-PR-
朝ドラ「エール」第10週48話のあらすじとネタバレを紹介していきます。
第10週の48話では、遂に双浦環(柴咲コウ)と小山田耕三(志村けん)の共演になります。
音楽の世界で名を馳せる2人がどのように向き合い、どのように話すのか。
第10週48話は必見です!
それでは第10週48話について紹介致します。
そこまで『船頭可愛いや』には魅力があるのか!
気になるネタバレ項目をクリックしてください
朝ドラ「エール」第10週48話のあらすじ
高梨(ノゾエ征爾)の詞に作曲した「船頭可愛いや」はレコードになって売り出されるがまったく売れず、裕一(窪田正孝)は契約解除の危機を迎える。
音(二階堂ふみ)にお願いされて曲を聞いた環(柴咲コウ)は、とてもいい曲なので世間の人たちに広く知ってもらうために、自分に歌わせてもらえないかと提案する。
レコード化に向けて、コロンブスレコードでは廿日市(古田新太)は大賛成だったが、小山田(志村けん)は・・・。
朝ドラ「エール」第10週48話のネタバレ
小山田耕三と双浦環。ただならぬオーラを放っています…!
お2人のスマイルショットも📷✨#朝ドラエール#志村けん#柴咲コウ#3月上旬に撮影 pic.twitter.com/BYN6O02ZQ3
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) June 2, 2020
古山家は、上京以来最大の危機を迎えていた。
裕一(窪田正孝)は音(二階堂ふみ)に心配をかけまいと、『椿姫』の稽古に集中するようにんと話すが、解決策は何も思い当たらず、落ち込んでいた。
音のほうも不安は拭えず、放課後の自主練習の合間に思わずため息をついた。
「はぁ・・・どうなっちゃうんだろう・・・」
そこに双浦環(柴咲コウ)がやって来た。
「今度はどこを悩んでいるの」
「・・・ここのカデンツァと・・・」
楽譜を指して答えたが、目下のいちばんの悩みについても口にせずにいられなかった。
「それから・・・わが家の財政について・・・」
「え?」
「・・・主人が、契約を打ち切られるかもしれないんです。新しい曲が全然売れなくて・・・。いい曲なのに・・・なんで売れないのか・・・」
「何ていう曲なの?」
かばんからレコードを取り出しながら、音はあることをひらめいた。
「環先生、聴いていただけませんか?お願いします。本当にいい曲なんです!」
環は蓄音機にレコードをかけ、『船頭可愛や』を聴いた。
「・・・とってもいい」
「よかった!主人にも、環先生が褒めてくださったって伝えます!」
「ねえ・・・。これ・・・私、歌っていいかしら」
「・・・へ?あの・・・それはどういう・・・」
「この曲を私が歌って、もう一度レコードを出すの」
その日のうちに裕一は、バンブーで環に会うことになった。
音と共に環が現れると、裕一は緊張のあまり話すこともままならなくなった。
「は!は、はじ、初めめまま・・・」
「双浦です。初めまして」
環のほほえみに、裕一も、保(野間口徹)と恵(仲里依紗)も、一瞬で心を奪われた。
「ま、誠に光栄なお話しで・・・で、でもどうして・・・」
「『船頭可愛や』が、大変優れた曲だからです。西洋音楽をベースにしながら、流行歌としての親しみやすさも兼ね備えている。」
「これが評価を受けないなんて、日本の音楽業界は、遅れていると感じました。」
「ですが、もしかしたら知らないだけかもしれません。世間の人たちの元に、この曲がまだ届いてない」
環がオペラの世界で広く認められるようになったきっかけは、プッチーニに評価されたことだった。
その経験から、人々に認知されることの重要さを痛感しているのだという。
「私は、いい音楽を広めたい。あなたの音楽を大勢の人に届けたい。このままじゃもったいないわ。古山さん。私に、歌わせていただけますか?」
「も、も、もちろんです・・・!ありがとうございます!」
これを実現するにはコロンブスレコードの許可が必要なので、裕一はさっそく、廿日市(古田新太)にも連絡を入れた。
廿日市は大いに乗り気で、翌日の会議で、社長、専務、販売部長に双浦環版の『船頭可愛や』の発売を提案した。
「社長!世界の双浦環ですよ!話題性抜群、必ず売れます。間違いありません!」
裕一も同席し、みずから頭を下げた。
「わ、わ、私からもお願いします!ぜ、ぜひもう一度、双浦環さんの歌で録音させでください!」
しかし専務が難色を示した。
「双浦環が歌うってことは、青レーベルから発売するということか。赤レーベルの作曲家が作った曲を、青レーベルの歌手が歌うというのは・・・どうなんだろうねぇ」
「世間は、赤とか青とか気にしませんって!」
廿日市は反論したが、社長もいい顔をしなかった。
「世間はともかく、小山田先生がねぇ・・・」
社長の懸念どおり、小山田(志村けん)は双浦環が『船頭可愛や』を歌うことを認めなかった。
そこで裕一は、バンブーで音と環に事の次第を話した。
「会社は先生の機嫌損ねたくないみたいだし、最初は張り切ってた廿日市さんもすっかりおとなしくなっちゃって・・・」
「じゃあ、環先生は歌わせてもらえんってこと?許せん・・・あたし・・・行ってくるわ」
得意の直談判に行こうとする音を、裕一が慌てて止めていると、環が口を開いた。
「古山さん。私に任せて」
環は小山田の自宅を訪ね、反対している訳を問いただした。
「説明するまでもないだろう。青レーベルは西洋音楽。赤レーベルは流行歌。そういうルールだ」
「でも、小山田先生も、赤レーベルで曲を書かれてますよね」
「青レーベルの私が赤で書くことと、赤レーベルの新人作曲家が青レーベルの歌手の曲を書くこととは訳が違う。身の丈というものがある」
「赤とか青とか、その区分はそんなにこだわるべきものですか?」
「君こそ、なぜあの男にこだわる。コロンブスのお荷物だぞ」
「その古山さんをコロンブスレコードに推薦したのは、小山田先生ですよね」
黙り込んだ小山田の顔を、環は直視した。
「・・・その目。・・・私、同じ目を見たことがあります。」
「ドイツにいた頃。先生と同じ目をした芸術家たちを、たくさん見ました。」
「彼らは皆、自分の立場を脅かす新しい才能に敏感です」
「・・・ばかばかしい」
そう言って小山田は視線をそらす。
「先生はなぜ、西洋音楽で評価を受けていた古山さんを、青ではなく、赤レーベルに推薦させたのですか」
答えようとしない小山田に、環はきっぱりと決意を述べた。
「・・・先生が反対されても、私は『船頭可愛や』を歌います」
数日後、環が歌う『船頭可愛や』のレコーディングが行われた。
廿日市は小山田の意向に逆らうことに抵抗を示したのだが、環からこう迫られ、腹を決めた。
「上の機嫌を取って今いる場所を守るか、勝負に挑んで大きな利益を得るか。どちらになさいますか?」
廿日市の決断は、大成功につながった。
環版の『船頭可愛や』は、発売されるやいなや大ヒットとなったのだ。
相乗効果で藤丸版も売れ行きを伸ばし、裕一が書いた曲が町中に流れるようになった。
音のほうも、日々の地道な訓練の成果が現れ、プリマドンナらしくなってきたと環から褒められるようになっていた。
環が何故そこまで『船頭可愛や』に惹かれたのか・・・何故小山田耕三の自宅に行って、あそこまで言う程の行動に出たのか。
これは裕一の運命を変える何かに憑りつかれていたような・・・そんなものさけ感じるご都合展開に思えてしまいます。
これまで、それでも自然な流れだったエールですけど、ここが一番「ん?」と疑問に感じるところかもしれない・・・。
それくらい環の行動に違和感です。
【続きのお話しはこちら】
【前回の振り返り記事】