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おひさま わろてんか

「天国と地獄サイコな2人」ネタバレ!無料動画見逃し配信を最終回結末まで紹介!

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「天国と地獄サイコな2人」ネタバレ!無料動画見逃し配信を最終回結末まで紹介!

朝ドラ「わろてんか」などに出演していた高橋一生さんが綾瀬はるかさんとダブル主演を務めるTBSドラマ日曜劇場「天国と地獄サイコな2人」の1話から最終回までのあらすじやネタバレ、キャスト情報や無料動画や見逃し配信を見る方法について紹介していきたいと思います。

このドラマは日曜劇場の中でも特異なドラマかもしれません。

男女の魂が入れ替わってしまう内容なのですが、綾瀬はるかさんも出演するとなると、「JIN-仁-」を思い出しますよね?

タイムリープものでも人気が出るドラマは他にも「テセウスの船」がありましたが、タイムリープのように、入れ替わりものもかなり魅せ方が難しいと思います。

そんな難しいドラマ、本当に面白いのか面白くないのか・・・先ずは動画配信から紹介していきたいと思います。

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ドラマの放送が進むにつれて、過去に放送された放送回をもう一度見たい・・・と思うのはドラマ好きとしては当たり前の感情ですよね?

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・Nのために
・逃げるは恥だが役に立つ
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・レンタルなんもしない人
・凪のお暇
・陸王
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・ブラッディ・マンデイ
・ごくせん
・小さな巨人
・私の家政夫ナギサさん
・恋はつづくよどこまでも※スピンオフドラマあり
・義母と娘のブルース※スピンオフドラマあり
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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」あらすじ・ネタバレ

警視庁捜査一課の刑事・望月彩子(綾瀬はるか)は、努力家で正義感が強く、気が強く、それに加えて上昇志向も強い、慌てん坊な35歳。

物事を「~すべき」「~であるべき」と考える“べき論”タイプ。

故に、その物言いや性格は上司や周囲の人たちには煙たがられている。

とにかく融通が利かず一直線で、頑張りすぎて失敗も多い存在。

自分を馬鹿にする周囲に一矢報いるためには、大手柄をあげ、目にものを見せるしかない!

「必ず、絶対、100%、手柄立ててやる」

そう意気込んでいたある日、独自の捜査でかき集めた証拠を手に、ある殺人事件の容疑者となる男・日高陽斗(高橋一生)を、自らの手で逮捕する大チャンスが到来!

しかし、そんな矢先に彩子は・・・なんと不運にもその男と魂が入れ替わってしまう・・・。

「善と悪」そして「女と男」。まったく正反対の2人が入れ替わった姿を、綾瀬と高橋がどのように演じるのか、注目していただきたい。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」1話のあらすじ・ネタバレ

望月彩子(綾瀬はるか)は、努力家で正義感が強く、上昇志向も強いが慌てん坊な刑事。

思い込んだら一直線で失敗も多いため、周囲の刑事たちからは煙たがられている。

そんな彩子はある朝、出勤時間ギリギリに起床。朝からバタバタと急ぐあまり、電車内でうっかり自分だけマスクをしていないことに気付く。

すると、偶然乗り合わせた男性(高橋一生)から自社製品のサンプルだというマスクを譲り受ける。

そんな中、とある殺人事件が発生。

管理官が刑事たちに現場へ急行するよう指示するが、なんとその時、捜査第一課に居合わせたのは、過去の失敗で謹慎中の身であった彩子のみ。

彩子は、刑事として挽回する願ってもないチャンスの到来に、「絶対に手柄を立ててやる!」と息を巻いて現場へ急ぐ。

向かった先には、遺体の口内にパチンコ玉が詰められた、猟奇的殺人現場が広がっていた。

しかしその猟奇的惨状の反面、掃除されたばかりのような清涼感を感じる現場に違和感を覚える彩子・・・。

そんな彩子の違和感を解消したのは、彩子の能天気な同居人・渡辺陸(柄本佑)。

清掃現場でアルバイトをしている陸によると、匂いのない業務用の特殊洗浄剤がこの世に存在することが分かる。

その洗浄剤の製造元は創薬ベンチャー企業のコ・アース社。

あろうことか、そのコ・アース社、社長の日高陽斗は、なんと数日前彩子に電車内でマスクをくれたあの男だった・・・。

自分だけが知る重要参考人に、何か運命めいた物を感じた彩子は早速日高のもとへと会いに行く。

しかし、その時はまだ、表向きは若くしてベンチャーを立ち上げた敏腕経営者・日高が、裏の顔は類まれな頭脳と知識を駆使したサイコパスな殺人鬼であることは知る由もなかった・・・。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」1話ネタバレ・感想

この物語のキーは、なんといっても女刑事・望月彩子(綾瀬はるか)とサイコパス殺人鬼・日高陽斗(高橋一生)の魂の入れ替わりだ。

“どんなタイミングで入れ替わるのか”と楽しみにしている視聴者を引きつけ続けて約1時間、ようやく2人の魂が入れ替わる。

それは彩子と警察がやっとのことで日高の捜査令状を取ることができたタイミング。

つまり刑事の彩子が自らの手で追い詰めたと同時に、容疑者の日高と入れ替わってしまうという皮肉な結果だ。

物語の始まりは、1件の猟奇殺人。

レジャー事業会社を経営する社長が、丸い石のような凶器で殴打されて殺害された。

その口には大量のパチンコ玉。そして、左手には「Φ」の血文字。

その様子を見たベテラン刑事・河原(北村一輝)は、3年前に起きた官僚が同じような手口で殺されたことを思い出し、シリアルキラーによる連続殺人だと主張する。

男社会が根深い警察という世界で、一度大きなヘマをしたこともあり、肩身の狭い思いをしていた彩子。

この事件で手柄を上げれば、名誉挽回のチャンスと意気込む。

現場に足を運んだ彩子は妙な清潔感に気づき、後輩の八巻(溝端淳平)と独自に進めることに。

清掃業のアルバイト経験のある同居人・渡辺陸(柄本佑)のアドバイスにより、殺害現場が特殊な洗浄剤で拭き上げられていたことが判明。

その製造元が日高の経営するコ・アース社であり、市販される前の試作品であったことを突き止める。

日高に任意で話を聞きに行くと、最初は被害者を全く知らない様子で話していたのに、「一人暮らしなのによく見つかりましたね」と被害者と面識がなければ知らないような情報をこぼす。

加えて、犯行時刻に「3時間も1人で散歩をしていた」と、実に怪しい証言をする日高に、彩子はますます疑いの眼差しを向けるのだった。

さらに、後輩・八巻のお手柄により日高がボストンの研究者時代にも、連続殺人事件の容疑をかけられていたとわかる。

なんとか河原よりも先に捜査令状を取れるだけの物証を揃えたい彩子は八巻に上への報告を口止めし単独行動を続ける。

しかし、警察は組織力で悪と対抗するもの。

捜査会議に遅れた彩子を待ちきれず、八巻はボストン時代の日高の情報をやむなく報告してしまう。

当然、彩子は怒り心頭だが、その恨みがましい顔を、河原が一喝。

河原は、セクハラ発言もあれば、多少の違法捜査もいとわない強引なタイプ。

だが、悪を捕まえるとう正義はブレていない。

そんな河原から見れば、彩子の正義感は自分が評価されるためだけもの。

彩子の「べき論」はいつの間にか、自分は正しく評価されるべきだという論理にすり替わっていたのだった。

だが、彩子はそれでも止まらない。

正義感というのは、自らを正しいと思い込むほどに視野を狭くする諸刃の剣。

鑑識から「パチンコ玉のひとつからカーキの革手袋の組織が見つかった」と聞くと、いても立ってもいられず1人で日高に立ち向かうのだった。

思わず日高の手袋に向く彩子の視線。

それを見た日高は歩道橋から走るトラックの荷台に向けてわざと落としてみせる。

これで証拠はなくなった。

その余裕のある表情はまるで彩子がそろそろ自分を追い詰めに来るだろうと予想していたかのよう。

いや、この美しい満月の夜に来るように仕向けて歩道橋の上で待っていたかのようにも見えるのだ。

考えてみれば、あれだけの知識がありながら、あえて自社製品の洗浄剤を使うのも、そしてビニールで身を包みながらあえて革手袋を使ったのも、あやふやなアリバイ証言をしてみせたのも、全て計算のようにも見えてくる。

月は太陽に、太陽は月に・・・その伝説を知っていた日高は、彩子のような人を求めていたのかも知れない。

自分が蒔いた餌にちゃんと食いつく鋭さはありながらも、その魂と身体を入れ替えることができる隙があるような人を。

そんな想像が捗るのも、オリジナル脚本ドラマの醍醐味だ。

チリリン・・・。

この音が鳴る度に見逃してはならないものが映し出される。

そんな演出も、視聴者の想像が捗るヒントだ。

まずは、2人の無意識に出る癖。

彩子は考えごとをするときには、腕を組み、右手の指がトントンと動く。

一方、日高も思考を整理するように右の耳たぶを触る。

そして瞬きを忘れたように見つめ首を鳴らす。

第1話を観たところ、その癖に気づいているのは、彩子の同居人の陸だけのようだ。

彩子が指をトントンとした瞬間に「あっ」という表情を浮かべており、陸との共同生活から入れ替わりが気づかれるのではないかと期待が膨らむ。

さらに、口調。

彩子は紅一点として奮闘していることから、呼吸も浅めで言葉遣いも強気だ。

後輩の八巻に対して「ゆとりハチマキ」と呼びつけ、河原を影では「セク原」と言ってみせるなど、子供っぽいところがある。

対して、日高は敬語を基本にした余裕のある紳士的なコミュニケーションを心がけ、誰からも感じのよい人として認識される。

彩子の部下・八巻、日高の秘書・五木(中村ゆり)が違和感を持つのではないかと緊張が高まる。

だが、その違いをこうして見受けられるのも、綾瀬と高橋の演技力があってこそ。

階段から落ち、魂が入れ替わった後に、目覚めた2人の反応も実に対照的で、その魂(役柄)が入れ替わったことがハッキリとわかる。

高橋は今後、綾瀬が演じた彩子を演じながら日高を演じなければならない。

綾瀬に至ってはさらに複雑で、高橋が演じた日高を宿した彩子を演じながら、さらにサイコパスなシリアルキラーである顔を封じ込んた善人の顔も作り続けなければならない。

2人でなければ成り立たない演技力のぶつかり合いに、思わずしびれる。

「むしろラッキー」だと言い放った日高の狙いは何なのか。

そして、彩子はこのまま利用されてしまうのか。

追い込む綾瀬と追い込まれる高橋。

2人の真剣勝負を毎週観られるかと思うとゾクゾクする。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」2話のあらすじ・ネタバレ

捜査一課の刑事・彩子(綾瀬はるか)と殺人事件の容疑者・日高(高橋一生)は、階段から転げ落ちた拍子に魂が入れ替わってしまった・・・。

彩子<日高>は日高<彩子>に「出頭して一生を塀の中で過ごすか、それとも自分と協力して容疑を晴らすか」と二者択一を迫る。

仕方なく後者を選択した日高<彩子>は、彩子<日高>の指示通り、家宅捜索が入る前に日高のマンションからダンボール箱をこっそり持ち出す。

中に入っていたのは連続殺人の証拠となり得る品々だった。

身体が入れ替わってさえいなければ大手柄なのだが・・・。

なんとか家宅捜索を乗り切った日高<彩子>は、そのまま河原(北村一輝)の事情聴取を受ける。

そして、その様子を別室で見つめる彩子<日高>と八巻(溝端淳平)。

八巻は彩子の雰囲気がいつもと違うことを変に思って尋ねるが、「路線変更です」と煙に巻かれてしまう。

警察は日高が犯人である確たる証拠を見つけられないまま、秘書・樹里(中村ゆり)の素早い根回しで日高<彩子>を釈放。

マンションに戻った日高<彩子>は、居候の陸(柄本佑)のことを考えた。

一緒に暮らしている陸なら、きっと本物の彩子ではないことに気づいてくれるはずだ。

ところがその頃、陸は彩子<日高>と仲良く食卓を囲んでいて・・・。

※<>内は入れ替わった後の人物名です。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」2話ネタバレ・感想

面白さが、第2話で一気に加速した。

魂が入れ替わってしまった彩子(綾瀬はるか)と日高(高橋一生)。

刑事として容疑者の日高を追い詰めていくはずだったが、現実は逆に日高として追われる側になってしまった彩子は、やむなく日高の指示に従って隠蔽作業に取り掛かることに・・・。

やはり視聴者を夢中にさせているのは、彩子の魂を宿した高橋一生のチャーミングな演技だ。

日高の指示で持ち出すことになった洗面台下のダンボール箱を開き、「これサンプルQじゃん」「これΦじゃん」「同一犯じゃん」「これ、絶対あいつじゃん。ていうか私、捕まったら絶対死刑じゃん!」のセリフのテンポの良さったら、たまらない。

人生がかかった大ピンチにも関わらず、いやだからこそなのか、動揺しまくりで、まるでスマートにいかない彩子が、なんとも人間味溢れていて可愛らしい。

魂が入れ替わる前の“なんとしても手柄を立てなければ”と肩に力が入りまくっていたころよりも、グッと感情移入させられる、まさにヒロインたる佇まいだ。

一方、綾瀬演じる日高の表情も、ゾッとするほどクールで凛々しい。

テンヤワンヤな彩子さえもコントロールし、至って冷静に物事を有利に進めていく。

最初から彩子と魂が入れ替わったら、成し遂げたいことがあったかのように、慣れた手つきで化粧をしていく。

この落ち着きはサイコパスゆえのものなのか。

それとも魂の入れ替わりが初めてではないということだろうか。

もしかして日高は入れ替わる方法を知っているのではないか・・・と、視聴者の関心をグイグイと引っ張っていく。

第2話で最も盛り上がったのは、彩子の後輩・八巻(溝端淳平)が魂の入れ替わりに気づいてくれたシーンだろう。

突然、敬語になり、化粧をし、耳を触るという見慣れない癖が出る彩子<日高>に違和感を持った八巻は、日高のマンションへ。

そこで、2人だけが知る情報のやりとりで、彩子の本人認証を行う。誰にも本当のことを話せず、1人追い詰められた彩子にとって、その気付きがどれほどの救いだったことか。

「今までで一番お手柄だよ」とインターホン越しに八巻の頭を撫で、涙を流す彩子<日高>。

魂が入れ替わっても気づくことができるほどバディの信頼関係に胸を熱くすると同時に、この八巻の気づきが日高によるリードである可能性も忘れないでおきたい。

彩子に寄せることなく性格も外見もガラリと変え、その変化に気づいた者に繰り返し「路線変更です」と煙に巻いていくスタイルは、アリバイのない時間を「散歩です」で押し切ろうとしていた姿と重なり、まるで周囲を試しているかのようにも見える。

そして「月は太陽に、太陽は月になるはずだったんですよ」という言葉も、八巻にわざわざする理由がない。

魂の入れ替わりに気づくためのヒントだった、という見方もできなくもないのだ。

日高のナッツアレルギーの体質を利用して、彩子のたくましさを試すような言動を見せていた日高のこと。

ヒントをちらつかせて、どれだけ八巻ができる人物かを見極めたのかと勘ぐりたくなる。

もちろん、これはあくまでも可能性の一つ。

八巻はボストン時代に日高がシリアルキラーの容疑者であるという有力情報を掴んだ優秀な刑事だ・・・ん?いや、この情報はどうして気づくことができたのか・・・?

もしかして、そこにもリードがあったのか?

それとも・・・なんて、深読みして楽しめる要素がこのドラマにはたくさん散りばめられている。

もちろん、そうした気づきそのものも脚本家・森下佳子によるリードかもしれないと思うと、さらにワクワクしてくる。

今クールは思う存分、手のひらで踊らされたい気分だ。

もう1人、彩子が八巻よりも気づいてくれると信じていた陸(柄本佑)の言動にも注目せざるを得ない。

陸は、彩子<日高>の変化を最も近くで感じたに違いないのだが、それを「彼女が天使になった」と喜ぶ。

だが、日高<彩子>としては、陸はただ住み着いているだけの居候。

その関係性に対する2人の認識のズレも気になるところだ。

また、スマートフォンのロケーション履歴を巡って彩子と日高の関係性が揺らぎ、日高のカーキの革手袋をどうやって捜し出そうかと頭を捻っているタイミングで「ロケーション履歴ってどうやって見られるんだっけ?」「便利屋の仕事で落とし物捜し手伝ってほしいって話なんだけど……」という偶然にしてはタイムリー過ぎる話を振ってくるところも見逃せない。

振り返れば、彩子がサンプルQにたどり着いたのも、陸のアドバイスがあったからだと思うと、やはり彼も単なる同居人という存在感ではなくなってくる。

じっと見つめるその眼差しの真意が読めない。

魂の入れ替わりに気づいているのか、いないのか。

そもそも、なぜ彩子と一緒に住んでいるのか、私たちは陸のことを何も知らないのだ。

いや、考えてみれば、誰についてもまだ知らないことだらけだ。

彩子が失敗した過去の事件についても、日高が持っていた『暗闇の清掃人Φ』の漫画についても、八巻が八王子署だった過去も、そして奄美大島に伝わる伝説のことも、何一つわかっていない。

いやいや、まだ第2話なのだ。

焦らずじっくりと事実が明かされていくのを楽しもうではないかと思うのだが、どうも気がはやる。

第2話でハッキリとわかったことといえば、日高の手汗がすごいことくらいだろうか。

もし日高が犯行時にあのカーキの革手袋を使っていたとしたら、汗がたっぷりと染み込んでいたはず。

DNAが検出されてしまったら言い逃れがますますできなくなってしまうため、第3話では八巻がすり替え作戦を実行するようだ。

入れ替わりにすり替え・・・今は逃れるために仕方なしと、動けば動くほどますます複雑に入り組んでいく状況を、彩子は正しく戻すことはできるのだろうか。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」3話のあらすじ・ネタバレ

彩子(綾瀬はるか)と日高(高橋一生)の魂が入れ替わったことに八巻(溝端淳平)が気づいた。

味方ができた日高<彩子>は、藁にもすがる思いで今後どうするかを八巻に相談する。

まず急がなければいけないのは、日高が捨てた革の手袋を河原(北村一輝)ら警察よりも先に手に入れることだ。

もしも手袋から日高の指紋と被害者のDNAが検出されれば、自分が捕まってしまう。

そこで、警察が手袋を見つけた段階で、八巻がこっそり別の手袋とすり替える作戦を立てる。

入れ替わってもなお日高を捕まえることを諦めない彩子。

しかし、彩子<日高>はそんな日高<彩子>の考えなど見抜いていたようで・・・。

警察では、河原が拾得物の中から革手袋を集めていた。

そして、集まった大量の手袋を鑑識部屋に持ち込むと、そこにはなぜか彩子<日高>の姿が。

鑑識の新田(林泰文)を手伝いに来たというが、はたして真の狙いは・・・。

そんな中、「太陽と月の入れ替わり伝説」に出てくるシヤカナローという花を見つければ、自分も元に戻れるかもしれないと考えた日高<彩子>は、その伝説が言い伝えられている奄美大島へと渡る。

そして、その奄美で日高に纏わる意外な足跡をつかむ。

※<>内は入れ替わった後の人物名です。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」3話ネタバレ・感想

第3話は、彩子(綾瀬はるか)と日高(高橋一生)の入れ替わりに気づいた、後輩・八巻(溝端淳平)が大奮闘。

手に汗握る、スリリングな1時間となった。

日高が歩道橋の上から捨てたカーキの革手袋は大型トラックの荷台で運ばれ、行方がわからなくなっていた。

日高がINした彩子と八巻の会話を聞いていた“セク原”こと河原(北村一輝)により、トラックが通った道路沿いの県警に協力依頼が通達され、大掛かりな捜索が開始される。

革手袋から日高の指紋と被害者のDNAが検出されれば、彩子がINした日高が逮捕されてしまう。

それはなんとしても避けたい八巻は、彩子の指示に従って手袋のすり替えを試みる。

だが、左右は間違えてしまうわ、怪しむ日高の話術にまんまとハマって入れ替わりに気づいていることがバレバレな会話をしてしまうわ、ツッコミどころ満載だ。

一方、日高の姿にまだ慣れていない彩子は、今度は女湯に入るという大失態をやらかす。

もはや殺人容疑で逮捕される前に、不審者として警察のお世話にならないかと心配になるほどだ。

そんなドタバタバディだが、なんとか日高の手袋(左)を手に入れることに成功。

右の手袋も科捜研にまで回ってしまい、あわやというところだったが、被害者のDNAが出ずに九死に一生を得る。

あまりにラッキーな展開に八巻は、日高が河原に協力して信頼を勝ち取り、手袋からはバクテリアにより分解させて証拠は出させないというところまで、全て計画していたのではないかと予想。

彩子は「さすがにないでしょ」と言いながらも、ドタバタバディが命拾いをしたのは、日高がいたからに違いないと思わずにはいられない。

八巻に物証すり替えを託し、彩子は日高の姿で「月と太陽の入れ替わり伝説」を突き止めるために奄美大島へと渡る。

だが、言い伝えは言い伝えだと、誰に聞いてもなかなか有力な情報は出てこない。

また、民宿の主人はシヤカナローの花を「サガリバナ」だと思っていると言うが、サガリバナは夏にしか咲かない花。

しかもたった一夜だけ花開き、夜明けとともに散ってしまう幻の花。

残念ながら、彩子と日高が入れ替わった時期とは合わない。

ただ、1つわかったことは、彩子が見た日高と対峙する夢は、奄美大島・ホノホシ海岸の風景とよく似ていたということ。

そして、このホノホシ海岸は砂浜ではなく、まん丸い石が敷き詰められている。

その特徴的な丸さから、おそらく殺人事件の凶器となった石が、この海岸のものだということも。

加えて、この海岸の石は持って帰ると良くないことが起こるという呪いの石だと、地元の人が教えてくれた。

「どうしても捨てられないんです」日高はなぜか凶器となったこの石を大事に持っていた。

証拠などすぐにでも隠滅したほうがいいにも関わらず。

果たして、これが入れ替わり伝説のキーとなっているのだろうか。

さらに、民宿の壁には以前訪れていた日高の写真が飾られていた。

緋美(アケビ)集落という場所に訪れていたと聞き、さっそく訪ねてみるが目ぼしいものは何もない場所だった。

一軒、廃墟があったものの、最近まで人が住んでいた形跡もなさそうだ。

一体、日高は何をしにこの集落まで足を運んでいたのだろうか。

革手袋のピンチから脱し、ホッと一息ついていた彩子のもとに、1通の動画ファイルが日高から届く。

そこには、彩子の姿で殺人を犯している日高が映し出される。

あまりのショックに言葉が出ない彩子。

体と魂の入れ替わりがもとに戻ったら、八巻と危ない橋を渡りながら手に入れた革手袋を物証に、日高を逮捕するはずだった。

いわば、その張り合いこそが今の彩子の心を支える唯一の願いとも言えるものだった。

だが、彩子の体で殺人を犯してしまったら、堂々と日高を逮捕することも叶わない。

「あなたは私で私はあなたです。どうか、お忘れなく」と微笑む日高の言葉がさらに意味深に響く。

しかし、そんな日高も、何かに操られているのではないかという素振りを見せていたことを、私たち視聴者は知っている。

新月の夜、赤いスプレーで壁に書かれた「4」の文字。

それを見つけた日高は「そうですか。終わりじゃなかったんですか」と言いながら、震えるように息をもらし、耳たぶを触る。

そして時を同じくして、彩子の同居人・陸(柄本佑)のもとに便利屋の仕事が入る。

それは、偶然か必然か、その「4」の文字を消すこと。

日高の飲み込む水と、陸のぶちまける洗浄液。

このリンクする液体は何を洗い流そうとしているのだろうか。

新たな事件は、目黒区東原町で起こる。

日高の指示で始末するように言われた“殺人リスト”のような書類のなかにも、確かに目黒区東原町の住所があった。

そのリストによると、被害者の名前は四方忠良。

壁に書かれた赤い「4」は、四方を殺人せよという指示なのだろうか。

「4」を見た瞬間に漫画『暗闇の清掃人Φ』の映像がフラッシュバックしていたところを見ると、何か催眠のようなものにかけられている可能性すら感じさせる。

日高は、動画ファイルの中で「ゴルフ場なんか作って大儲けした人なんでゴルフボールみたいに頭をデコボコにしちゃいたいと思いまーす」と話していた。

前回のレジャー事業を営む経営者だった田所の遺体も、パチンコ玉を口の中に入れられた姿が特徴的だった。

暗闇に包まれる新月の夜に、金儲けに目がくらんだ人たちの命を奪い、社会の清掃をしていくということだろうか。

田所、四方を含め、先のリストには計10名の名前が並んでいた。

やはり彩子は、あのリストを控えておくべきだったのだ。

そこから日高の謎に近づけたかもしれないのだから。

それにしても日高の動画は見ている視聴者としても実にショッキングだった。

血しぶきを浴びながら、残酷な振る舞いを見せる姿が衝撃的だったのはもちろん、どこかで頼りにはしていた部分があったのかもしれない。

そして、自分の体でそんなことはしないと、どこかで日高のことを信じていたといってもいい。

なんならまだ被害者の顔まで見えていないという一縷の望みをかけて、フェイク動画であってほしいとさえ願ってしまいそうになる。

これがサイコパス特有の人心掌握のうまさなのだろうか。

入れ替わりに気づいた八巻。

刑事魂で真実に近づいていく河原。

ゴミの中から血の着いた布を見つけて彩子を怪しがる陸。

彼らを生かしていく日高の狙いとは。

そして、今度も彩子の体で殺人事件は繰り返されてしまうのだろうか。

全く考えが読めない日高に、彩子以上に私たち視聴者もすっかり翻弄されている。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」4話のあらすじ・ネタバレ

日高(高橋一生)がまた猟奇殺人を犯した。

人の命が無残に奪われ、その行為に自分の体を使われたことに彩子(綾瀬はるか)は言葉を失う。

翌朝、日高<彩子>は河原(北村一輝)の事情聴取を受けるが、その様子を冷静に見つめる彩子<日高>。

聴取後、彩子<日高>と日高<彩子>がやり取りする様子を目撃した河原は、その光景に違和感を覚え、疑惑の目を向ける。

後日、彩子<日高>が捜査本部専用の情報のデータベース化を買って出てきた。

一体その目的は?

一方、陸(柄本佑)もまた、彩子の家で発見した“血の付いた防護服”のことで頭を悩ませていた。

証拠不十分で解放された日高<彩子>だったが、コ・アース社では、会社の信頼が失墜しかかっていることを案じた秘書の樹里(中村ゆり)に詰め寄られ、おまけに、頼みの綱だった八巻(溝端淳平)は殺人鬼の彩子<日高>を恐れ、これ以上協力できないと言い出す。

今のままでは自分が殺人犯になってしまうことに絶望的な気分になる彩子。

そんな中、2人に疑いを向けた河原が、事件の目撃者情報をつかんだ様子で・・・。

※<>内は入れ替わった後の人物名です。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」4話ネタバレ・感想

「日高のことがわからなくなっていた。日高は二重人格?それとも何かを隠している?大切な誰かを守るために。そのために、人殺しを犯している?それとも共犯がいる?」

第4話で、自分の姿で殺人を犯された彩子(綾瀬はるか)は、日高(高橋一生)を自分の手で捕まえることが不可能になったことを落胆する。

そして同時に、明らかになっていく日高の人間性に混乱し始めていた。

日高は、本当にサイコパスなシリアルキラーなのだろうか。

何が彼を殺人に駆り立てているのか。

「日高陽斗という人を知りたい」と。

冷静沈着でクレバーな日高と、直感型で衝動的な彩子。

その魂の入れ替わりは、まさに「人が変わった」という言葉を地でいく大きな変化だ。

当然、周囲の人間が気づかないわけがない。

彩子になった日高はのらりくらりと交わし、八巻(溝端淳平)以外には納得させることに成功したが、日高の姿をした彩子にはコ・アース社の面々はついに不満を爆発させる。

問い詰められた彩子がとさに「転んで頭を打って記憶障害になった」と伝えると、秘書の五木(中村ゆり)や営業取締役の富樫(馬場徹)を始め、多くの社員によって手厚いフォローを受けられることに。

日高を血も涙もない冷酷な殺人鬼だと思っていた彩子にとって、その人望の厚さはまったくの予想外。

さらに、日高の妹・優菜(岸井ゆきの)からは、「周りの人が優しいのは、元々お兄ちゃんが優しいから」という言葉が飛び出し、さらに驚く。

痴漢の冤罪に巻き込まれて会社を追い出された富樫、仕事がなくて困っていた五木。

日高はそんな彼らに「一緒に働こう」と手を差し伸べてきたのだという。

さらに、高校生のとき、近所にいた足のよくない嫌われ者のおじいさんを「そんなに悪い人じゃない」と買い物を手伝っていたという話も・・・。

聞けば聞くほど、善良な人に思える日高の過去。

だが、そのおじいさんは日高が風邪を引いた夜、階段から足を滑らせて亡くなったという展開に、“本当に風邪を引いて寝込んでいたのだろうか?”という疑問も浮かんでくる。

もしかしたら、部屋から抜け出しておじいさんを階段から突き落としたのではないだろうか、とも。

困っている富樫や五木を救ったというエピソードも、今回殺人事件の証言者である外国人留学生に新たな就職先(日高の親が営むサンライズフーズグループなのは後々足がつかないかとヒヤヒヤするが)を紹介して、有利な状況に持っていたことを考えると、何か利益を見込んで動いたのではないかとも考えられる。

かと思えば、追い込んできた河原(北村一輝)を返り討ちにしながらも

「(捜査本部を外されて)かわいそうですが。彼はある意味、誰よりもなりふり構わずやってきた人でしょう。あの年で、それをいきなり取り上げられるというのは相当酷なことではないでしょうか」

と同情する一面も。

そして、直接会うことができなかった優菜に対しても「元気でしたか?兄貴が引っ張られて気に病んでるかも知れませんし」と心配する言葉を添える。

これが、あの返り血を浴びながら笑顔で死体を殴る日高と、同一人物なのかと誰もが頭を抱えてしまう展開だ。

果たして、日高の本性はどこにあるのだろうか。

日高のことを自らの手で捕まえることは叶わなくとも、これ以上日高が人を殺すことのないように止めることはできるのではないかと意を決する彩子。

すり替えた証拠品の手袋を渡すのと引き換えに、日高に殺さない約束を迫る。

もし約束ができないのであれば、あのおぞましい殺人動画を今すぐに捜査一課に送ると捨て身の覚悟で。

そんなことをすれば彩子の人生も終わりだということは百も承知。

だが彩子にとって、その正義感こそが「私」である最後の砦なのだ。

「この際、2人仲良く地獄行きといきましょうよ。それがある“べき”世の姿なんだから!」

こんなときに彩子の“べき論”が光るのが切ない。

周囲の助けも借りながら、日々「日高陽斗」である自分を受け入れていく中で、それをなくしたら“これっぽっちも私じゃなくなってしまう”と、彩子は必死に「望月彩子」であった自分を保っているのだ。

そんな彩子の覚悟に「だから、あなただったんですか」と目を潤ませ、どこかホッとしたような表情を浮かべる日高。

これまで日高は「月と太陽の伝説」をほのめかすなど、すべての真相を知っているかのように見えたが、この言葉は彩子との魂の入れ替わりが日高にとっても想定外の相手だったとも取れる言い回しだ。

田所仁志の「2」、四方忠良の「4」。

被害者たちの手の平に記された「Φ」。

曇ったバスルームの鏡に指で描きながら「次は何番ですかね」とつぶやく日高は、まるで誰かの動きを待っているかのような口ぶりだ。

漫画『暗闇の清掃人』でも、魔女の手のように爪の伸びた大きな手が数字の紙を差し出しているシーンが描かれていた。

ちなみに、最初に「Φ」が描かれていた未解決事件の被害者・一ノ瀬正造にも名前に数字が入っている。

もし今後も殺人事件が続き、その被害者が全て数字に関連している名前という共通点があるのだとすれば、日高が所持していた殺人リストでは次の候補となる人は限られてくるのだが・・・。

いや、むしろ河原三雄、八巻英雄、捜査第一課長・十久河広明(吉見一豊)、管理官・五十嵐公平(野間口徹)、さらにはコ・アース社秘書・五木樹里と、日高や彩子の周囲にもいる名前に数字を持つ人物にも注目が集まる。

さらにボストン時代に日高がシリアルキラーとして容疑をかけられたことを証言した九十九聖(中尾明慶)の名前にも数字が。

果たして事件との関係はあるのだろうか。

また、気になるのはキレイ好きな日高と掃除のうまい陸(柄本佑)が暮らすキッチンのタイルがひどく汚れていた点だ。

きっと日高のこと、ホワイトシチューを作るだけなら手際よく調理したと予想されるのに。

あの汚れっぷりには、どうしても違和感を覚えてしまう。

キッチンで、日高は一体何をしようとしていたのか。

そして、彩子の姿をした日高に、殺人鬼との二重人格を恐れながらも何の戸惑いもなく問いただす陸にも引っかかるものがある。

多くの人の場合、八巻のように「自分が殺されるのでは」と恐れるはずではないだろうか。

そんなリスクを考慮せずまっすぐに向かったのは、陸の方に何か思うところがあるからなのだろうか。

さらに、密会に適しているスパを、日高は「富樫さんと一度利用したことがある」と話していたのも気になるところ。

日高の記憶障害について、社内のメーリングリストで一斉に共有されたほど透明性の高い会社で、2人が人目を忍んで話さなければならない何かがあったということなのだろうか。

回を重ねる毎に、ますます謎は深まる一方。

登場人物の全てが疑わしくも見えてくる。

引き続き、映し出される全ての情報を丁寧に拾い上げ、想像力を膨らませていく面白さをじっくりと味わいたい。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」5話のあらすじ・ネタバレ

彩子(綾瀬はるか)は周囲から話を聞くうちに、日高(高橋一生)という人間がわからなくなっていた。

彼の評判はサイコ・キラーとは程遠いものばかりなのだ。

もしかして彼は誰かを守るために殺人を犯しているのか?

それとも、そもそも犯人ではないのか・・・。

そんな日高<彩子>を訪ねて、陸(柄本佑)が突然やって来た。

陸は同居人である彩子<日高>の最近の行動を不審に思い、偶然見てしまった彼女が利用しているコインロッカーが気になり、中を勝手に調べたところ、日高宛の手紙を見つけたため会いに来たという。

同じ頃、コ・アース社は大騒ぎになっていた。

日高社長が連続殺人の容疑者であることや事件に関する詳細など、警察が公表していない情報がSNS上に拡散され、ネガティブキャンペーンが巻き起こっていたのだ。

捜査情報を漏洩したのは一体誰なのか?

一方、強引かつ不当な捜査が上司にバレて第一線からはずされていた河原(北村一輝)は、相変わらず彩子と日高のつながりを疑っていた。

そのつながりを調べる過程で、ある漫画のキャラクターに行きつき・・・。

※<>内は入れ替わった後の人物名です。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」5話ネタバレ・感想

Curiosity killed the cat(好奇心は猫をも殺す)――。

とは、「日高陽斗をもっと知りたい」と願った彩子(綾瀬はるか)に、日高(高橋一生)が放った言葉だ。

「この事件には裏がある、真犯人には他にいる、そう思いたい気持ちは大変よくわかりますが、そういうのを希望的観測というんです」

と日高に詮索を静止されたのは、彩子か、それとも視聴者である私たちか。

それでも深読みせずにはいられない第5話。

「刑事」と「容疑者」という相容れないはずだった彩子と日高が、いよいよ最強のバディとなっていく。

日高と入れ替わったことで、突然人が変わってしまった彩子を不思議に思った同居人の陸(柄本佑)は、日高の秘密が詰まったコインロッカーを開けてしまう。

さらに、日高本人にまで接触を試みるという驚くべきフットワークの軽さを見せてくる。

そんな陸の大胆な行動こそ“Curiosity killed the cat”だとヒヤヒヤしたが、日高は気づかぬふりをした。

陸が彩子から入れ替わりの事実を聞いて逃げ出したときにも、

「ここは壊したくなかったんですけどね」

と寂しそうな表情を浮かべていたのが印象的だった。

先に入れ替わりに気づいた八巻(溝端淳平)にしても、今回の陸にしても、日高に彼らを手にかける素振りはない。

むしろ、そんな彼らとの日常をずっと楽しんでいたいかのような雰囲気だ。

とりわけ、陸に関しては窓の灯りから戻ってきているのを知ると、ピンヒールを履いているにも関わらず思わず駆け出すほど、その帰りを待ち望んでいる様子を見せた。

そこに特別な感情が芽生えているのではないかと勘ぐりたくなってしまう。

だが、陸は完璧に思えるスマートな今の彩子(日高)よりも、すぐにキレて、手柄を立てようと無我夢中で、不器用な彩子を懐かしむ。

そして

「俺はこの人を助けるために生まれてきたんだと思ったんだよな」

「2人分の人生を生きてるような気がするんだ」

と告白するのだった。

それに対して彩子の心境は、

「陸の言葉はうれしかった。だけど、いま私が2人分の人生を生きている相手は・・・」

と明言せずとも日高を思い浮かべているのは想像に難くない。

共に生きる相手として、陸は彩子を、彩子は日高を、そして日高は陸を、3人の想いが交錯する。

周囲からの人望、そして一緒に九十九(中尾明慶)を捕まえようと作戦を実行したときの手応え。

同じ刑事であっても、河原(北村一輝)のように息が合わない人も多い。

その中で、2人は初タッグとは思えないほど手際よくミッションを遂行することができた。

日高を知れば知るほど、殺人犯とは思えなくなった彩子。

日高がメイクやファッション、そして陸との生活など、あまりにも女性である楽しみを謳歌しているように見えるため、彩子との入れ替わりの前に誰か他の女性と入れ替わっているのではないかという予想も立った。

だが日高のアルバムを開くと、乳歯ケースのようなものを持った少年時代から耳たぶを触る癖もしっかりと記録されている。

当時から変わらないこの癖があるのだとしたら、いま彩子に入っている魂は間違いなく日高なのだろうか。

だとしたら、やはりあの送られてきた動画にある通り、日高が実行犯ということになるのか。

そんな推理がぐるぐるとしているときに、陸によって「日高はるとさま」と宛名書きされた手紙の内容を知ることができた。

「明日3時。学校のそばの歩道橋で待ってます」

という告白する相手を呼び出すような文章。

なぜ、その手紙を殺人リストや謎の漫画『暗闇の清掃人』などと共に保管してきたのか。

彩子の中で、その手紙の差出人こそが事件の黒幕なのではないかという仮説が浮かぶ。

「あんたの殺人容疑を晴らそう」

「だってあんた殺ってないんだから」

の言葉に日高も思わず立ち止まる。

そして、ある家を眺めると、そのまま太陽のほうへと視線を移す。

その太陽は、歩道橋の上から彩子も同時に見つめているものだった。

日高が偵察を続ける家。

落ちていた「TORHINORM」という謎の錠剤を服用した形跡。

「時間がありませんね」とつぶやく日高の真意。

これまで彩子と日高の2人が、入れ替わり伝説の“月”と“太陽”を象徴し、「シヤカナローの花」となるアイテムを探してきた。

だが、もしかしたらに「シヤカナローの花」に当たるキーパーソンが他にいるのかもしれない。

彩子とはまた違う意味で骨の髄まで刑事の河原。

行き過ぎた捜査に第一線から外されてもなお、3年前の横浜法務省官僚殺人事件について調べ直していた。

彩子と日高が何かしらの形で、事件に繋がっているのではないかと睨みながら。

そこで、事件の目撃者・戸田一希に行き着く。

目は大きく、鼻は大きな鷲鼻、右の鼻の穴の下に目立つ大きなホクロがあり、面長で、顎がしゃくれているという『魔法のテン』のキャラクターに、そっくりな肖像画を証言したとされる一希。

調べ直すと顧客の個人情報を売買した過去があり、ますます怪しく感じられる。

そして、またもや数字が名前に入った新たな登場人物に、我々視聴者としても注目せざるを得ない。

ちなみに鼻の下に目立つ大きなホクロといえば、彩子と陸が落ち合った居酒屋の大将にもあった。

チラチラと2人の様子をうかがい、会話にも聞き耳を立てていたようにも見えなくもない。

もはや主要登場人物のみならず、誰もが怪しく感じる展開に。

そんななか次週は「9」にまつわる新たな事件が起きそうだ。

「やっぱり!」と当たっても、「そうきたか~」と外れても、気持ちがいい『天国と地獄』の推理合戦。

好奇心はさらに刺激される一方だ。

後半戦、これまで散りばめられた謎が一つずつ解き明かされていくことを楽しもうではないか。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」6話のあらすじ・ネタバレ

彩子<日高>(綾瀬はるか)が持ち続けているラブレターのような手紙。

その手紙の差出人が今回の事件の手がかりになると読んだ日高<彩子>(高橋一生)は、秘書の樹里(中村ゆり)や妹の優菜(岸井ゆきの)に日高の過去に何か心当たりがないか探りを入れる。

その頃河原(北村一輝)は、連続殺人事件の発端となった3年前の事件で証言をした目撃者を問い詰めた結果、一人の怪しい人物に行きつく。

一方、八巻(溝端淳平)は賭博罪で逮捕した九十九(中尾明慶)から司法取引を持ち掛けられていた。

九十九によると、日高が人を殺す日には共通点があるという。

次のターゲットは誰なのか?手掛かりになりそうなことを思いついた日高<彩子>は、陸(柄本佑)に協力を依頼するが・・・。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」6話ネタバレ・感想

「東朔也って、誰・・・?」

すべての視聴者と主人公・望月彩子(綾瀬はるか)の心境がリンクした第6話。

第6話にして、最重要人物と思われる「東朔也」という名前が飛び出す。

それは、日高陽斗(高橋一生)が奄美大島で名乗っていたとされる名前で、“朔”とは新月を表す文字だ。

これまでは「日高(太陽)と望月(満月)」の入れ替わりを中心にをストーリーが展開されてきたが、ここにきて「陽斗(太陽)と朔也(新月)」の入れ替わりが物語のキーを担っている線が浮上してきた。

第6話は、彩子の同居人・陸(柄本佑)が大奮闘。

前回は、日高と彩子による息の合ったバディっぷりが爽快だったが、今回は陸と彩子のタッグが視聴者を楽しませてくれた。

九十九(中尾明慶)の証言で日高が新月の夜に殺人を犯してきたことを知った彩子。

なんとか日高の犯行を止めようと、陸に日高が事件の証拠品を隠したコインロッカーを探し出すように依頼する。

彩子からの軍資金をもとに、機転を利かせた陸は便利屋の師匠・湯浅和男(迫田孝也)の持つネットワークを駆使してコインロッカーを探し出すことに成功。

そこには、あの殺人リストと共に『暗闇の清掃人Φ』の漫画が。

陸は、描かれている内容に目を通し、ミスターXによって指示された清掃人が、法では裁けない悪いヤツらを殺していくストーリーであること。

そして、そのミスターXから指令が数字でなされていることを突き止める。

“日高と2人分の人生を生きている”そんなふうに感じ始めていた彩子にとって、陸の冷静な推理は実に頼もしく映ったのだろう。

思わず「愛してる!」と感情を高ぶらせる。

そして、第1話から漂っていた殺人現場の妙な清潔感は、日高が清掃会社を装って、ターゲットの家に侵入していた手口だったことが判明する。

歩道橋に描かれた“9”は、殺人リストにあった「久米正彦」の家だ。

事前に夫人の目の前で具合が悪くなったふりをして接触。

後日、ホームクリーニング業をしていることから「助けてもらったお礼に無料で掃除をさせてほしい」と申し出て、堂々と玄関から入っていく大胆な手口を披露する。

そして、侵入ルートを確保すると、夜中の犯行時刻までクローゼットの中に隠れてミスターXを待つという流れだった。

しかし、この日は外に彩子と八巻(溝端淳平)が張り込みをしていたことから、ミスターXと思われる怪しい人物は踵を返してしまった。

日高は久米夫妻を気絶こそさせたものの、殺害をせずに逃走。

誰も殺されなかったと安堵する彩子だったが、ますます日高の心理がわからなくなる。

一方、独自の捜査を進める河原(北村一輝)は、第1の殺人事件「一ノ瀬正造殺し」の際に、嘘の証言をした戸田一希(橋本真実)を問い詰める。

そこでジムの顧客リストを売った相手の名前が“クウシュウゴウ”であることを突き止めた。

その口座に登録されていた本名・十和田元(田口浩正)の家へと向かうも、すでに自殺してこの世を去っていたことが明らかに。

その遺品は清掃会社によって処分されていたが、スタッフが1つだけ持ち出されたものがあったことを覚えていた。

それが漫画『暗闇の清掃人Φ』であり、手にした人物というのが「東朔也」であるとつながる。

さらに、死んだはずのクウシュウゴウは、陸に3度も歩道橋にある数字を消すように依頼をしていた。

さらに、日高が漫画を持ち去ったと言われている「東朔也」の名前を、死亡届検索で調べる姿が。

こちらも、すでに死んでいる可能性のある人間ということなのだろうか。

ここからは、少し予想も含みながらこれまでの情報を整理していきたい。

一ノ瀬正造=1(一の“イチ”)、田所仁志=2(仁の“二”)、四方忠良=4(四の“シ”)、久米正彦=9(久の“キュウ”)・・・漫画『真夜中の掃除人』通りに殺人が行なわれるのだとしたら、被害者候補はミスターXによって法で裁けない悪者たちと見なされたリスト内の人々、つまりリスト外の一般人である八巻や河原三雄はその候補にはなりえないのではないかと考えられる。

その点は、ひとまず安心できるのではないか。というか、そうあってほしいと願う。

そして、日高への指令が数字で出されることが前提となっているのなら、リストにあった他の候補者たちも数字に当てはめられるはず。

だが、大山美里=3(山の“サン”?)、藤島悟=5(悟の中にある“ゴ”?)、宍戸直樹=6(宍の中にある“ロク”?)、志知由美子=7(志知の“シチ”?)、柳楽健一=8(柳楽の“ヤ”?) or 1(健一の“イチ”?)、戸塚豊=10(戸の“ト”)、市川学=1(市の“イチ”?) or 1000(川の“セン”?)と、どうも曖昧さが目立つ。

果たしてミスターXはリストにあるすべての人を手に掛けようとしていたのだろうか。

そもそもミスターX(エックス)なのか、ミスターX(じゅう)なのかもまたハッキリしていない。

そんな中、新たな殺人事件が起こる。

今度の被害者は誰なのか。

そして、これまでも複数回の入れ替わり説が囁かれてきた日高。

特に、手慣れた様子でメイクをしたり、ヒールで歩く姿から「女性だったのではないか」という声も根強い。

また例の呼び出しの手紙が「まるでラブレターのようだった」という陸の感想によって、差出人は女の子ではないかと予想して、日高はその女の子との入れ替わりを果たしているのではないか、という見立ても。

しかし今回、日高の秘書・樹里(中村ゆり)と妹・優菜(岸井ゆきの)によって、ノートの切れ端に書く手紙は女の子からのラブレターではないのでは、と一蹴されてしまった。

あの手紙の差出人を女子からだと断定するのは、まだ気が早そうだ。

そもそも、なぜ犯人は「クウシュウゴウ」という名にこだわり、「Φ」の記号をわざわざ現場に残しているのだろうか。

クウシュウゴウ=空集合とは「属する要素が一つも無い集合」を意味する。

一体、何に「属していない」のか。

社会か、それともこの世そのものか。

魂の入れ替わりが起こった世界で、殺人鬼の魂だけがそこにあるとしても不思議ではない。

しかし、わざわざ警察に存在感を示す意味は何なのか。

その強烈な動機を私たちは知らない。

日高が犯人に何かを握られて殺人の片棒を担いでいるとするのなら、日高にとってよほど大切な何かであるに違いない。

そして、ふと陸が日高に「自分で殺して、自分で逮捕するマッチポンプ的なことをしているのかなって」と話していたことを思い出す。

もしかしたら、日高が以前に入れ替わりをしていたか、もしくは何者かの魂を取り入れて“2人のサイコ”を所有している状況なのかはわからないが、本来の自分に戻りたいと願っているのだとしたら・・・。

その方法を知るために、犯人を歩道橋で待ち続け、出される指令に応えてでも会おうとしていたのだとしたら・・・。

もしかしたら太陽(日高陽斗)として明るい人生を歩むはずだったのに、新月(真夜中の掃除人)にされてしまった日高が、太陽の光を受けて輝く満月(望月彩子)と共に、本当の新月(東朔也)と対峙する物語・・・になってほしい、というのはただのいちファンの妄想だ。

だって、私たち視聴者は、もうすっかり日高と彩子の2人に親近感を持ってしまっていて、日高にも彩子の身体にもこれ以上人を殺してほしくはないのだから。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」7話のあらすじ・ネタバレ

彩子<日高>(綾瀬はるか)は身元不明の遺体の中から「東朔也」という人物を探していた。

日高<彩子>(高橋一生)と河原(北村一輝)もその名前にたどり着くが、事件とのつながりは見えてこない。

一体何者なのか・・・。

陸(柄本佑)からの情報を手掛かりに、殺人の共犯かもしれない「クウシュウゴウ」が現れるのを待って、歩道橋で張り込む日高<彩子>。

しかし、やって来たのは彩子<日高>で・・・。

ある日、日高<彩子>のもとに、息子が記憶喪失になったと聞いて心配した父・満(木場勝己)から連絡が入る。

妹の優菜(岸井ゆきの)と実家へ行った日高<彩子>は、満から日高に関する意外な過去を聞かされるのだった。

そしてその頃、誰にも発見されていない新たな犠牲者が・・・。

※<>内は入れ替わった後の人物名です。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」7話ネタバレ・感想

「もう断定していいのかもしれない、東朔也は・・・」

第7話は、物語が一気に動き出した。

前回、一連の殺人事件の最重要人物として急浮上した東朔也。

彼は、日高陽斗(高橋一生)の二卵性双生児の兄だった。

これまで本作のタイトルは、望月彩子(綾瀬はるか)と日高陽斗の入れ替わりを意味するものだと思われた。

だが、父に引き取られるか母に引き取られるかで、天と地ほどに人生が変わってしまった日高陽斗と東朔也の人生を前にすると、また違った響きに聞こえてくる。

そして、そんな数奇な運命をたどる2人に、彩子が深く関わることになった理由とは・・・。

日高によって殺人リストなどの証拠品と共に保管されていた漫画『暗闇の清掃人Φ』を改めて読み返した彩子。

そこには世の中からまるで存在していないような扱いを受け主人公が、法で裁けない悪人たちを殺害し、世の中を清掃していく姿が描かれていた。

人に見つけられないというのは、ひとつの才能だと。

東朔也は、この漫画を読み「自分のことのようだ」と心酔し、自殺して亡くなった十和田元(田口浩正)の家から持ち帰るほどの執心を見せたというのだ。

一方で「いるのにいない、なんてない!」と言い放つ彩子。

そう、東朔也は実在する人物なのだ。

いくら事件の証拠を日高が消し去ったとしても、偽名を使っていたとしても、社会のセーフネットから零れ落ちそうになったとしても。

日高陽斗に双子の兄がいたことは、まぎれもない事実。

そして、日高の父が語る東朔也は、実にいい子だった。

様々な大人の事情があったにせよ置いていった母に対しても理解を示し、愛情たっぷりに育てられた弟・陽斗に対しても妬んだりすることなく優しく接していた。

偶然にも同じ場所の乳歯が抜けたことで、奇妙な交換をした2人。

その歯が、まさか次の猟奇殺人現場に落ちていようとは・・・。

東朔也の情報を整理するほど、その正体は陸(柄本佑)が「師匠」と呼ぶ湯浅和男(迫田孝也)の姿がちらついて仕方ない。

清掃業もしていた湯浅なら、十和田の家の作業現場にいたことも納得だ。

また、日高へのメッセージとして使っていた数字の落書きを消す作業を、毎回陸に頼んでいたのも、その仕事ぶりを信頼してのことだとしたら納得がいく。

実際に陸が消している作業中に様子を見に来たこともあったことから、陸もその疑いを持たずにはいられない。

あとは右の手のひらにホクロがあれば、ビンゴといえるのだがそれを見越したかのように、湯浅の右手が火傷をして包帯で隠れているのもますます怪しい。

そういえば湯浅は「三枝」という名で借りた家に住んでいた。

日常的に偽名を使う生活をしていること、そして腹部に痛みを訴えて倒れたところも、「膵臓がんを患っている」という日高の東朔也情報と一致している。

財布からこぼれ落ちた薬はトルヒノームだった。

同時に飛び出した、SDカードも気になるところだ。

しかし仮に湯浅と東朔也が同一人物だったとしても、にわかにこの凶悪な連続殺人事件の黒幕だとは思えない。

それは以前、彩子に深く関わることで面倒なことになりそうだと悩む陸に、こう話していたシーンが蘇るからだ。

「俺の親父は色々面倒な人でさ、でも縁切るってのもどうしてもできなくて、結局死ぬまで振り回されっぱなしだったよ。でも、そのやさしい孝行息子に残ったのは、そのバカ義理の仕事と、他人の名前で借りた小部屋だけよ」。

一見すると父親への恨み節に聞こえなくもないが、重要なのはそのあとに続く言葉だ。

「だからな、俺は逃げてのもいいとも思うぞ」。

愛憎に縛られる自分を「手放す」ことを諭すような言葉を放ったこの人が、父に負債を押し付けた四方をはじめとした人たちに直接制裁を加えようとするだろうか。

そして、その現場に陽斗の乳歯を置いていく理由があるだろうか。

日高が、東朔也の消息をたどるように、事件に関与していたことは間違いなさそうだ。

だが、その動機がまだわからない。

“リストにない人を殺すなんて”と動揺する姿から、コミュニケーションが一切取れていないことが見て取れ、単純な共犯関係ではなさそうだ。

生き別れた兄だから、という理由だけでは、日高がそこまでリスクを取るとは思えない。

だとしたら、毎回現場にあの歯を置いていくということだけが知らされていたのだろうか。

だが、先にも述べたように、弟を面倒なことに巻き込もうという人間性が湯浅と重ねた東朔也にあるとは思えない。

また、別の路線から東朔也について調べている河原(北村一輝)が掴んだ情報によれば、双子は親睦を深めている様子だった。

生き別れたはずの2人がどこで何がきっかけで再会したのか。

ヒントは、2人の母親の故郷である奄美大島に隠されているように思える。

もしや、陸が証券マンから便利屋家業へと転身したきっかけとなった災害ボランティアの地が、奄美大島の緋美集落だったという線はないだろうか。

もし何かの災害に見舞われていたのだとしたら、緋美集落が何もなかったのもつながるような気がする。

何より、日高の濃厚なキスといい、湯浅の陸を買うスタンスといい、どうも2人の陸に対する情の深さには、まだ語られていない何かがあるのではないかと考えてしまう。

また、十和田が自殺した後に、東朔也が漫画『暗闇の清掃人』の存在を知ったのだとしたら、その前にクウシュウゴウと名乗っていた十和田のプランに東朔也が乗ったということなのだろうか。

それとも、生前の十和田とのつながりがあったのだろうか。

そもそも本当に自殺だったのだろうか。

加えて過去で気になる点として、日高が一連の実行犯ではないのなら、ボストン時代に日高が疑いをかけられていた連続強盗殺人との関連は全くの見当違いだったということか。

そして前回、久米の家の前で東朔也が日高と八巻(溝端淳平)の張り込みに気づいて踵を返していたが、果たして東朔也は日高と彩子の入れ替わりを知っていたのだろうか。

もし、気づいていないのだとしたら、日高の姿を見て何を思ったのだろうか・・・と、一気に話が進んだかと思えば、「では、あれは?」「ならば、これは?」と疑問は次々と湧き上がる。

これから、その背景が一気に語られていくのかと思うと、ますます次回が楽しみだ。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」8話のあらすじ・ネタバレ

新たな猟奇殺人が発生・・・。

現場検証が行われる中、彩子<日高>(綾瀬はるか)は東朔也が担ぎ込まれた病院へと再び向かう。

事件に日高の生き別れの兄が関わっているのではと考える日高<彩子>(高橋一生)。

同じく、現場への返り咲きを狙う河原(北村一輝)も、日高と東朔也の関係、また彩子に対し推理の的を絞り始めていた。

一方、陸(柄本佑)は、病気で倒れた師匠・湯浅(迫田孝也)を放っておくことができないでいた。

そんな陸に、湯浅はある頼みごとを持ち掛ける・・・。

その後、八巻(溝端淳平)とコ・アース社に訪れた彩子<日高>は、日高<彩子>から思わぬことを告げられる。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」8話ネタバレ・感想

「違う、騙されるな。これは芝居だ。日高陽斗は絶対にサイコパスじゃない。何か意図があるはずだ。何か・・・」

ついに8話を迎えて、次々と謎が解き明かされていく。

しかし、ある事実がわかったといっても、では全体像はむしろより複雑になって、わからなくなっていくのが『天国と地獄』の面白さ。

そこで、今回新たにわかったこと、そしてよりわからなくなったことを整理していきたい。

手のひらにあるホクロ、膵臓がんによる余命わずかな体、そして「東朔也」の名前で登録された派遣会社に残されたデータ・・・これらの情報から見ても、日高陽斗(高橋一生)の生き別れた双子の兄・東朔也の正体は、陸(柄本佑)が「師匠」と呼んで慕っていた湯浅和男(迫田孝也)に間違いない。

さらに河原(北村一輝)が突き止めた情報によると、殺された久米幸彦とのつながりは、警備員のアルバイトとして働いていた時期に遡る。

真面目に働いていた東だったが、一緒に働いていた幸彦が「喫煙所へ行く際にセキュリティが面倒だ」という理由から、システムを解除してしまう。

実直な東は、その行動を咎めるも全く聞く耳を持たない幸彦。

するとある日、その警備の抜け穴から窃盗事件が起こってしまう。

そして警備会社の御曹司である幸彦の経歴を守るために、何の罪もない東に濡れ衣が着せられてしまったのだった。

仕事の本質よりも自分の快楽(喫煙)に溺れた幸彦だから、口に無数のタバコが詰め込まれていたということか。

また、河原は殺人犯“クウシュウゴウ”は、十和田(田口浩正)が初代で、3年前に起きた「横浜法務省官僚殺人事件」は十和田による犯行であること。

そして、十和田が自殺した後、現場を清掃した東朔也が漫画『暗闇の清掃人φ』を読んだことで、強く感化されて2代目クウシュウゴウとなり、犯行を模倣したのではないかと推理した。

果たして、河原の推理はすべてを言い当てているのだろうか。

一方、久米幸彦の死亡時刻から、彩子≪日高≫に犯行は不可能だったことがわかった日高≪彩子≫。

形勢逆転と言わんばかりに、彩子≪日高≫に

「どんな事情があれ、ここを譲ったらいずれすべてがなし崩しがある。死守すべきルールってもんが、人間にはあると思わない?」

と詰め寄る。

しかし、日高≪彩子≫の言う正論は、彩子≪日高≫には届かない。

そんな「べき」論は、彩子≪日高≫の中でも何百回も考えてきた結果、今こうして東の犯行をもみ消そうとしているのだから。

ついには、事件の証拠品に手を出してまで、東が自殺したという偽装にまで手を染めてしまう彩子≪日高≫。

回想として出てきた

「15分先に生まれてくりゃ、お前の人生は俺のもんだったんだよ」

と東が日高の胸ぐらを掴むシーンは、きっと彼の心に深い傷を残したのだろう。

歩道橋で乳歯を交換したときの穏やかな会話とは、まるで対象的な思い出だ。

「こっから間違えたんだよ、俺」

と故郷の歩道橋に立ち、陸にそう伝える東。

生まれた順番が違っただけで、父親と母親のどちらかに引き取られたかで、その後が天と地ほどに変わってしまった双子の兄弟。

その罪悪感と同情から、せめて兄が余命3カ月の間は刑務所に捕まらずに過ごせるようにと、彩子≪日高≫は弟としてできることを必死になっているのかもしれない。

一時期は、共に奄美大島を訪れようと計画していたという日高と東。

居酒屋の店員の証言では、穏やかに酒を酌み交わしていた様子だった。

一体どこから、この奇妙な共犯関係へと発展してしまったのだろうか。

ここからは、筆者の勝手な予想としてお読みいただきたい。

真面目で、面倒な父親のことを見捨てることができなかった東が、いくら自分と重なる主人公の漫画を読んだからといって、いきなり殺人鬼“クウシュウゴウ”となりうるのは考えにくい。

もっと強烈な、何かきっかけがあったのではと思わずにはいられない。

そのヒントになりそうなのが、かつて陸が日高と入れ替わったことを知らず、彩子の急激な変化に相談したときのこと。

東は「ストレスが引き金になって二重人格になったのではないか」と答えていた。

もしかしたら膵臓がんで余命宣告を受けるという大きなストレスがトリガーとなり、呪われた運命の原因となった四方や久米を殺害しろと、ミスターX的な人格が生まれてしまったのではないだろうか。

自分が太陽(陽斗)になるはずだった。

しかし、誰からもいない扱いされる月(朔也)になってしまった。

日高が、カーキの革手袋は亡き母からのプレゼントだと話していたことを考えると、母親・茜はすでにこの世にいない。

人生を散々振り回した父親・貞雄も亡くなった。

であれば、日高を一連の殺人事件に巻き込もうとしたもう一つの人格は、ずっと家族に向けることのできなかった東の甘えの化身だったのかもしれない。

犯行予告である数字を残し、どこまでも追ってくれる日高の姿に、この世界に1人でも自分のことを気にかけてくれる人がいることを、確かめたかったのではないか。

そう考えると、日高≪彩子≫と八巻(溝端淳平)が、張り込む姿を見て、やけくそのような犯行に走ったのも納得がいく部分もある。

東は、陸の協力を得て病院を抜け出し、故郷の福岡、そしていよいよ多くの謎が残されている奄美大島へと向かう。

奄美大島といえば、なぜ日高が現地で「東朔也」と名乗ったのかが、その理由もまだ明かされていない。

ちなみに、東が警備員として働いていた場所が証券会社であったことも、元証券マンだったという陸とのつながりがあったのではないか、と気になるところだ。

そして、どんなに偽装をしても、久米幸彦の殺人に東が関与していることは隠しきれなくなった彩子≪日高≫。

しかも、そこから乳歯も見つかり、さらに窮地に追い込まれる。

そこで日高が持ち出したのは、あの四方を殺害したときに使用された奄美大島の丸い石だった。

日高の実家にも丸石があったことを考えると、凶器となった石はおそらく東のものだろう。

あの日、日高と彩子が入れ替わったあの満月の夜。

きっと、日高は東と本気で入れ替わろうと待っていたに違いない。

1人で向かった奄美大島で、月と太陽の伝説を聞き、兄の残り僅かな人生を引き受け、自分の残りの人生を捧げて、それまで何もしてあげられなかった兄を救おうと。

そして、今回は日高として警察に追われる日高≪彩子≫を救おうと、再び入れ替わろうとしているように見える彩子≪日高≫。

あの日と同じように、石、手錠、そして満月の夜と、同じ条件で歩道橋から落ちた2人。

起き上がった彩子の体には、果たしてどちらの魂が入っているのか。

日高となったときに両手で顔を抑えた彩子と、その動きがシンクロしていたことから、彩子に戻ったのではないかと予想している。

次回予告を見ても、髪の毛を束ねた懐かしいヘアスタイルが見えた。

そして、「始めからこんなことすんじゃねぇ」と泣き叫ぶ姿も。

この感情的で、どストレートな物言いは彩子ではないかと思うのだ。

しかし、何があるかわからないのが森下脚本作品。

もしかしたら、今から例の近所のおじいさん殺害容疑が日高に起こる可能性だってある。

ボストン時代の事件についても、さらには十和田の自殺についても、日高が関与していないという確証は一つもない。

私たちは、日高のいう「希望的観測」を見続けているのかもしれないという気構えはしつつ、最終章を楽しみたい。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」9話のあらすじ・ネタバレ

歩道橋から転がり落ちた彩子<日高>(綾瀬はるか)と日高<彩子>(高橋一生)。

警察は、連続殺人事件への関与が濃厚な日高陽斗と東朔也に緊急配備をかける。

その東朔也=師匠は日高の双子の兄で、陸(柄本佑)ととある場所に向かっていた。

一方、河原(北村一輝)は捜査一課とは別に単独行動に出て・・・。

※<>内は入れ替わった後の人物名です。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」9話ネタバレ・感想

「何も2人して地獄に行くことはありませんよ」

どうして高橋一生は、こうも罪を背負う役が似合うのだろう。

外側では何も感じていないかのように表情を繕い、その内側で守るべき人のために、痛みをすべて受け入れる・・・その幾重にも層を感じる演技こそが、この物語の要となっている。

日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』第9話。

物語はクライマックスへと進む。

日高陽斗(高橋一生)は、望月彩子(綾瀬はるか)を守るために入れ替わりを実行し、生き別れた兄・東朔也(迫田孝也)を守るために殺人事件の証拠隠滅を図ってきた。

サイコパスに感じられた言動はすべて、誰かを守るための演技だったと明かされる。

たった15分の違いで、大きく変わってしまった2人の運命。

父(浅野和之)に引き取られた東は、苦労の多い人生を送ってきた。

仕事相手に裏切られ、貧しい思いをしながらも愚直に育った東。

認知症になってしまった父のことも面倒を見ながら、コツコツと働いてきた。

職場で理不尽な対応を受けたとしても、正しくあろうと生きてきたのだ。

しかし、気づけば膵臓がんで余命半年。

どれだけ、自分は就いていない人生なのかと絶望ときに、あの『暗闇の清掃人φ』と出会ってしまった。

東の人生を客観的に見れば・・・、そう、このドラマのようにダイジェストで眺めてみれば、いくつもの手が彼に向けて差し出されていたことがわかる。

あの歩道橋で再会した母(徳永えり)の手を取ることもしようと思えばできたはずだった。

そして「クウシュウゴウになりたい」と言い出したとき、「僕が悲しいです」という日高の手を取ることもできたはずだ。

だが、追い詰められるほど、人は差し出された手を素直に取れなくなっていく。

それが自分にとって唯一、カッコつけたい相手であればなおさらだ。

そして「あのとき、その手さえ取っていたら」と、やるせない思いを抱くころには、もう戻れないところに来てしまっているのが人生なのだ。

一方、日高はそんな兄の不遇な人生を知るにつれて、

「自分でもおかしくなかった」

「僕も一緒にすべき苦労だったのに」

という思いに駆られていく。

生まれてくる順番一つで自分だけが恵まれてしまった。

その事実に無関心でいられるほど、日高は非情ではなかったのだ。

知らなかったとはいえ、兄に対して何もすることができなかったことを悔やみ、今からでも何かできないかと必死になっていく。

殺人を犯すことを止められないのであれば、せめて余命宣告を受けた半年の間、兄が逃げ切れるように助けられないか。

そうして始まったのが、東が暗闇の清掃人φ(クウシュウゴウ)として殺人を犯した現場の、さらなる清掃人となる奇妙な共犯関係だった。

幼いころに生き別れた兄。

兄弟として育った思い出もない。

赤の他人として知らないふりをして、やり過ごすことだってできた。

それでも日高は、奄美大島で東の名を語り、一緒に行ったような気持ちを抱く。

「15分違えば、私がやっていたことだからです」と、自分の分身のように東を想った日高。

理屈抜きに、ひとごととして切り捨てられない感情を、きっと“愛”と呼ぶのだろう。

その愛は、彩子の中にも芽生えているようだった。

日高と彩子は、もともとは赤の他人だったはず。

入れ替わっていた体と魂が元に戻った時点で、刑事として緊急逮捕し、日高を突き出すこともできた。

いや、むしろそれが「あるべき姿」だとわかっているはず。

だが、彩子は東が生きているうちに日高と会わせようと、奇妙な逃亡劇を始める。

彩子と日高を追う河原(北村一輝)は、やり方こそ強引ではあるものの、刑事としての「あるべき姿」を全うしている。

しかし、私たち視聴者から見たら、どうかその捜査の手を少し緩めてくれないかという気持ちでいっぱいになった。

それはきっと私たちの中にも、彩子と日高に対する愛情が芽生えていたからかもしれない。

「始めからこんなことするんじゃねぇ」と東に、怒りと哀しみをぶつけて、泣き叫ぶ彩子。

その姿を見て、これほどに他人に対して感情を揺さぶられているところは見たことがないと、陸(柄本佑)は驚くのだった。

きっと彩子の中に、日高への特別な感情が芽生えているのを察したのではないか。

「シッ」と笑ってうやむやにしてみせたのは、陸なりの気遣いだったのかもしれない。

きっとその愛に気づけば、さらに彩子が苦しい思いをすることがわかっていたから。

地獄に落ちるのは自分だけでいいと言わんばかりに凶悪犯を装う日高に、「どうするかは私が決める」と胸ぐらを掴む彩子。

お互いに救いたいと願いながら、正しい道から外れてしまう姿は、東と日高のそれとリンクしている。

だが、彩子は諦めないだろう。

「絶対に助けるから」「待ってます」と約束をしたのだから。

とはいえ、彩子の立場はかなり厳しい。

部屋からは隠滅してきた証拠が見つかってしまっている。

いくら事情聴取で、日高と入れ替わっていたのだと事実を説明しても、警察がすんなりと信じるとも思えない。

ましてや、おとりとして日高のクレジットカードを使った八巻(溝端淳平)が話したとしても、きっと下手な言い逃れをしていると思われてしまうだろう。

そして日高として所持していたスマホが復活。

画面上で削除したとはいえ、動画の復元は可能だ。

あの彩子の姿で殺人現場にて血しぶきを浴びている動画が警察の目にとまれば、一発でアウトだ。

さらに、東が落としたSDカードの中身も気になるところ。

SDカードといえば田所宅の防犯カメラのカードが抜き取られていたが、東が単独で殺人を犯したことを証明する鍵となるのだろうか。

彩子と日高の中身が元に戻ったことが違和感を覚えるくらい、魂の入れ替えの演技が秀逸だった綾瀬はるかと高橋一生。

最終回は、彩子が一世一代の演技をかまして、日高を救い出してくれることを願うばかりだ。

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」10話最終回のあらすじ・ネタバレ

日高(高橋一生)が逮捕された。

「絶対に助ける」と日高に告げた彩子(綾瀬はるか)だったが、何もできないまま河原(北村一輝)によって彼の取調べが始まる。

東(迫田孝也)と行動を共にしていた陸(柄本佑)も事情を聞かれるが、彩子のことを心配しながらも複雑な心境でいた。

連続殺人事件の主犯は誰なのか、真相にたどりつけない警察。

彩子は真実を明らかにするため、行動に出るが・・・。

ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」10話最終回ネタバレ・感想

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ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」のキャスト

望月彩子 演:綾瀬はるか

警視庁捜査一課の刑事。

努力家で正義感が強く、気が強く、それに加えて上昇志向も強い、慌てん坊な35歳。

物事を「~すべき」「~であるべき」と考える“べき論”タイプ。

故に、その物言いや性格は上司や周囲の人たちには煙たがられている。

とにかく融通が利かず一直線で、頑張りすぎて失敗も多い存在。

サイコパスな殺人鬼・日高陽斗と魂が入れ替わってしまう。

綾瀬はるかのコメント

はじめての刑事役、そして高橋一生さん演じる殺人鬼と魂が入れかわり、二つの人間を演じることも、とても楽しみにしています。

スリリングでコミカルなところもあるエンターテインメント作品です。

視聴者のみなさまに毎週放送が待ち遠しくなるような面白いテレビドラマをお届けできるように頑張ります。

日高陽斗 演:高橋一生

表向きは化学畑の研究者であり、若くしてベンチャーを立ち上げた、やり手の経営者。

頭の良い人間にありがちな「上から目線」などまったくない超スマートな好人物だ。

しかし、本当の姿は、その類いまれなる頭脳と知識を駆使したサイコパスな殺人鬼。

警視庁捜査一課の刑事・望月彩子と魂が入れ替わってしまう。

高橋一生のコメント

久しぶりに森下さんの脚本作品です。

プロデューサー、演出陣、スタッフの方々もいつかご一緒した方々が多く、今回作品作りに参加させていただけることが楽しみでなりません。

喜劇としての側面も多分にありますが、タイトルにある対比のように、その真逆の悲劇性も内包する作品だと思っています。

サイコーの入れ替わりにするべく、まずはお肌から気をつけていきたいと思います。

渡辺陸 演:柄本佑

彩子の家に居候中の、のんびり屋なフリーター。

陸は家賃、光熱費、食費などは一切払わず、家事だけを担当する、彩子の完全なヒモ状態の男。

それでも普段から敵の多い彩子にとっては、唯一の心の拠り所にもなっている。

彩子の生活の一番近くにいるものの、自然体すぎて正直まったく頼りにはできない存在だが、果たして、中身が男性になってしまった彩子の変化に気づくことができるのか、それとも・・・。

河原三雄 演:北村一輝

彩子の先輩であり天敵とも言える刑事。

刑事としての能力は高く、結果も出すが、そのためのやり方は何でもありという危険な匂いの漂う人物。

しかしその裏では上の人間の弱みを握っているとも、便宜を図っているとも囁かれており、正義感の強い彩子はそのやり口を認めることができない。

彩子にとってはまさに目の敵だ。

そんな河原は、日高と入れ替わり、外見が殺人事件の容疑者となってしまった彩子を、その独特な嗅覚で幾度となく追い詰めていく・・・。

八巻英雄 演:溝端淳平

警視庁捜査第一課・刑事。

彩子の後輩でバディ。弁当発注などの雑務を押し付けられても仕事が楽ならラッキーというスタンスで、毎日必ず定時で帰りたがる典型的なゆとり世代の若手。

彩子からは「ゆとり八巻」と叱られてばかりの現代っ子。

幅健太郎 演:谷恭輔

警視庁捜査第一課・刑事。

河原のバディ。事件解決のためなら手段を選ばない河原の捜査方法をハラハラ思いつつも、彼を刑事として尊敬し慕っている。

五十嵐公平 演:野間口徹

警視庁捜査第一課・管理官。

管理官でありながらいつも周りの様子をうかがっており、判断は風向き次第。

事件が起こるたびに手柄を立てようと息巻く彩子のことを煙たがっている。

新田将吾 演:林泰文

警視庁鑑識課。

彩子たちの捜査に協力する鑑識。

マイペースだが、高度な鑑定で彩子にナイスパスをおくる頼もしい存在。

会議では語尾がやたら伸びる節がある。

十久河広明 演:吉見一豊

警視庁捜査第一課長。

彩子たちがいる捜査一課の決定権を握る。

厳しくも的確な言動をとる彼の存在により、一課の空気が引き締まる。

五木樹里 演:中村ゆり

コ・アース秘書。

日高が経営するベンチャー企業「コ・アース」の秘書。

日高と樹里は大学の同級生で、日高のことを最もよく知る右腕的存在。

自分を必要としてくれる日高の役に少しでも立ちたいと思っており、彼のことを絶対的に信頼している。

五木樹里 演:馬場徹

コ・アース営業取締役。

日高が経営するベンチャー企業「コ・アース」の営業取締役。

社長である日高のことを心から信頼している。

湯浅和男 演:迫田孝也

陸のアルバイト仲間で、陸から"師匠"と呼ばれ慕われている。

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