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「イチケイのカラス」2話3話4話の無料動画・見逃し配信の無料視聴方法は?

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「イチケイのカラス」2話3話4話の無料動画・見逃し配信の無料視聴方法は?

朝ドラ「花子とアン」や「純と愛」に出演していた黒木華さんが出演するフジテレビの月9ドラマ「イチケイのカラス」の2話、3話、4話のあらすじやネタバレ、キャスト情報や無料動画や見逃し配信を無料視聴する方法について紹介していきたいと思います。

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ドラマ「イチケイのカラス」2話のあらすじネタバレ

みちお(竹野内豊)たち地裁チームと、甲子園出場経験もある井出(山崎育三郎)を擁する地検チームによる、恒例の草野球試合が行われた。

坂間(黒木華)は、2打席連続ランニングホームランの井出を迎えた投手のみちおに対し、敬遠すべきだと主張する。

しかし、みちおは、0.1%でも可能性があるなら勝負がしたいと言い出し・・・。

その夜、坂間は、最高裁判所判事で、司法研修所時代の上席教官でもある日高(草刈民代)から呼び出され、あるパーティーに出席する。

そこで坂間は、最高裁事務総局の事務総長・香田健一郎を紹介される。

健一郎は、坂間が東京地裁第3支部の立て直しを任されていることを承知しており、人事局でもみちおの存在が問題視されつつあることを彼女に告げる。

それを受けて日高は、みちおの問題行動に対して処分が必要だと判断した場合は人事局にあげてほしい、と坂間に指示する。

そんな折、イチケイの部長・駒沢(小日向文世)は、合議制で扱いたい案件があるとみちおたちに告げる。

それは、1審で有罪判決が下された、人気料理研究家・深瀬瑤子(前田敦子)による幼児虐待事件だった。

瑤子は、当時1歳半の長女が泣き止まないことに苛立ち、激しく揺さぶるなどしてケガを負わせたことにより、傷害罪で2年6ヵ月の有罪判決を受けていた。

だが瑤子は判決を不服として控訴。

それを受けて高裁は、審理内容を精査し、地裁に差し戻したのだ。

しかし、実はこの案件、第1審の裁判長を健一郎の息子・隆久が務めた“取り扱い要注意”案件で・・・。

ドラマ「イチケイのカラス」2話のネタバレ・感想

“裁判官版『HERO』”と言われるのは、それだけ作品のクオリティが担保されている証拠であろう。

前回の第1話で暴行事件に端を発し、代議士の献金疑惑を暴くというダイナミックな展開を見せた『イチケイのカラス』(フジテレビ系)は、4月12日放送の第2話ではやくも裁判所という“組織”の闇と対峙する。

最高裁事務総長の息子である地裁判事が有罪判決を下した傷害事件の差戻し審、いわばアンタッチャブルな案件の真実を捜査しなおし、圧力をかけられながらも戦う主人公たち。まだ第2話なのに、と思ってしまうのも致し方あるまい。

人気料理研究家の深瀬瑤子(前田敦子)は育児によるストレスで鬱状態にあり、当時1歳半の長女を激しく揺さぶったとして傷害罪で有罪判決を受けるのだが、一貫して無罪を主張し続けていた彼女は判決を不服として控訴。

しかし最高裁事務総長の香田(石丸謙二郎)の息子・隆久(馬場徹)が裁判長を務めた事件とあって、高裁は地裁に差し戻し。

駒沢(小日向文世)から合議で進めることを言われるも、保身のために反対する坂間(黒木華)だったが、結局入間(竹野内豊)が裁判長を務めて審理に入ることに。

早速いつもの入間劇場の幕が開けた矢先、隆久自らが圧をかけに現れるのである。

今回のエピソードの主題となっているのは、乳幼児揺さぶられ症候群(Shaken Baby Syndrome=SBS)。

目立った外傷がなくとも、乳幼児に硬膜下血腫などの3つの症状が見受けられれば大人によって強く体を揺さぶられた、つまり虐待を受けたことが推定できるという理論だ。

50年前にイギリスで提唱され、日本でも児童虐待が社会問題化したこの20年ほどの間で広く知られるようになった。

しかしその一方で、海外ではすでに十数年前からその推定に科学的根拠が不十分であるという見方が強くなってきているのだ。

現に日本でも数年前に、今回描かれたようにSBSを根拠にした児童虐待事件の有罪判決が覆るということが何度か続けて起きている。

前述の3症状以外に、明確に高所からの落下や事故が確認できれば、と長年言われてきたが、それも見直されつつある。

劇中ではまさに、病院の診察台という低い位置からの落下でも硬膜下血腫になる可能性があるということを提示し、画一的な判断基準によって、いわば真実を追究するどころか先入観だけで判決を下してきた司法の慣習に警鐘を鳴らす。

これだけでもリーガルドラマとしての役割を果たしているといえよう。

無論、児童虐待は決して許されることではないが、裁判所としては冤罪も許されない。

たしかに虐待が見落とされてきたという歴史も少なからずあるが、こうした誤った判断によって親と引き離された子供もいることを見逃してはなるまい。

「裁判官だって間違うことはあります。それ以上に大きな罪は、間違えを認めないこと。間違えた時に、我々はどう行動すべきなのか」。

入間が語るこの言葉は、なにも裁判官に限った話ではない。

社会に生きるどんな立場の人間にとっても必要な素養にほかならないのだと、去年あたりからとくに感じるわけで。

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ドラマ「イチケイのカラス」3話のあらすじネタバレ

「どうしたらなれるか、アインシュタインに」。

ある日みちお(竹野内豊)は、坂間(黒木華)たちイチケイメンバーにそう質問する。

ヒントは、裁判官にも大事なことだとみちおは言うが・・・。

そのとき、起訴状を読んでいた部長の駒沢(小日向文世)は、合議制で扱いたい案件がある、とみちおたちに告げる。

案件は重過失致死及び死体損壊の事件で、被告人はガラス工房で働く藤代省吾(岡田義徳)、被害者は市役所職員の野上哲司(成松修)だった。

その教室には野上の14歳になる娘・碧(渡邉心結)が通っていたが、迎えに来た碧の母で、笹原警察署の警察官でもある奈緒(佐津川愛美)に一方的に好意を抱いた藤代は、「野上哲司は浮気している」「夫と別れなければ罰を与える」等の監視や人格非難にあたる内容の手紙を差し出し人不明で送りつけていた。

それが藤代の仕業だと気づいた野上は、事件当夜、藤代と工房で会い、口論からつかみ合いになったという。

藤代は工房にあった自転車に乗って逃げようとして野上と衝突。

そのまま後ろに倒れた野上は、後頭部を強く打ち命を落としたらしい。

犯行の露見を恐れた藤代は、野上の遺体を焼却炉で燃やしていた。

みちおが裁判長を務めた第1回公判、入廷してきた駒沢の姿を見た藤代は驚く。

実は駒沢は、18年前に裁判長として藤代を裁いたことがあり・・・。

ドラマ「イチケイのカラス」3話のネタバレ・感想

刑事裁判における有罪率が99.9%というのは、それこそ『99.9』(TBS系)というドラマもあったように、いまではかなり高い認知度の情報だ。

その理由について法務省のホームページによれば、「的確な証拠によって有罪判決が得られる高度の見込みのある場合に初めて起訴をする」とも明記されているほど。

4月19日に放送された『イチケイのカラス』(フジテレビ系)第3話は、そんな高い有罪率のなかで30件もの無罪判決を下したという伝説の裁判官である駒沢(小日向文世)にフォーカスが当たる。

彼と入間(竹野内豊)の師弟関係を裏付けるような「真実」への意識とともに、新たな気付きを与えてくれるエピソードであった。

ガラス工房の職人である藤代(岡田義徳)という男は、自身が運営する教室に通う少女・碧(渡邊心結)の母・奈緒(佐津川愛美)に一方的に好意を寄せ、不穏な内容な手紙を送りつけたことから奈緒の夫と口論になり、誤って殺害。

その後犯行が発覚するのを恐れて焼却炉で遺体を焼いたことで、重過失致死と死体損壊の罪で起訴されるのだ。

その藤代の裁判を合議で担当することになった入間たち。

実は藤代は18年前に強盗致死事件で無期懲役が求刑され、当時裁判長を務めた駒沢によって減刑されていた過去があった。

自分の判断が誤っていたのかと悩む駒沢だったが、検察から提出された証拠に矛盾があることが発覚。

入間はまたしても“職権発動”をし、改めて実況見分を行うことになるのである。

今回のエピソードの冒頭で入間は、唐突にイチケイのメンバーに対してこのような質問を投げかける。

「どうしたらなれるのか、アインシュタインに」。

そしてヒントとして「裁判官にとって大事なこと」だと付け加えるのである。

この答えから先に言ってしまえば、それは「疑う」ということに他ならない。

常識を「疑う」ことでいくつもの新たな発見をしたアインシュタイン。

裁判官もまた、裁判に持ち寄られた証拠を疑うことで真実にたどり着くことができると意味しているのであろう。

それと同時に、このような言葉が劇中には繰り返し登場する。

「疑うことは信じること」。

「疑う」と「信じる」は、明確に対義にある。

「疑う」という言葉でまず思い浮かぶのは、「無罪推定の原則」であろう。

「疑わしきは被告人の利益に」という言葉でも表されるそれは、端的に言えば「被告人が有罪であるという確証がなければ犯罪者になり得ない」ということであり、前述した有罪率の話と通じる部分でもある。

しかし起訴された事件にあるべき「確証」に少しでも綻びがあったらどうなるか。

それはただ何らかのかたちで「確証」を取り戻す必要が出てくるだけに過ぎない。

警察に証拠の開示を求めるシーンで駒沢は「我々は二重の不正義をしてはいけない」と語る。

「冤罪を出してはならない」(=疑う)と、「犯罪者を逃してはならない」(=信じる)。

つまり刑事裁判官にとって、「疑う」と「信じる」は必ずしも対義ではないというわけだ。

終盤で藤代と面会をする駒沢は「信じることは相手を知って初めてできること。疑って初めて、あなたがどういう人間か知った」と告げる。

ここで、「疑う」ことによって真実を知ることができれば、それは「信じる」ことへとつながるものであると、横並びの関係であることがはっきりとわかる。

また、入間は坂間に問いの答えを教えるときに「単に信じることは知ることの放棄」だと語る。

それはもちろん、有罪率を信じすぎてもいけないということでもあり、「疑う」ことを信じすぎてもいけない。

それは司法に限らず、あらゆる情報が錯綜する日常にも言えることであろう。

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ドラマ「イチケイのカラス」4話のあらすじネタバレ

みちお(竹野内豊)は、坂間(黒木華)を訪ねて裁判官官舎にやってきた彼女の妹・絵真(馬場ふみか)と出会う。

絵真から、姉はどんな裁判官なのかと尋ねられたみちおは、裁判を傍聴してみてはどうかと言い出す。

その後絵真は、みちおと一緒に、坂間が裁判官を務めたいくつかの公判を傍聴することに。

そんな中、イチケイの部長・駒沢義男(小日向文世)は、家庭裁判所から逆送されてきたある少年事件を合議制で扱いたい、とみちおたちに告げる。

被告人は17歳の望月博人(田中偉登)。

半年前に高校を中退した博人は、レジャー施設でアルバイトスタッフとして働いていたが、あるとき売上金5000万円を盗んで逃亡。

警察に逮捕されそうになった際には、繁華街のビルの非常階段から盗んだ現金をばらまいていた。

みちおは裁判長は坂間がいいのではないかと提案し、坂間も決意を表明する。

そして始まった第1回公判。博人は完全黙秘を貫き・・・。

ドラマ「イチケイのカラス」4話のネタバレ・感想

堅物ぶりを遺憾なく発揮し“ベルトコンベアー裁判官”とまで言われてしまう坂間(黒木華)が、完全黙秘を貫く少年の事件で裁判長を務めることによって大きな変化を味わう。

4月26日放送の『イチケイのカラス』(フジテレビ系)第4話は今後のエピソードでも重要になるであろう、登場人物の心情の動きから、罪を犯すことによって生じる悲劇的な側面というリーガルドラマに必要なドラマ性の高さ。

さらにはいくつもの興味深いトピックまでもが凝縮された充実したエピソードとなった。

ひょんなことから坂間の元を訪ねてきた坂間の妹・絵真(馬場ふみか)と一緒に、坂間が裁判官を務める公判を傍聴することになる入間(竹野内豊)。

しかしサクサクと事件を機械的に処理していく様が傍聴マニアから酷評を浴びる。

そんな折、17歳の少年がバイト先の遊園地の売上金を盗み、公衆の面前で現金をばら撒いたという事件を合議で行うことが決まる。

入間の提案で、初めて少年事件の裁判長を務めることになる坂間。

ところが被告の少年・博人(田中偉登)は完全黙秘を貫き、事件の全容は掴むことができない。

博人が育った施設を訪れたイチケイの面々は、そこで博人ときょうだい同然に育った未希(ついひじ杏奈)と陸(細田佳央太)に出会い、やがて1年前に起きた事故にたどり着くことに。

遊園地の整備不良が原因で起きたジェットコースター事故によって左手に麻痺が生じ、ピアニストの夢を絶たれた未希。

その事故で業務上過失致傷に問われた遊園地は、やり手の顧問弁護士によって不都合な事柄を揉み消し無罪を勝ち取るのである。

そこで博人は真相を探るために遊園地でアルバイトをし、さらに未希の麻痺を治療するための高額な医療費を捻出するために犯行に及ぶという、彼らを主人公にした物語にしても充分に成立しうるだけのドラマ性を備えたサイドエピソードが展開した今回。

とりわけ「法律はくそだ」と言い放つ博人に対して、拘置所の面会室で入間が語りかける

「法律は人間が人間のために作り出したルール。必ずしも弱いものの味方になるとは限らない」

という、ひとりの大人として向き合う言葉。

また陸が犯行に加担していたことを隠し通そうと黙秘を続ける博人の心情を知りながらも「客観的に基づき裁く必要が私にはあります」と、苦悩しながら職務を全うしようとする坂間の言葉。

そして判決とともに未希の手術が中止になったことを知らされ取り乱す博人に同じ目線の高さから「自分の人生を投げてはいけない」と説く坂間の言葉など、強いメッセージ性と適切な重さを有したセリフの数々が、ひときわ印象的に使われていたといえよう。

それ以外の部分においても、近年中国やエストニアなどの国々で実際に導入されつつあるAIを駆使したいわゆる「ロボット裁判官」の話題が登場したり、「一時不審理」や「環境調整」といった用語が次々と登場するあたりも今回のエピソードをより強固なものにしていく。

そして何より、終盤で駒沢(小日向文世)と絵真の会話で登場する「ワタリガラスの神話」の話については重要だ。

神様や英雄のような存在ではないが、何者にも束縛されない個性的で、自由の象徴であるワタリガラス。

それがこのドラマのタイトルにもなっている“イチケイのカラス”、主人公である入間の目指す姿の由来というわけだ。

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