芸術家たちをやりこめる。

かをる(沢口靖子)は、豆むきをしながら、2日後に迫った惣吉との約束を思い、自然と顔がにやけてしまう。

律子と久兵衛には、クラス会に行くとうそをついていることをうしろめたく感じても、会いたい気持ちは募るばかり。

当日の朝、おしゃれをしてこれから出かける、というまさにその時に千代(岩本多代)が・・・。

朝ドラ「澪つくし」31話のあらすじ・ネタバレ

犬吠埼の灯台で惣吉(川野太郎)と会う約束をした日の朝、千代(岩本多代)が倒れてしまい、かをる(沢口靖子)は家に足止めを食ってしまう。

急を聞いて学校から帰ってきた英一郎(鷲生功)は、家で手伝いをしているかをるに、約束の犬吠埼へ行けと言うが、そんなわけには行かず、といって家で出来ることもなく、無力な自分が歯がゆい。

惣吉は、日が暮れるまで待っていた。

一方かをるは、その夜一人泣くことしか出来なかった。

朝ドラ「澪つくし」32話のあらすじ・ネタバレ

入院した千代(岩本多代)の容体はとりあえず落ち着き、惣吉に会えなかったかをる(沢口靖子)は、惣吉に手紙を書いた。

手紙を出しに出かけると、友人の由岐(高橋珠美子)に会う。

もうすぐ結婚するという由岐にも惣吉のことは言えず、家に帰って大掃除していると、ハマ(根岸季衣)に表に男の人が訪ねてきてると言われどきりとする。

るい(加賀まりこ)が千代の見舞いに来て、付き添いで泊まると聞いて、面白くないハマだった。

朝ドラ「澪つくし」33話のあらすじ・ネタバレ

英一郎(鷲生功)から、惣吉(川野太郎)は夜になってから帰ってきたと聞き、やりきれない気持ちになるかをる(沢口靖子)だった。

銚子文学の河原畑(石丸謙二郎)からは律子(桜田淳子)に熱烈なラブレターが届き、職人の小浜(村田雄浩)は律子に言われた通り軍人になると伝えてくれ、とかをるに言うが、河原畑に対しても小浜に対しても、さして興味もなさげに軽くあしらう律子に、かをるは少し怖さも感じるのだった。

朝ドラ「澪つくし」34話のあらすじ・ネタバレ

三日経っても四日経っても、かをる(沢口靖子)への惣吉からの返事はない。

千代(岩本多代)は久兵衛(津川雅彦)に、自分が死んでもるい(加賀まりこ)とは一緒にならないでくれ、と頼む。

千代がるいに付き添いを頼んだのは、正妻としての意地であった。

一方、入兆では弥太郎(明石家さんま)の賭け将棋が問題になっていた。

腕に覚えのある久兵衛は、自分が勝ったら職人たちに金を返してやれ、と命じて弥太郎と勝負する。

朝ドラ「澪つくし」35話のあらすじ・ネタバレ

惣吉は見合いをした、と英一郎(鷲生功)から聞き、ショックを受けるかをる(沢口靖子)。

気を取り直して家事をしていると、入兆にやくざ者たちがやって来る。

聞けば、店の女が抜け出して、入兆で働いてるから連れ戻しに来た、と言う。

かをるはいざこざに巻き込まれるが、梅木(柴田恭兵)に助けられる。

その夜律子(桜田淳子)はかをるに、大漁旗を作っているところを案内してほしいと言い、二人で外川へ出かけることになる。

朝ドラ「澪つくし」36話のあらすじ・ネタバレ

合田醤油が入兆の船の操船についてクレームを言いに来て、思いがけず入兆を追い出された水橋の消息を聞くが、顔色ひとつ変えない律子(桜田淳子)だった。

かをる(沢口靖子)は律子と、外川へ大漁旗の見学に出かける。

大漁旗の制作現場を興味深く見て回っていると、惣吉(川野太郎)の弟善吉(安藤一夫)が工場にやってくる。

善吉が急いで惣吉を呼びに行くと、かをるも会いたい気持ちが抑えきれなくなり、工場を飛び出す。

朝ドラ「澪つくし」37話のあらすじ・ネタバレ

ようやく惣吉(川野太郎)と再会できたかをる(沢口靖子)。

律子(桜田淳子)がかをるの絵を見たいというので、惣吉の家へ絵を見に行くと、惣吉の母・とね(草笛光子)は歓迎する。

その頃入兆では、律子とかをるはどこへ行った、と久兵衛(津川雅彦)が騒いでいた。

帰り道、律子はかをるに、好きな人がいたなんて見直したと言うが、かをるは惣吉に、住んでる世界が違うから忘れてくれ、と言われたことがショックだった。

朝ドラ「澪つくし」38話のあらすじ・ネタバレ

律子(桜田淳子)が沖田(福田豊土)の絵のモデルになると言うので、久兵衛(津川雅彦)はかをる(沢口靖子)に付き添いをさせようとするが、かをるは女学校時代の友人と会う約束がある、と断る。

律子が沖田のアトリエでモデルをやっていると、銚子文学の河原畑(石丸謙二郎)が来て律子に絡む。

千代(岩本多代)の病室では、久兵衛がぎん(三ツ矢歌子)に、かをるの銚子のしょうゆ屋との見合い話を進めるよう頼む。

朝ドラ「澪つくし」39話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は見合い写真を撮り、見合いの準備も着々と進んでいた。

律子(桜田淳子)はかをるにモダンなヘアメイクをしてやるが、久兵衛(津川雅彦)とハマ(根岸季衣)には不評。

久兵衛は律子に、かをるに自分の趣味を押し付けるな、とたしなめる。

その場に英一郎(鷲生功)がいないことを不審に思い探すと、広敷で小浜(村田雄浩)に代数を教えていた。

その話を聞いた久兵衛は、意欲のある職人は夜学に通わせる、と言う。

朝ドラ「澪つくし」40話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は見合いの前、久しぶりに実家に帰って、るい(加賀まりこ)たちと団らんのひと時を過ごした。

律子(桜田淳子)は、画家の沖田(福田豊土)のアトリエでモデルをしながら、芸術家たちの相手にうんざり。

かをるの見合いは屋形船で行われ、久兵衛(津川雅彦)は良縁だと大乗り気。

当のかをるは、律子に言われた、「かをる自身が納得してお嫁に行くならそれでいい」という言葉が胸に突き刺さり、思い悩むのだった。

朝ドラ「澪つくし」41話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)の見合い相手の家から、この話を進めたいと使者がやってきて、久兵衛(津川雅彦)はそれを受けた。

それからの成り行きを、かをるは当事者ながら、他人事のような思いで眺めた。

英一郎(鷲生功)は、惣吉(川野太郎)のことを諦めたのかとかをるに聞くが、かをるは惣吉のことは忘れて、これは運命だ、と自分に言い聞かせようとしていた。

そんな時、惣吉が会いに来た夢を見て、かをるは、悪い予感がするのだった。

朝ドラ「澪つくし」42話のあらすじ・ネタバレ

律子(桜田淳子)はかをる(沢口靖子)の気持ちを試すために、惣吉(川野太郎)が遭難したとうそをつき、かをるは取るものもとりあえず、外川へ駆けつけた。

久兵衛(津川雅彦)は、かをるが家にいないのを聞いてカンカンだが、律子はかをるの本当の気持ちがわかって喜んでいる。

かをるはだまされたが、惣吉に対する思いがどんどん大きくなっていることに気づき、やるせなくなった。

漁から帰った惣吉にかをるは気持ちをぶつける。

朝ドラ「澪つくし」43話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は惣吉(川野太郎)との甘い口づけの感触を確かめながら帰宅する。

どこに行っていたかと問いただす久兵衛(津川雅彦)にかをるは、お父さんにうそはつきたくないから、と口を閉ざすが、結局、嫁ぐ前に銚子の海を見たくなったから、とうそをつく。

廊下ですれ違った律子(桜田淳子)は、すべてを見透かしたような不敵な笑みをもらす。

いよいよ迎えた結納の当日、いつまで待っても、新郎側は現れなかった。

朝ドラ「澪つくし」44話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)の嫁ぎ先の藤尾家の使者・小曽根(梅野泰靖)は、今日の結納は中止にしてほしい、と言う。

納得のいかない久兵衛(津川雅彦)が理由を聞くと、かをるが入兆の職工の小浜(村田雄浩)と特別な仲になっている、と密告があったと説明する。

久兵衛が小浜を呼び出すと、小浜はかをると結婚の約束をしていた、とうそをつく。

久兵衛は怒り、結納は中止に。

仲人のぎん(三ツ矢歌子)たちも聞く耳を持たず、帰ってしまう。

朝ドラ「澪つくし」45話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)はあれこれと考えて、一連の騒動の首謀者は律子(桜田淳子)以外に考えられず、律子になんであんなことをしたのかと問い詰める。

律子は、縁談を壊してあげたんだから、感謝されても、恨まれることではない、と言い返す。

梅木(柴田恭平)は久兵衛(津川雅彦)に、かをるは濡れ衣だと注進し、久兵衛はかをると律子に、どちらの企てかと問いただす。

かをるは、みんなに迷惑をかけないようにと、秘密を打ち明ける。

朝ドラ「澪つくし」46話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)の破談の件については、律子(桜田淳子)の仕業だったということがわかり、久兵衛(津川雅彦)や梅木(柴田恭兵)は納得するが、あらたにかをるに好きな男がいるとわかり、そのことについて対策を始める。

ハマ(根岸季衣)たち使用人や弥太郎(明石家さんま)たち職人の態度に、入兆に居づらくなったかをるは、実家に帰ってしまう。

るい(加賀まりこ)はかをるを受け入れるが、ご飯を食べたら入兆へ戻れと言う。

朝ドラ「澪つくし」47話のあらすじ・ネタバレ

るい(加賀まりこ)はかをる(沢口靖子)に一緒に入兆に行こうと言うが、かをるは拒む。

英一郎(鷲生功)から善吉(安藤一夫)経由で惣吉(川野太郎)に、かをるの縁談が破談になったこと、かをるはまだ惣吉を好きらしい、ということが伝わる。

また、英一郎はかをるに会いに行き、惣吉と結婚したいなら、かをるは入兆のお嬢様のままでいるほうがいいと忠告し、惣吉はまだかをるの絵を毎日見ているらしい、と伝える。

朝ドラ「澪つくし」48話のあらすじ・ネタバレ

清次(寺田農)と梅木(柴田恭兵)は、かをる(沢口靖子)から手を引け、と戸川の吉武家へ乗り込むが、とね(草笛光子)と惣吉(川野太郎)に反論され交渉は決裂する。

月を見て惣吉を思うかをるだが、惣吉も同じ月を見てかをると結婚したい、という決意を固めていた。

清次は、久兵衛(津川雅彦)の代理としてかをるに入兆へ戻るよう諭すが、かをるは、清次たちが吉武家へ直談判に行ったことを聞き、ますますいこじになってしまう。

朝ドラ「澪つくし」49話のあらすじ・ネタバレ

まだ入兆へ帰っていないかをる(沢口靖子)に、昔なじみの由岐(高橋珠美子)が様子見に会いに来た。

由岐が結婚生活の近況を報告していると、久兵衛(津川雅彦)がやってきて、かをるに話があると連れて行く。

かをるは入兆へ連れ帰られるか、と身構えるが、君ヶ浜で久兵衛はかをるに、千代の病気はもう直らないだろうということ、不景気で事業がうまくいってないこと、3人の子供たちについても悩んでいることを吐露する。

朝ドラ「澪つくし」50話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)が入兆へ帰ってくると、ハマ(根岸季衣)のかをるに対する態度がどことなく変わっていた。

律子(桜田淳子)と英一郎(鷲生功)はかをるに、親の犠牲になるな、惣吉(川野太郎)を諦めるなと後押しするが、かをるには重荷になりかけていた。

その頃外川では、惣吉がとね(草笛光子)に、かをると結婚する、と宣言する。

律子は久兵衛(津川雅彦)に東京へ行きたいと申し出るが、12月まで待て、と言われる。

朝ドラ「澪つくし」51話のあらすじ・ネタバレ

英一郎(鷲生功)は学校から帰ってくると、かをる(沢口靖子)に、惣吉(川野太郎)がかをるとの結婚に動き出した、とささやく。

数日後、惣吉は後見人の船村(織本順吉)と入兆を訪れる。

かをると律子(桜田淳子)は千代(岩本多代)の見舞いに病院へ行った帰り、入兆で門前払いを食った惣吉たちと会う。

惣吉とかをるは語り合い、許してくれるまで通い続けるという惣吉と、いつまでも待つというかをるは互いの気持ちを確かめあう。

朝ドラ「澪つくし」52話のあらすじ・ネタバレ

夕食の席で、久兵衛(津川雅彦)がかをる(沢口靖子)に、惣吉(川野太郎)から結婚を申し込まれたらどうするかと聞くと、かをるは久兵衛の許し無しでは結婚しない、と答え、久兵衛を安心させる。

惣吉からの連絡を心待ちにしているかをるだが、いつまでも連絡は無い。

かをるは律子(桜田淳子)から封筒を預かり、指定された場所へ届けに行くと、待っていたのは労働問題を起こして潜んでいる水橋(寺泉哲章)だった。

朝ドラ「澪つくし」53話のあらすじ・ネタバレ

入兆から家宝の掛け軸が盗まれたことがわかり、久兵衛(津川雅彦)は律子(桜田淳子)を疑う。

そんな時、タイミング悪く惣吉(川野太郎)がかをる(沢口靖子)と結婚したいとやってくるが、久兵衛は会いもせず追い返す。

律子はかをるに、なぜ追わなかったのかと聞くが、かをるは、お父さんの許しが出るまでいつまででも待つ、と答える。

会ってくれないなら、と惣吉は醸造組合の会合帰りの久兵衛を待ち伏せるが・・・。

朝ドラ「澪つくし」54話のあらすじ・ネタバレ

大正天皇の崩御から一年たち、祝いムードの盛り上がる昭和三年の正月になった。

坂東家は、久しぶりに一家揃っての正月を過ごしていた。

遊郭に遊びに行った入兆の職人たちは、そこで外川の吉武一家の漁師たちとけんかになる。

かをる(沢口靖子)は惣吉(川野太郎)の身に何か無かったかと心配になるが、惣吉はその場にいなかったと聞いてほっとする。

しかし、いよいよ惣吉との距離が離れてしまったかと思うとせつないかをるだった。

朝ドラ「澪つくし」55話のあらすじ・ネタバレ

年が明けて、入兆の面々が音楽会に出かけていると、惣吉(川野太郎)と後見人の船村(織本順吉)が入兆へ挨拶にやってきた。

久兵衛(津川雅彦)と惣吉は一対一で向かい合い、遊郭でのけんかの件の納め方について話し合っていたが、やがてしょうゆ屋と漁師の縁組みの難しさについての話し合いに。

音楽会を抜け出して駆けつけたかをる(沢口靖子)は、物陰で惣吉の語るかをるへの思いを聞き、涙があふれるのだった。

朝ドラ「澪つくし」56話のあらすじ・ネタバレ

雪の中も惣吉(川野太郎)は、足繁く入兆へ通ったが、久兵衛(津川雅彦)は完全に無視した。

そんな中、久兵衛の義弟が県会議員を連れて、選挙の応援を頼みにやってきた。

律子(桜田淳子)は、かをる(沢口靖子)に手伝わせながら作った政治活動のチラシを配って、職人たちの前で演説するが、久兵衛に怒られる。

総選挙は無産政党の大敗に終わり、律子は意気消沈する。

そんな折、律子はかをるに、ある人への使いを頼む。

朝ドラ「澪つくし」57話のあらすじ・ネタバレ

律子(桜田淳子)に頼まれて、水橋(寺泉哲章)に金を渡しにきたかをる(沢口靖子)だったが、居合わせた警察に捕まってしまう。

取り調べでも、律子(桜田淳子)の名前は出すまい、と口を閉ざしていたが、入兆の姉娘は怪しい、とかねてから疑っていた警察にいきさつを暴かれてしまう。

警察は入兆を訪れて、久兵衛(津川雅彦)に話を聞くが、久兵衛は警察を追い返す。

しゃべらないかをるは四日たっても解放されなかった。

朝ドラ「澪つくし」58話のあらすじ・ネタバレ

一週間後にようやく釈放されたかをる(沢口靖子)はるい(加賀まりこ)の家に帰った。

ほとぼりがさめるまで入兆から離れた方がいい、という久兵衛(津川雅彦)の判断だった。

かをるが捕まった話は、外川の惣吉(川野太郎)の耳にも入っていた。

新聞記事になるほど騒がれ、英一郎(鷲生功)に促された律子(桜田淳子)は惣吉に、かをるは自分の身代わりで捕まったのだと説明した。

るいの家には、かをるの旧友たちが訪れていた。

朝ドラ「澪つくし」59話のあらすじ・ネタバレ

るい(加賀まりこ)の家に籠もっているかをる(沢口靖子)の元へ律子(桜田淳子)が訪れ、かをるの潔白を説明しに惣吉(川野太郎)に会いに行ってきた、と告げる。

惣吉はまだかをるを愛しているから希望を捨てるな、と言う律子の言葉に感極まるかをるだった。

るいはとね(草笛光子)に会いに行き、惣吉にかをるを諦めるよう説得してくれと頼むが、とねは、あのふたりを引き離すことは出来ない、とるいの申し出を断る。

朝ドラ「澪つくし」60話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)は、るい(加賀まりこ)、清次(寺田農)とともに入兆へ呼ばれ、久兵衛(津川雅彦)から、警察沙汰になって入兆ののれんに傷をつけ、わしの顔に泥を塗ったことにより勘当する、と言い渡される。

清次は考え直すよう懇願するが、かをるは久兵衛の真意を汲み取り、感謝し涙するのだった。

律子(桜田淳子)たちは喜び、外川の惣吉(川野太郎)に伝えると、惣吉はさっそく久兵衛に挨拶し、結婚の準備は着々と進んだ。

朝ドラ「澪つくし」61話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)と惣吉(川野太郎)の結納が交わされ、かをるは千代(岩本多代)に挨拶し、漁師の家に嫁ぐ覚悟を語る。

その頃、拘留されている水橋(寺泉哲章)と律子(桜田淳子)の手紙のやり取りも難しくなってきていた。

夏には二年ぶりに盆踊りが開かれ、かをると惣吉も久しぶりに会うことができた。

盆踊りの場でもしょうゆ屋と漁師のけんかが起こり、二人は結婚を機に、そんな仲たがいがなくなればいいと思うのだった。

朝ドラ「澪つくし」62話のあらすじ・ネタバレ

挙式の前夜、かをる(沢口靖子)はるい(加賀まりこ)と枕を並べて寝た。

翌日、外川から惣吉(川野太郎)たちの迎えの一行が本銚子へやってきて、かをるはるいの元から旅立って行った。

婚礼の行列が外川へ差し掛かると、律子(桜田淳子)と英一郎(鷲生功)が立っていて、目礼を交わし、見送るのだった。

吉武家では、にぎやかに祝宴が執り行われ、一方入兆では、久兵衛(津川雅彦)が律子たちの報告を聞いてしんみりとしていた。

朝ドラ「澪つくし」63話のあらすじ・ネタバレ

披露宴は一日では終わらない。

二日目は縁故者、三日目は近所の人、四日目は惣吉(川野太郎)の友人関係、と客を入れ替えながら四日四晩続いた。

その間にかをる(沢口靖子)は寝たきりの惣吉の父・文吉(飯沼慧)と言葉を交わしたり、吉武家の炊事場の女中たちと漁師の家の台所について話を聞いたりした。

ようやく披露宴が終わって五日目の晩に、ふたりは愛を語り合い、ようやく結婚できた幸せをかみしめ、結ばれたのだった。

朝ドラ「澪つくし」64話のあらすじ・ネタバレ

婚礼が終わって日常が戻り、惣吉(川野太郎)は漁に出かけた。

漁に出ている間のかをる(沢口靖子)の仕事は、網主の女房として、すべての乗組員や家族の面倒を見ることである。

かをるは漁師の世界のしきたりや約束ごとにまごつきながらも、せっせと働いた。

一方本銚子では、久兵衛(津川雅彦)がるい(加賀まりこ)の家を訪れ、かをるを嫁にやった寂しさを紛らわせていた。

泊っていくと言う久兵衛を、るいは突き放す。

朝ドラ「澪つくし」65話のあらすじ・ネタバレ

昭和四年の正月、かをる(沢口靖子)たちは浜辺に文吉(飯沼慧)を連れて来て、大漁旗を見せていた。

一方、病院には律子(桜田淳子)が千代(岩本多代)の見舞いに来て、家に閉じ込められている近況を報告する。

その後かをると惣吉(川野太郎)はるい(加賀まりこ)を訪れ、外川での新婚生活について語り、久兵衛(津川雅彦)の様子を聞いた。

その頃入兆では、弥太郎(明石家さんま)が騒ぎを起こして、久兵衛に追い出されていた。

朝ドラ「澪つくし」66話のあらすじ・ネタバレ

職人の赤川(吉村直)に召集令状が届き、入兆内は不穏な空気に包まれた。

律子(桜田淳子)の同士の水橋は懲役二年の判決となり、律子と久兵衛(津川雅彦)は社会の動きについて語る。

律子が書いた小説を銚子の芸術家たちは絶賛するが、作家の河原畑(石丸謙二郎)は、資産家のお嬢さんがプロレタリア文学を書くことについて異議を唱える。

そんな折、かをる(沢口靖子)が様子を見に来ると、動けないはずの文吉が姿を消していて・・・。

朝ドラ「澪つくし」67話のあらすじ・ネタバレ

消えた文吉(飯沼慧)をかをる(沢口靖子)たち吉武家総出で探し、ついに網蔵でこと切れた文吉を発見する。

盛大な葬儀が終わった後、一週間は黒不浄といって漁を休むのが外川の漁師の習わしだが、この海域でイワシが大漁だと聞いて、惣吉(川野太郎)は黒不浄を止めて船を出そうと言い出す。

しぶしぶ漁に出た漁師たちだが、イワシの大漁に沸き立つ。

浜で海の様子を心配しながら無事の帰りを待つ吉武家に、悪い知らせが入る。

朝ドラ「澪つくし」68話のあらすじ・ネタバレ

知らせを聞いてかをる(沢口靖子)も浜に駆けつける。

事故に遭ったのは泳ぎの達者な鯉沼(岡本早生)で、漁師たちの間で、黒不浄を止めて漁に出た網主の判断を糾弾する声が高まる。

鯉沼の妹のアミ(高師美雪)は善吉(安藤一夫)の幼なじみで、善吉も惣吉(川野太郎)に対して怒りをぶつける。

漁に出たくないと酒浸りの若い漁師たちを叱責する船村(織本順吉)を止めに入った惣吉は、漁師たちと話し合おうとしてぶつかってしまう。

朝ドラ「澪つくし」69話のあらすじ・ネタバレ

文吉の四十九日の法要にはるい(加賀まりこ)もやってきて、久しぶりに母と顔を合わせるかをる(沢口靖子)だった。

外川の浜辺では、アミ(高師美雪)が善吉(安藤一夫)に、アミの家は大黒柱を失って家族はバラバラになると、別れを告げる。

入兆では、久兵衛(津川雅彦)の愛車を手放すことになり、千代(岩本多代)を連れてドライブで花見に来ていた。

千代はそこで、自分が死んだらるいを後添いに迎えてほしいと言い出す。

朝ドラ「澪つくし」70話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)の叔父の清次(寺田農)が久兵衛(津川雅彦)に呼び出され、入兆以外の仕事を受けたことを責められるが、零細企業にとってそれは仕方がない、と律子(桜田淳子)が横から口を挟む。

律子の前に河原畑(石丸謙二郎)が現れて、律子の小説をこき下ろしたのは間違っていた、結婚を前提に交際してほしい、と申し込む。

かをるはとね(草笛光子)から料理など、浜のしきたりを教わり、内職の籐ヨシを習いたい、と言う。

朝ドラ「澪つくし」71話のあらすじ・ネタバレ

アミノ酸液を使えばしょうゆを安く作れる、と売り込みが来るが、久兵衛(津川雅彦)は味が悪くなるなら使わない、と追い返す。

タイミング悪く河原畑(石丸謙二郎)が律子(桜田淳子)と結婚したいと言いに来るが、久兵衛は取り合わない。

体調を崩した千代(岩本多代)の見舞いに、かをる(沢口靖子)と惣吉(川野太郎)がやってくる。

その場で千代は、自分が死んだら久兵衛の正妻になってくれ、とるい(加賀まりこ)に頼む。

朝ドラ「澪つくし」72話のあらすじ・ネタバレ

発注していた新造船の価格を一方的に値上げされて、とね(草笛光子)は金策に走り回り、訪れた和歌山出身者の会合で久兵衛(津川雅彦)に会った。

とねはかをる(沢口靖子)の勘当を解いたらどうだ、と聞くが、久兵衛が聞く耳を持たないので、孫が出来ても会わせない、とうそをつく。

久兵衛に言われて様子を見に来たるい(加賀まりこ)にかをるは本当のことを明かす。

るいからそのことを聞いた久兵衛はさらに態度を硬化させる。

朝ドラ「澪つくし」73話のあらすじ・ネタバレ

かをる(沢口靖子)と惣吉(川野太郎)は新造船の価格急騰の相談で、かをるの叔父で村長の名取庄右衛門(内藤武敏)を訪れた。

名取は、役場がだめだというものは村長でも駄目だ、と取り付く島もない。

困った惣吉は船村(織本順吉)を連れて造船所のある鹿児島へ向かったが、なかなか帰ってこない。

惣吉の留守に、入兆を追い出された弥太郎(明石家さんま)が来て、とね(草笛光子)の許しを得て、漁師として住み着くことになった。

朝ドラ「澪つくし」74話のあらすじ・ネタバレ

半月経って、なんとか話をまとめて惣吉(川野太郎)が帰り、うれしいかをる(沢口靖子)だが、緊縮財政には違いなかった。

ニューヨークの株式市場が大暴落し、恐慌に陥って入兆でも善後策を練っているさなか、千代(岩本多代)が大量にかっ血した、と病院のるい(加賀まりこ)から連絡が入り、久兵衛(津川雅彦)は病院へ駆けつけた。

律子(桜田淳子)や英一郎(鷲生功)、るいらにみとられながら、千代は息を引き取った。

朝ドラ「澪つくし」のみんなの感想

みんなの声
沢口靖子さんって、あんないびられて泣いてしまうような、か弱い役を演じたこともあったんですね。今は、どんなに嫌味を言われても動じない鉄の女みたいな役の方が多いですけど。昔、澪つくしを見ていた母が沢口靖子さんを見て、こんな綺麗な人が実際にいるのかと思っていたと言っていました。あの美貌もスタイルも、今でも維持しているなんて流石です。
みんなの声
こんにちは、沢口靖子さんの演技は爽やかでいいですね。そしてさらに感動したのは
挿入歌です。今みたけれど、彩恵津子さんが歌う挿入歌はカットされて
はいっていませんでした。素直で透明感がありドラマを象徴するような
この挿入歌、NHKさんなんとかしてもう一度聞きたい、もちろんどらまと同じように
歌詞入りでです。カットされているのが残念です。
みんなの声
最終回だったかな。。。
かをるさんが惣吉さんのプロポーズを断ったことを知って
かをるさんの弟が「姉さんバカだよ」と言ってた。
「ホントバカだよ~、なんで結婚しないの~」と思った私。
二人にはハッピーエンドになって欲しかったので。。。
その年の紅白歌合戦でハッピーエンドになったのが描かれていたけど
本編で見たかったなぁ。
みんなの声
千葉県銚子の醤油屋に生まれた古川かをる(沢口靖子)は、地元の網元の跡継ぎ・吉武惣吉(川野太郎)と恋に落ちます。二人は苦労の末に結ばれますが、子供の誕生を前に惣吉は海で遭難してしまいます。失意のうちに実家に戻り、番頭の梅木と再婚したかをるですが、そこに何と、記憶喪失の惣吉が生きて帰ってきて…。運命に翻弄されながらもけなげに純愛を貫く女性の姿を描いた、ジェームス三木作のドラマです。沢口さんは撮影当時を振り返って、「とにかく分量が多くて、朝から晩まで、わたしが最後まで現場に残っていました。」と話しています。
みんなの声
昭和60年9月から3月間の研修を受けに、筑波学園都市内の林業試験場(現、森林総合研究所)に愛車で行きました。地理もわからず、全く知り合いもいなくて、心細く覚える中、場内の食堂で沢口靖子さん出演のこの番組を初めて見て、初々しく美しい女優の出現に驚き、嬉しくなりました。その後食堂で朝食時にはこの番組を欠かさず見続け、演技が少しずつ上手になる女優を見ながら、研修の終了日を迎えられ、無事に帰宅できました。
みんなの声
かをるが惣吉を好きすぎてノートに「惣吉、惣吉、惣吉、、、」って名前を書きまくる場面、笑ったなぁ~。何個書くんだよ!(笑)「澪つくし」というタイトルはジェームス三木さんの母校の校歌の一節だって聞いたことがあるけど、有名な話?
当時週刊誌で読んだ、沢口さんが(今は名女優だけど)演技が、ま、上手じゃなくて(笑)、加賀さんが津川さんに「雅彦さん、降りちゃおうか?」って言ったってエピソード、これも有名かな?

 
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