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朝ドラ「ごちそうさん」に出演していた杏さんが出演するTBSドラマ日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」の7話、8話、最終回のあらすじやネタバレ、キャスト情報や無料動画や見逃し配信を無料視聴する方法について紹介していきたいと思います。
このドラマは映画やドラマなどの作品化が既に多くされている小松左京さんによる日本のSF小説が原作なのですが、2021年のドラマ版としてどのような物語が描かれるのか注目です!
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・僕はどこから
・アンナチュラル
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・共演NG
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・逃げるは恥だが役に立つ
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・初めて恋をした日に読む話
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ドラマ「日本沈没-希望のひと-」7話のあらすじ・ネタバレ
第6話ご覧頂きありがとうございます✨
田所博士が逮捕されるという衝撃のラストで幕を閉じた今回…次週、天海は田所を救えるのか⁉️そして黒幕は誰か❗️さらに世界との駆け引きが始まります‼️
ますます加速する物語を是非お楽しみに👀#日本沈没希望のひと#第7話は11月28日📣 pic.twitter.com/9j7jAGlVKe— 11/28第7話⭐️日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」 (@NCkibou_tbs) November 21, 2021
日本沈没の機密情報を漏洩した疑いで、田所博士(香川照之)が東京地検特捜部に連行された。
国家機密とされていた日本沈没も里城副総理(石橋蓮司)主導のもと、なかったことにされようとしていた。
追い討ちをかけるように、著名なジェンキンス教授(モーリー・ロバートソン)も日本沈没を否定。企業の協力も得ることができず、天海(小栗旬)は、窮地に追い込まれる。
一方、Dプランズから政府に接触があり、海外の土地購入の話を持ちかけてくる。秘密裏に動くべく、その土地を東山総理(仲村トオル)は購入を決断。
そんな中、天海は椎名(杏)の協力を得ながら、田所を陥れたい人物を特定しつつあった。
その人物とは……?
そして、すべてが明らかになった時、世界との駆け引きが始まる。
はたして、日本人総移民の希望を見出すことができるのか。
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」7話のネタバレ・感想
現実にないものを表現するのがフィクションの良さだ。とはいえ、ありえない未来予想図が別の形で実現することもあり、フィクションだからといって決して侮ることはできない。第7話「売国の正体」では、田所博士(香川照之)とDプランズ社の不正疑惑や極秘裏に進められる移民交渉と大国間の駆け引きが描かれた。
田所が逮捕される衝撃のシーンで終わった前話。天海(小栗旬)も思わず「こんなことをして何になるって言うんだ!」と叫ぶ。身の潔白を主張する田所だったが、田所の携帯からはDプランズ社に機密情報を提供した証拠が発見される。田所については、これまでも自説の信ぴょう性に疑問が投げかけられ、何度も疑惑が持ち上がってきた。そのたびに天海が擁護して事なきを得たが、動かぬ証拠を前に「日本の永遠の繁栄を信じたい人間が私を陥れたんだ」と陰謀論のようなことを口走る姿に、今度こそ田所はクロだと思ったのは筆者だけではあるまい。
刻一刻と迫る日本沈没を予測するため、勾留中の田所に代わってデータ分析を任されたのは世良(國村隼)だった。関東沈没の予兆を示すデータを改ざんしたことで地位を追われた世良が、田所の窮地を救うために戻ってくる。難色を示す世良に天海が放った「改ざんしたということは見抜いていたということですよね?」の口説き文句が冴えていた。再検証の結果、世良が下した結論は「全部沈没」。避けられない現実を前に東山総理(仲村トオル)の命を受けて、天海たちは移民交渉に本腰を入れる。
といっても百万人単位の移民を受け入れる国がそうあるはずもなく、交渉の難航が予想される中、日本が持つ数少ない交渉カードの一つが海外への企業移転。資産と国際競争力を有する企業を移民先の国に移転すれば、税収も含めて受け入れ側にもメリットが生じる。しかし並み居る大企業トップは難色を示す。経団連会長でもある生島自動車会長の生島(風間杜夫)は「移民のために我々企業を他国に売ると言うんですか?」「企業の営みはそんな簡単なものじゃない」と一喝。常盤(松山ケンイチ)の父で常盤グループ会長の統一郎(小野武彦)も「我々企業への冒とく」と拒否する。天海たちの思惑は早々に頓挫してしまった。
『日本沈没-希望のひと-』では、日本沈没を信じる側と否定する側の対立が一貫して描かれてきた。一方の側には天海や田所、椎名(杏)がいて、もう一方の側には副総理の里城(石橋蓮司)やかつての世良、企業トップたちがいる。双方の主張を比較すると、前者が想定に基づいているのに対して、否定する側の言い分は現実的でいかにももっともらしく響く。日本沈没自体が架空の設定であることもあるが、それは本作の本質が想像力と現実の対立を描く点にあることを示している。
ときに現実は想像力の壁になる。現実や常識が災害時の対応の遅れや被害の拡大を招いてしまう事例は多くある。災害が災害であるのはそれが想定外の不確実性を伴うからで、だからこそ未知の危険を想定することが被害を最小限にとどめることにつながる。現実世界を舞台にした作品は、地震や海面上昇など起こり得る災害に対して警鐘を鳴らす意味を持つ。その反面、あくまでフィクションであり、安心して観ることのできる距離感も重要だ。本作が多くの視聴者を引き付けているのはその距離感が絶妙だからだろう。
国土の沈没は国の斜陽を意味し、大企業の海外移転をめぐる駆け引きは日本を支えてきた企業の経営権が外資にわたる現状とも重なり合う。グローバル企業の移転をめぐる米中の綱引きは国際政治を戯画化していた。なによりも「どん底を這いあがってきた日本人だからこそ、きっとまた未来を築けるはず」という天海の言葉に、原作が書かれた48年前と先行き不透明な現代が二重写しになって見えた。
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」8話のあらすじ・ネタバレ
第7話ご視聴ありがとうございます🙇♀️
残すところあと2話📣
迫る日本沈没へのカウントダウン…閉ざされた世界への扉をこじ開けろ‼️最後まで希望を捨てずに闘う人々の物語を見届けてください🤲#日本沈没希望のひと#次週最終回前‼️#最終回はなんと2時間3分SP pic.twitter.com/qqwL5J5HfE— 12/5第8話⭐️日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」 (@NCkibou_tbs) November 28, 2021
アメリカの会見を受けて、中国は日本政府との移民交渉を完全に遮断。そして、世界各国も中国の動きに同調し、もはや世界との移民交渉の窓口は閉じられた。
また、日本沈没という情報が全世界に知れ渡り、日本国内でも政府や東山総理(仲村トオル)に対しての怒りやデモは日増しに高まっていた。
そんな中、中国に再度交渉しに行った日本政府は、到底不可能な条件を突きつけられる。
天海(小栗旬)と常盤(松山ケンイチ)は、何とか移民交渉を進めるために中心となって動くが、なかなかうまくいかない。
八方塞がりの中、田所博士(香川照之)からは日本沈没はいつ起きてもおかしくないという話を聞かされる。
追い込まれた天海は、唯一の打開策を思いつく─
それは、中国に対しての一か八かの危険な賭け。里城副総理(石橋蓮司)の協力も得て、その賭けに出る天海だったが…。
そして、衝撃的な出来事が待ち受けていた…
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」8話のネタバレ・感想
希望はつくり出すものなのかもしれない。前回、対立するアメリカと中国を向こうに回し、両面作戦で有利な条件を引き出そうとした天海(小栗旬)のもくろみは東山総理(仲村トオル)の失策で水泡に帰した。中国政府は日本を名指しで非難し、世界中に日本沈没が知られてしまう。移転交渉は暗礁に乗り上げ、国際的な信用を失った日本円と日本企業の株価は暴落した。
第8話のキーワードは「希望」だった。中国が代案として提示したのは常盤医療を含む5社の移転。しかし、常盤グループ会長で常盤(松山ケンイチ)の父、統一郎(小野武彦)は首を縦に振らない。「日本人を海外に逃がせばそれでいいと思ってるのかもしれないが、その先には一人ひとりの人生が続いていくんだぞ」と統一郎。マスコミの集中砲火に加えて、頼みの綱の企業にまでそっぽを向かれ、もはや打つ手なしとも思われた。
まさにどん詰まり。だが、それ以上に危機的だったのが人心の荒廃。なかには冷静さを失う者も見られた。自棄を起こした客が居酒屋で暴れ、街宣車は東山と世良教授(國村隼)を糾弾。「今まで頑張ってきたことが全部台無しになって、今この瞬間もどうなるかわからない中で、夢や目標も全部奪われて人間関係もバラバラになりますよね」。ため息交じりの椎名(杏)の言葉は状況を的確に言い表していた。それに天海がポツリと返した「やっぱり希望が必要だな」が、本作の真のテーマを浮かび上がらせた。
原作の小松左京『日本沈没』は、SF的な装いの根底に国土を失い流浪の民になった日本人を描くというテーマがあった。これに対して本作は現実世界に通じる政治の内幕やリーダー論を扱う一方で、「希望のひと」という副題が示しているように、危機的状況にあって出口を見つけようとする態度が一貫している。そして、それこそが2021年に『日本沈没』を届ける意味にほかならない。天海を主人公に据えた意味もそこから鮮明になる。政治家の顔ぶれが変わっても、公務員は粛々と仕事を遂行しなくてはならない。政治がさじを投げだした課題にも粘り強く課題解決に取り組む彼らは諦めてはいけない人でもある。
その1人である天海は、居酒屋の看板娘・愛(与田祐希)の一言から逆転のヒントを得る。企業トップの統一郎が考え抜いた末に出した結論は表向き天海たちとぶつかり合うようだったが、ある一つの点で天海と共通していた。「希望の見えないところに大事な社員を行かせるわけにはいきません」。それなら希望を作り出せばいいのでは? 天海の考えは関東沈没復興のグリーンシティ構想を応用して、各国にジャパンタウンを建設するというものだった。「国土を失う日本人にとって希望になる」。街ごと移住すれば移住者も安心して知らない国で暮らすことができる。移住者が希望を持てるようなプランは、流浪の民族を憂う原作へのアンサーにもなっていた。
誰がどの国に移住するか。家族あるいは友人単位か、抽選あるいは若い年代を優先するか等々、移住を実現するため超えなくてはならないハードルは多く、未来推進会議の議論は興味を惹くものだった。『日本沈没-希望のひと-』は、最終話を前に、政治的な駆け引きから一転してじんわりと人間的なぬくもりを感じさせた。天海と椎名の関係や突如勃発したテロなど気になる要素もある中で、確実にやってくる日本沈没の日を待つことにしよう。希望を抱きながら。
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」最終回のあらすじ・ネタバレ
第8話ご視聴ありがとうございます✨
いよいよ次回、最終回‼️なんと2時間3分SPです📣ついに起きてしまう日本沈没…最後の一人まで諦めず戦う天海たちに待っている未来とは⁉️#日本沈没希望のひと#最終回は12月12日夜9時 pic.twitter.com/Yrbz3eo6hD
— 12/12最終回⭐️日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」 (@NCkibou_tbs) December 5, 2021
東山総理(仲村トオル)を狙ったテロのニュースは、全世界に大きな衝撃を与えた。
国内の情勢が不安定と判断されて移民計画に影響することを恐れた日本政府は、早急に里城副総理(石橋蓮司)を総理代行にして世界へアピール。
しかし、移民計画が進行していた矢先に、さらに予期していなかった悲劇が起こってしまう…。
天海(小栗旬)、常盤(松山ケンイチ)ら未来推進会議が中心となって事態の打開に挑むが、状況は改善しない。そして、遂に全世界で日本人移民の受け入れ停止が発表される。
そんな中、追いうちをかけるように田所博士(香川照之)から、「日本沈没までもう時間がない」と警告される。それでも最後の一人を救うまで、天海は関東に残って立ち向かう決意をする。
そして、ついに恐れていた日本沈没が─
天海や常盤は、無事なのか…
日本人にとって希望のひととなれたのか!?
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」最終回のネタバレ・感想
最終話は、事前予想が飛び交う中、想像をはるかに超えるアクシデントに見舞われながらも、未来への希望と願いを込めたラストシーンとなった。
前話で中国政府の了解を得たことで、各国との移民交渉も再開。そうした矢先、東山総理(仲村トオル)と世良元教授(國村隼)の滞在先のホテルが爆破される。犯人はCOMS推進に反対する活動家で、円暴落への憤りからドローンによるテロを強行。東山は一命を取り留めたが、世良は帰らぬ人となった。臨時代行を務めた里城(石橋蓮司)は、生島自動車会長の生島(風間杜夫)を移民担当特命大臣に任命して難局を乗り切ろうとする。
海外移住については移民先を抽選で決定することになり、移住が開始された折も折、世界中を揺るがす新たな感染症が報告される。嘔吐や発熱を伴い、感染者を死に至らしめるルビー感染症の変異株が日本人の移住した地域で発生。明らかに新型コロナウイルスを意識したと思われるルビー菌は、生物を宿主として経口感染するが飛沫感染はしない。各国は感染症を持ち込んだのが日本人であると考えて、移民受け入れ停止を表明。一刻の猶予も許されない中、天海(小栗旬)は閉じてしまった扉をこじ開けるために知恵を絞る。
政治への風刺やジャーナリズムへの問題提起など、時事的な話題が随所に登場する本作だが、最終話でも現在進行形のトピックを積極的に取り込んだ。コロナウイルスに関して幸いにも日本では小康状態にあるとはいえ、世界中で新たな変異種が流行の兆しを見せており、緊急事態宣言下で社会を覆った閉塞感は今なお生々しく記憶にある。地殻変動という脅威を克服する取り組みを阻んだのが、同じく地球が生み出した感染症だったこと。それがドラマの中だけと言いきれないことを、震災と感染拡大を経験した私たちは知っている。現実と並走した『日本沈没-希望のひと-』は、結果的にポストパンデミック時代の危機を描く作品になった。
海底のスロースリップは田所博士(香川照之)の予想を超えるスピードで進行していた。安全に移住できるメリットは4カ月で、残された人口は9千万人。1日で輸送できるのは100万人なので、1カ月以内に受け入れを再開させなくてはならない。天海たちは常盤(松山ケンイチ)の父で常盤ホールディングス会長の統一郎(小野武彦)に治療薬の開発を急がせる。椎名(杏)の情報によると、変異株は日本人移民がいない場所でも同時多発的に報告されており、環境問題の権威ブラント博士の研究では、ルビー菌は温暖化によってグリーンランドの永久凍土から溶けだしたものである可能性が高い。そして、変異種に効かないと思われていた常盤製薬の治療薬に他社の治療薬を合わせて投与することで、重症化を防止できることが判明。この成果を引っ提げて、東山は世界環境会議で渾身のアピールを行う。
どんな絶望の中にも希望は存在する。既存の治療薬の組み合わせが変異株に効くことは、希望は作り出せるというメッセージでもあった。誰よりも絶望的な状況に置かれていた日本が起死回生の策を見出せたのは決して偶然ではなく、命を救いたいという思いから発した行動が世界のリーダーたちの心を打った。そのことは、本当の危機に直面した時に、私たちが立場の違いを超えて協力し合えることを伝えていた。
日曜劇場の諸作品の中でも、本作は特に私たちが生きる社会とじっくりと向き合った作品だった。天海や政府関係者による群像劇の真の主役は、日本という国そのもので、それは国土に住む一人ひとりにそれぞれのドラマがあることを意味する。一方、最終話で強調された環境問題や災害に対する危機意識の醸成も本作の重要なテーマだった。本作が託した希望の形は様々であるが、結局のところ、それは受け取ってくれる相手がいることと言えるかもしれない。天海が家族と離ればなれになりながら自らの任務を遂行できたのは、同じく孤独を抱えながらも使命感に突き動かされた椎名や田所の存在があったからではないだろうか。
ドラマ「日本沈没-希望のひと-」のキャスト
TBS日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」が2021年10月にスタートします🌅
主演 #小栗旬 さん‼️前代未聞の事態に、立ち向かう"希望"の物語をお届けします❗️#松山ケンイチ #杏 #仲村トオル #香川照之 豪華出演者もお見逃しなく👀#日本沈没 #希望のひと pic.twitter.com/s6bMMuksEk— 【公式】日曜劇場「日本沈没-希望のひと-」 (@NCkibou_tbs) November 25, 2020
天海啓示 演:小栗旬
環境省の官僚。CO2問題や産廃リサイクル問題に取り組む。
野心家で、大義のためには手段を選ばず、強引な手法で政策を推し進める面がある。
ただ根底にあるのは、環境問題に関してなんとしても良くしたいという純粋な想い。
その想いを抱いたのには高校時代のある出来事が関係している。
官僚になってから、仕事優先で家庭を顧みなかったために一年前から妻子と別居。
8歳の一人娘は妻と共に暮らしている。
省内では順調に出世し、「COMS<コムス>」事業に主要な立場で参加。
そして、官邸主導のもと各省庁の次代を担う精鋭達を招集した“日本未来推進会議”に、環境省代表として参加が決まる。
会議で活躍して、その先には政治家になるという並々ならぬ決意があったが、田所博士との出会いによって、とてつもない運命に巻き込まれていく。
小栗旬のコメント
「日本沈没」という未だかつてない困難に立ち向かっていく作品です。
ただでさえ苦しい環境の中、この題材は非常に難しいお話ですが、その中でも“希望”と“人間の強さ”を届けられるよう、自分を含め、キャスト・スタッフ全力で希望を持って真摯に作品に向かっていきます。
今を生きる皆さんへの賛歌になれるような作品にしていきたいと思っておりますので、ぜひご期待ください。
常盤紘一 演:松山ケンイチ
経産省代表の“日本未来推進会議”メンバー。
旧財閥系の家系で生まれ育つ。
父の後押しもあり、常盤の兄が財閥を受け継ぎ、常盤自身は官僚として産業を支える道を選んだ。
第一線の企業人に豊富な人脈を持ちながら、それを鼻にかけない人当たりの良さもあり、一目置かれている。
また、物事を客観的に見ることに長けていて、常にメリットとデメリットを秤にかけながら調整することができるリーダータイプ。
ゆくゆくは政治家になることも視野に入れている。
天海とは東京大学時代の水泳部の同期。
天海と双璧をなす優秀さであり、互いを認め合う仲でもあった。
その盟友関係は社会人になってからも変わらず、「COMS<コムス>」推進で環境省の天海と共闘し、後ろ盾となる有力な企業人を紹介することで、天海の政界進出の野望を応援する。
松山ケンイチのコメント
まだ全ての台本が手元に無いのでどんな話になるのか分かりませんが、想定外の国の危機に日本人はどう立ち振る舞っていくのか、どう助け合っていくのか、どんな答えが出るのか、楽しみです。
客観的に国のこととそこに生きている自分自身を見つめ直すきっかけになる作品になると思います。
椎名実梨 演:杏
週刊誌サンデー毎朝の女性記者。
普段は人当たりもよくおっとりとしているが、正義感が強く、弱者が痛めつけられるような出来事などは徹底的に調べあげないと気が済まない。
毎朝新聞政治部の記者だったが、時に攻撃的になる取材姿勢が仇となり、系列の週刊誌に異動させられた。
新聞記者に戻るために大きなスクープをあげようと、詐欺紛いの環境ビジネスを行う企業「Dプランズ」の不正と、それに癒着する環境省の腐敗を暴こうと取材を続けている。
その中で、環境省の天海に接触。
最初は疑いの目を向けていたが、天海の思いを知るうちに打ち解けていき、信頼関係を築いていく。
現在は母親と二人暮らし。
いずれは結婚を考えているが、仕事第一でなかなか意中の相手と出会えていない。
杏のコメント
今回初めてTBS連続ドラマにレギュラー出演させていただくことになりました。
日本沈没というどうしようもない自然の脅威にどう立ち向かうかというキャラクターたちの姿は、今の混乱の世の中で戦っている皆様と近い気持ちで共鳴し合えるのかなと思っています。
そして、演じる私たちもそのような不安や脅威を抱えつつ乗り切ることになります。
これを映像として残せることは意味があるような気がしています。
万全の体制で挑みつつ、全力でぶつかっていきたいと思います。
東山栄一 演:仲村トオル
高い支持率に支えられた若くてクリーンな総理。
丁寧でわかりやすい言葉を使うことや姿勢から、国民からの人気は高い。
10年先、20年先の日本をどうするかを考えており、日本を環境先進国にするべく数々の環境対策を打ち出す中で、特に一番力を入れたのが「COMS<コムス>」。
「COMS<コムス>」の推進を諸外国に向けて高らかに示したが、党内を牛耳るいわゆる与党のドンを前に、なかなか思い通りの意見を通せない。
無派閥ゆえに政権内での決定権がなく、守旧派に忖度して結果的に強引な決断ができない弱さがある。
その現状を打開するために、各省から一名ずつ若手エリート官僚を選抜して、日本の未来のための政策を議論する諮問会議“日本未来推進会議”を発足する。
仲村トオルのコメント
2007年の『華麗なる一族』以来の日曜劇場。
はじめての総理大臣役に緊張しています。
僕が演じる東山首相は、物語のはじめは一国のリーダーとしてはやや弱く甘い男に見えますが、逆風の中、上り坂を登った足に力がつくように、最終回を観た人たちに、困難な状況の日々でも諦めず前を向いて歩き続けた人間の未来には少し強くなった新しい自分がいる、というような希望を感じていただけるように全力で頑張ります。
田所雄介 演:香川照之
日本地球物理学界の異端児。
かつては東京大学の教授として、GPSデータに基づく地震予測精度の向上に貢献して世界的な賞を受賞、国内外の尊敬を集めていた。
だが、地球温暖化に関心を抱いて以来、論文も発表せずに環境問題の研究にのめり込み、その研究費欲しさから経費を流用して東大を追われることとなった。
しばらくは海外にいたが、東日本大震災を機に日本に戻って地震の研究を再開。
温暖化による海面上昇や大型台風の頻発、そして「COMS<コムス>」が伊豆関東沖の海底プレートに歪みを生んでいて、関東沈没の可能性が生じていることに気付く。
2023年、週刊誌に「近い将来、関東圏一帯が沈没する」という説を発表。
これがきっかけで、一部のネット民や環境活動家がデモを起こして、国民にも不安を与えることになる。
香川照之のコメント
政府側の海洋環境改革方針に対し、独自の理論で徹底的に異論を唱える頑固な博士の役です。
ドラマの原作は何十年も前のものですが、環境破壊問題はいま別の形でこの地球を襲っています。
その意味でも我々には、未来まで持続可能な環境への取り組みが不断に求められている。
日本が沈没するという、かつては荒唐無稽と思われたテーマを通して、地球が現在抱えている多くの課題を、改めてこのドラマで訴えていきたいと思っています。
石塚平良 演:ウエンツ瑛士
天海啓示と共に各省庁の代表として召集された、個性豊かな“日本未来推進会議”メンバーの1人。
厚生労働省代表でメンバー最年少。各省庁間で対立し合う会議メンバーの中で、潤滑油となる存在。
ウエンツ瑛士のコメント
素晴らしいキャスト、スタッフさんの皆さんとお芝居を出来る喜びに満ち溢れています。
歴史のある作品で気の抜けないシーンが続いていきますが、その中で、弱さが剥き出しになった時に起こる人間ドラマを楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
1つの判断が命を左右する未曾有の危機においてのムードメーカーという役割は、役柄的にも僕自身も常に不安との闘いでした。しかし希望も絶望も全て人の中にある事を改めて学べる素晴らしい作品です。
相原美鈴 演:中村アン
外務省代表で上昇志向が強い日本未来推進会議・副議長。
中村アンのコメント
日本未来推進会議に外務省の代表として男性と肩を並べて参加し、自分の意志をしっかりと持つ上昇志向の強い女性、相原美鈴役を演じさせていただきました。
日本沈没という、想像し難い困難に直面した時、人々はどう乗り越え生きていくのか。
絶望の中に希望を見いだし諦めずに進む姿に、とても勇気をもらえる作品です。
安藤靖 演:高橋努
国土交通省代表で無口。
織辺智 演:浜田学
財務省代表で関西弁が特徴的な嫌味なインテリ。
北川亜希 演:河井青葉
生真面目な法務省代表。
財津文明 演:六角慎司
文部科学省代表で変わり者。
大友麟太郎 演:山岸門人
総務省代表でコミュニケーション能力の高いインテリ男子。
仙谷治郎 演:竹井亮介
防衛省代表で体育会系。
白瀬綾 演:高野ゆらこ
農林水産省の代表で現実主義者。
存在感は個性豊かな日本未来推進会議メンバーの中でも群を抜いている。
長沼周也 演:杉本哲太
内閣官房長官で、“日本未来推進会議”の指揮をとる。
生島誠 演:風間杜夫
日本が世界に誇る自動車会社「生島自動車」会長兼経団連会長で、政財界からも尊敬される知識人であり、政治家に最も顔が利く経済人だ。
常盤紘一(松山ケンイチ)を昔から可愛がっていて、彼に紹介されて出会った天海にも好感を示す。
里城弦 演:石橋蓮司
副総理。何よりも日本の主張と利益を最優先する生粋の国粋主義者。
与党の最大派閥を率いる守旧派勢力のドンであり副総理の里城には、弱小派閥出身の東山総理も逆らえない。
そんな里城は、天海の前に立ちはだかる最も大きな壁となっていく。
天海佳恵 演:風吹ジュン
天海啓示の母。昔は栄えていたが今は寂しい漁港がある天海の故郷に一人で暮らしている。
夫を亡くしてからは漁港の女性リーダーとして強く明るく生きてきた人物。
天海香織 演:比嘉愛未
天海の妻。天海との一人娘・茜の持病を気にかけ娘を第一に考える母。
夫である天海との関係は悪くはないが、仕事に邁進し家庭を顧みてこなかった天海と向き合うために別居をしている。
椎名和子 演:宮崎美子
椎名実梨の母。
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