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あまちゃん ひよっこ

「コントが始まる」4話5話6話の無料動画・見逃し配信の無料視聴方法は?

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「コントが始まる」4話5話6話の無料動画・見逃し配信の無料視聴方法は?

朝ドラ「あまちゃん」や「ひよっこ」に出演していた有村架純さんが出演する日本テレビ土曜ドラマ「コントが始まる」の4話、5話、6話のあらすじ、ネタバレや無料動画、見逃し配信を無料視聴する方法について紹介していきたいと思います。

このドラマはコントが主体となり、本編のストーリーへと流れていく構成のドラマなのですが、視聴率的には苦戦しているものの、視聴者の満足度は非常に高いドラマです!

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先生
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ドラマ「コントが始まる」4話のあらすじ・ネタバレ

【コント『捨て猫』】

潤平「瞬太は父緒を早くに亡くし、母親とは明らかにうまくいってなかった」

里穂子「つむぎは昔から面倒見がいい。弱ってたり傷ついてる人を放っておけない性格だ」

コント『捨て猫』。

ステージに現れる段ボールに入った捨て猫役の春斗(菅田将暉)と、野良猫役の瞬太(神木隆之介)。

マクベスによるとりとめのないコントの前フリが流れて―――。

潤平(仲野太賀)は、高校の担任・真壁(鈴木浩介)を呼び出し、彼女の奈津美(芳根京子)と共に昔話に花を咲かせていた。

その中で、トリオ名「マクベス」の名づけの由来に真壁が関わっているという話になり、高校時代、瞬太(神木隆之介)の車にマクベスの3人と真壁が共に乗った1日のことを想い出す……。

その日は真壁の息子が生まれた日。なぜか瞬太は生まれたばかりの息子を愛くるしそうに見つめる真壁を見て、涙を流していた―――。

一方、里穂子(有村架純)は自宅で一生懸命に熱帯魚の世話をする妹のつむぎ(古川琴音)を見て、同じく昔のことを思い出す。

姉のことを献身的に支えてくれる今の日々もそうだが、つむぎは昔から面倒見がよく、傷んだ人形で遊んだり、捨て猫を拾ってきたり、とにかく傷ついた存在を放っておけない性格だという―――。

全く交わらない二人の昔話が、現代でまたも数奇に絡み合うことに。親と子。傷を持つものと、それを優しく包むもの。意地と甘え。様々な相反するものを乗り越えたその時、この物語は奇跡の数十秒を生み出す。見た後に誰かに優しくしようと思える温かさ溢れる第4話。お見逃しなく。

ドラマ「コントが始まる」4話のネタバレ・感想

瞬太(神木隆之介)は、母親のことが嫌いだった。何をしても口うるさく否定されてしまうから。

だから反発するように、母親が嫌いだったゲームやお笑いを求め、髪を染めもした。

高校を卒業すると絶縁状態に陥って、そこからもう7、8年は会っていない。

『コントが始まる』(日本テレビ系)第4話の開幕コントは、珍しく瞬太がネタを書いたという「捨て猫」。

母親に捨てられたような気持ちを抱いてきた瞬太と、捨てられ傷ついたものを放っておけないつむぎ(古川琴音)の人生が、一本のコントを軸に交わっていく。

第3話では「兄弟間・姉妹間」の絆が描かれていたが、第4話でも「親子」を軸に、引き続き「家族」に焦点が当てられる。

ここでの「家族」というのは、瞬太と母親の関係だけに当てはまらない。例えば、マクベスの結成を後押しした真壁先生(鈴木浩介)は、さながら彼らの父親のように描かれてはいないだろうか。

真壁先生(Makabe’s student)から取られた名前「マクベス」によりコンビが本格始動した日と、先生に子が生まれる(子に名前を与える)日が重なり合っているのが、より擬似親子的な意味を強めているのだ。

瞬太と母親との三者面談では瞬太の進路について母親が猛反対するなかで、「今しかできないことをやらせてあげたほうが……」と、ある種の父親的楽観主義で選択を尊重していた真壁先生。

そんな先生が10年後、マクベスを続けるべきか春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)に問われたとき「解散したほうがいいと思うぞ」ときっぱり答える変化が、ふたりの予想を覆すところであり、第4話の肝でもあっただろう。

ふたりが求めていたのは「遮二無二やれよ」という言葉だったけれど、先生はそう言ってくれない。

なぜ母親は瞬太を否定し続け、真壁先生はここに来て現実を突きつけてくるのか。それは、「彼らのことを真剣に想っているから」に他ならないのかもしれない。

親は子の最善の幸せを願うがゆえに、口出しすることをやめられない。口出しすると言えば、瞬太の母親が危篤状態にあるなか、病院へ行くことを強要する春斗と潤平の姿勢もそのようだった。

ふたりは瞬太の苦悩を知っている。それでも、エゴであるとしても「瞬太のために」母親に会わそうとする。

それは、瞬太の母と食事をしたあの日、彼女の子育てにおける後悔が滲み出る姿を知ったからでもあるだろう。

真壁先生とマクベスの関係が「擬似親子的」であるとすれば、マクベス3人の関係もまた、お互いに干渉せずにはいられない「擬似兄弟的」なところがある。

家族や擬似家族のような強固な人間関係は生きる上での支えになるが、ときにどうしようもなくわかりあえなくなる瞬間が訪れることをこのドラマはつぶさに描いている。また、そうした脆さから脱するエスケープゾーンとして、周りにさまざまな人や場所が配置されていることに気づく。

瞬太は春斗と潤平の説得から逃げたあと、つむぎを頼った。「誰も俺の気持ちをわかってくれない」と言って。

そこでのつむぎの返答は、説得的なものではなく、冷静に瞬太の思いを汲み取る提案的なものだった。最終的に瞬太は病院へ行く。

「許す時間がほしかった」と言いながら涙を流す彼の姿からは、話す機会を失った悔しさと久しぶりに会えた喜びが混じり合っているようだった。

第4話には、2度反復されるあるシークエンスがあった。「マクベスの3人がある場所から車に乗って帰る」というシークエンスが。

1度目は真壁先生の子が生まれる場面に立ち会った日。「生まれてくるときはあんなにも祝福されるんだなぁと思ったら、だんだん悔しくなってきちゃって」と病室で涙を流した理由を瞬太は話す。

2度目は母親の葬儀の日。春斗と潤平が瞬太を労うなか「やろうよ、ネタ合わせ」と瞬太は言う。どちらの場面も、瞬太が喪失感など複雑な感情を抱きながらハンドルを握り、それを春斗と潤平が深いまなざしで心を慮りながらじっと見つめている。

神木隆之介、菅田将暉、仲野太賀の顔が並ぶ凄みを改めて実感させられるシークエンスだ。

「だって俺にはもう、マクベスしかなくなっちゃったんだよ」

擬似兄弟的な強固なつながりを持ってしまった彼ら3人は、これからどこへ向かっていくのか。彼らには、真剣に将来を想ってくれる人たちがいる。

とは言っても、最終的に未来を選ぶのは3人それぞれに他ならない。大事な人たちの言葉から何を受け取り、自身の思いをどれだけ尊重するのか。

マクベスが走らせる車に並走しながら、青春の終わりにする彼らの決断に目を凝らすのが視聴者の役目のようだ。

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ドラマ「コントが始まる」5話のあらすじ・ネタバレ

【コント『カラオケボックス』】

つむぎ「努力してなんにも結果が出なかったときのことばかり想像して、一歩も動けなくなった……」

瞬太「ボクが「マクベス」に入れて貰ってからの5年間は、楽しい思い出ばかりだった……」

コント『カラオケボックス』。ステージに現れる中年カップル役の瞬太(神木隆之介)と潤平(仲野太賀)。

そして、カラオケ店員役の春斗(菅田将暉)。

制限時間を告げる店員の前で、中年カップルは『延長』をめぐって揉めだして……。

マクベスによるとりとめのないコントの『前フリ』が始まる―――。

里穂子(有村架純)と共に生活をし始めてから1年半の月日が流れたつむぎ(古川琴音)。

今流れる時間に不満はなくとも、このまま姉の家に居座り、横で世話をし続ける日々に疑問を感じ始める。

しかし、変えなくてはいけない現状を理解しつつも、何かの一歩を踏み出すことに恐怖に似た感情を持つつむぎ。

―――その横には無邪気な顔で夢を追いかけ続けるように見える瞬太が居た。

一方の瞬太は自身がプロゲーマーを引退し、春斗や潤平と共にマクベスとして活動を始めてからの煌めくような日々を思い返していた。

だが、少しずつ今の自分たちの姿はその時から「変化」を持ち始めていることにはずっと気付いていて……。

20代後半。それは一つの決断の瞬間でもある。

様々な現実と夢との境界線。「変わる」ということには勇気とそして恐怖が伴うことは分かっている。

マクベスと中浜姉妹、それぞれの現状を維持すべく「延長」を続けた果てにこの日下す決断とは!?

5人の生き様が大きくうごめき始める始める必見の第5話。

一度でも夢を目指したことのある人、夢を抱いたことのある人、そして誰かと大切な時間を過ごした経験のある全ての人に突き刺さる、共感の物語が今始まる。

ドラマ「コントが始まる」5話のネタバレ・感想

『コントが始まる』(日本テレビ系)、5月15日放送の第5話。持ち直しかけていたマクベスは、しかし再び、予定どおり6月の単独ライブで解散することを決めた。重い重い決断である。

10年間の努力や苦悩を捨て去る、痛く虚しい惜別である。フィクションであるというのに、まるで実際に好きな芸人が解散してしまうことを知ったかのような息の詰まる悲壮感、それでいてベストエピソードとしか言い表しようのない余韻が残る。

解散を前にして瞬太(神木隆之介)は5年前、春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)に合流した当時のことを思い出していた。彼にとってそれは、どれもが楽しい過去。3人で共同生活を始めた日の修学旅行みたいな気分、子どもみたいに必死に取り組むじゃんけん、交通費と宿代を浮かせるため遠征ではよく車中泊をしたこと、寝る前に語り合った夢のこと。

「夢が叶わなくても幸せだった。夢を語り合える時間があれば、それだけで幸せだった」

延長するか出ていくか。家族も恋人も、彼らが芸人を続けることに真っ向から反対するものはいなかったが、恩師である真壁先生は「解散したほうがいいと思うぞ」ときっぱり答えた。結局は自分たちで決めなければいけない。

解散を決めることが最後の大仕事かのように、3人それぞれに降りかかってくる現実の容赦なさ。なかでも、潤平と奈津美(芳根京子)の電話でのやりとりがとても辛い。恋人の仕事のピンチを救ってあげることができない、自らの境遇を呪う。

「なんでこんな虚しい気持ちになってまで続けんだろ」。そう吐露するしかない状況に追い込まれた潤平に、寄り添ってあげられるだけの余裕はもはや春斗にはない。

そのどん詰まり感、どうしようもなさが、一番の解散理由だったのかもしれない。春斗は叫び散らし、一筋の涙を流す。潤平はもう何も言い返さない。

瞬太は、5年前に見た解散間近の険悪なコンビを思い出している。避けようとした未来についにぶつかってしまった。

「じゃあもうダメってこと?」。春斗の声は誰にも拾えず、宙に浮いた言葉と一緒にマクベスは居場所を失くす。

これまでに費やされた4つのエピソード、その決して多くない時間の濃密さをここにきて改めて実感させられる。応援してくれた春斗の兄のこと、里穂子(有村架純)を含め、もしかしたらマクベスの存在がいくつかの生きがいを与えたかもしれないこと。

そしてマクベスそのものが、高校時代からなんども彼ら自身を救ってきたであろうこと。だからこそ、「解散」が決定される瞬間に一言で表せない重みと悲しみがある。

努力は必ず報われるのか、それとも報われないこともあるのか。そんな問いを春斗が里穂子に投げかける場面があった。マクベスがこれまで費やしてきた時間は未来に生かされるのか、それともぜんぶ無駄になってしまうのか。

「すぐに結果に結びつかなくても、後から遅れて結果が出る努力もあると思います」

高校時代の華道部の経験がつい最近役に立ったのだと、そこには嬉しそうに語る里穂子の姿がある。そして彼女は断言する。「マクベスでやってきた10年間は、決して無駄ではない」。春斗は照れながら「前から思ってたんですけど、けっこう話長いですよね」と言って卑屈になる。

この場面、思い出さずにはいられないのが、『花束みたいな恋をした』で交わされるあるセリフだ。2014年のワールドカップでブラジルがドイツに7点取られて負けたとき、ブラジルのキャプテン、ジュリオ・セザールが放った言葉「我々のこれまでの道のりは美しかった。あと一歩だった」。

その引用をして麦(菅田将暉)から絹(有村架純)へと伝えられる言葉。その反転のようにどうしても見えてしまう、重なる青春の終わりの肯定。マクベスは解散する。でも決して無駄ではなかった。道のりは美しかった。あと一歩だった。

マクベスの解散にすべての気を吸い取られてしまいそうだが、第5話はつむぎ(古川琴音)の決断の物語でもあった。無邪気に可能性を信じて夢を追いかけるマクベスを見て、自分は何もない空っぽな存在なのだと彼女は憂う。

しかしそれを聞いた瞬太は、「弱ってる人にミートソースつくってあげたりさ、粉チーズまで用意できる人の中身が空っぽなはずないよ」と彼女の生き方を全面的に肯定してみせる。第5話は瞬太=神木隆之介の存在が本当に救いだった。

ほっと安心したような、それでいて不安が残る、つむぎの微笑が心に響く。彼女もまた、姉と離れることを決めた。

20代の後半、どこからともなく一歩踏み出すことを強いられゆくマクベスと姉妹。『コントが始まる』は解散と離別を決めた“後”という、未知なるアディショナルタイムに突入した。

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ドラマ「コントが始まる」6話のあらすじ・ネタバレ

【コント『金の斧銀の斧』】

春斗「潤平がこの10年間変わらずに信じ続けた物を一つでも成就させてやりたかった……」

コント『金の斧銀の斧』。ステージに現れるきこり役の春斗(菅田将暉)とその弟子を演じる潤平(仲野太賀)。

チェーンソーを池に落としてしまった潤平の前に、女神役の瞬太(神木隆之介)が登場して……。マクベスによるとりとめのないコントの『前フリ』が始まる―――。

正式に解散が決まり、残された日々を過ごすマクベス。

実家の酒屋を継ぐ決心をした潤平は、高校時代から付き合っている恋人・奈津美(芳根京子)との関係に人知れず閉塞感を感じ始めていた。

もともとは奈津美を笑わせたい一心で始めたお笑いだったが、マクベスが解散する今、大企業で働いていて自分とは不釣り合いな奈津美との関係も終わらせるべきなのか……。

一方の奈津美もまた、芸人を辞めた後の潤平をどう受け止めていいのか悩んでいて……。

マクベスという柱を失い、二人の関係は未来が見えなくなり始めていた。

そして、マクベスを心の支えにして来た里穂子(有村架純)もまた、これから進むべき28歳以降の未来について、人生の岐路に立たされる。

それは、これから里穂子の家を出て行くつむぎ(古川琴音)と、マクベス以外の生き方を知らない春斗も同じで……。

努力が報われなかったかもしれない人生。

それでも変わらずに信じていいものは心の中にきっとあるはず。

「未来」が見えなくても、「今」が俯く状況でも、それでも「今日」できること、「今日」の幸せは絶対にある。

見た人が少しだけ前を向けるように、そっと背中を押される第6話。暖かな胸の高鳴りがここにある。

ドラマ「コントが始まる」6話のネタバレ・感想

マクベスは本当に解散してしまうんだな、と何度も実感させられる『コントが始まる』(日本テレビ系)第6話。

里穂子(有村架純)の要望でマクベス結成の聖地・ポンペイに訪れた一同。どことなくマクベスの3人が明るく見えるのは、空元気なのか、「卒業式前の高揚感と一緒」(第5話での潤平のセリフ)だからなのか。

どちらにしろ、意を決したものたちの振り返りとして「始まりの地への回帰」があるような気がして、マクベスのまま前に進むことはないんだと改めて感じさせる場面だ。そこで恩師の真壁先生(鈴木浩介)にも解散することを報告。

「10年間、周りの雑音に流されることなく、愚直に夢を追い続けたお前らのほうが、ずっとずっとえらいし、ずっとずっとすげぇんだからな」。そんな先生からの激励を噛みしめながら、春斗(菅田将暉)、潤平(仲野太賀)、瞬太(神木隆之介)の3人は解散後の人生を見据え出す。

潤平は奈津美(芳根京子)との結婚を考えてか、酒屋である実家を継ぐ覚悟を決める。しかし姉(木村文乃)からは「(彼女が)酒屋を継いだあんたと一緒にいたいと思ってるの?」と問われ、奈津美を笑わせるために芸人を始めた以上、その終わりとともに関係もフェードアウトしていくのが筋かもしれないと不安感を抱え出す。

本当にそうなのだろうか? 潤平が笑わせてくれるから奈津美は付き合うことを決めたのか。いやそうじゃない、とここで彼らのすれ違う仲を取り持つのが、策士・春斗の途方もない優しさである。

同じ金子茂樹脚本のドラマ『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)の濱田岳と榮倉奈々の雰囲気を彷彿とさせる、高校時代の潤平から奈津美へ向けられた愚直な愛情表現。それは変わらぬ純度を保ったまま、10年を経た今も存在している。

その「変わらないこと」の素晴らしさをこそ春斗は見出そうとした。変わらないことは愚かであるかもしれない。社会に揉まれ成熟していく奈津美と潤平の間では、どうしても溝ができてしまったかもしれない。

しかし春斗は、潤平の「変わらなさ」を、奈津美を笑わせるための「あえて」だと言う。そんなことができる人は、潤平しかいないのだと。「潤平がこの10年間変わらずに信じ続けたものを、ひとつでも成就させてやりたかった」。それが春斗の、マクベスの10年を肯定する祈りでもあった。

マクベス解散ライブのチラシ裏に書かれた大作戦計画の元、中浜姉妹とも華麗なチームワークを見せながら潤平へのサプライズを決行する奈津美。撮影もドッキリの映像みたいに撮られていて見返すほど面白いのだけれど、仲野太賀の新鮮なリアクションと、春斗に水をぶっかけるという10年前の反復がさらに感動を誘う。

帰り道で潤平はようやく「実家の酒屋を継ごうと思ってる」と奈津美に告げ、両親にも会わせてもらえることに。潤平と奈津美の抱擁は美しく、しかしマクベスの解散とともにあるそれはやはり悲しくもある。

時は動き出すのだ。

『コントが始まる』はマクベスと中浜姉妹5人の密な交流を中心に据えながらも、根底に常に「孤独」が漂っているのが面白いところだ。第6話も潤平と奈津美の幸せな方向性を提示しながら、残りの4人は迷宮をさまよっているよう。

「私の人生にはサプライズなんか起こらないんだろうな」と冗談めかして嘆くつむぎ(古川琴音)がいれば、「俺がやってあげよっか」とフォローするも「瞬ちゃんには最初から期待してませんから」と切り捨てられる瞬太がいる。第4話で母を亡くした彼は「俺にはもうマクベスしかなくなっちゃった」と言っていたことを思い出す。

春斗と里穂子もまた、「自分には誇れるものが何もない」と将来を案じるふたりである。妹が家を出ていくことも相当こたえている様子の里穂子、潤平と奈津美の仲を取り持つ春斗。

つむぎー瞬太、里穂子ー春斗と恋愛関係に収まるのは、いささかドラマ的展開すぎるだろうか。解散(=ドラマ完結)までの残された時間、それぞれがどのような模索を続けるのかしっかり見ていたい。

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