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朝ドラ「エール」第11週51話のあらすじとネタバレを紹介していきます。
第11週の51話では、裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)の子どもの華が生まれてから四ヵ月後が描かれています。
この時、裕一は娘の華に夢中なのですが、そこに故郷である福島から一通の手紙が届き、裕一の運命がまた動き始めます。
裕一は故郷である福島から飛び出してきて、これまで一度も帰る事がありませんでした。
しかし、そんな裕一も、可愛い娘の華を両親に見てもらいたい・・・音のそんな発言で動き始めます。
それでは第11週51話について紹介致します。
51話から始まる第11週、必見です!
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朝ドラ「エール」第11週51話のあらすじ
娘の華が生まれて4か月。
音(二階堂ふみ)は炊事洗濯や育児に追われるが、裕一(窪田正孝)は作曲よりも娘に夢中の毎日。
作曲のために出かけた喫茶バンブーでも、裕一は仕事そっちのけで、保(野間口徹)や恵(仲里依紗)、お客さん相手に娘のかわいさを自慢する始末・・・。
そんなある日、恩師の藤堂先生(森山直太朗)から福島の小学校の校歌を作曲してほしいという手紙が届く。
裕一は音に励まされ曲をつくるのだが・・・。
朝ドラ「エール」第11週51話のネタバレ
藤堂先生や母・まさからの手紙を受け取り、福島に帰るべきか迷う裕一。
鉄男、木枯、藤丸、そして音の言葉が胸に響き、故郷に帰る決意をしました。#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#中村蒼#野田洋次郎#井上希美 pic.twitter.com/DQ1wcTkA79
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) June 8, 2020
裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)は、娘を「華(はな)」と名付けた。
昭和八(1933)年一月、華が生まれて四ヵ月がたった。
音は家事と育児に追われ、裕一はと言えば仕事より愛娘に夢中で、音をあきれさせていた。
ある日、仕事そっちのけで華と遊んでいる裕一に、音が言った。
「華のことは私に任せて、仕事して。そろそろ締め切りでしょ」
「大丈夫、大丈夫。頭ん中では出来上がってっから」
「廿日市(古田新太)さんにせっつかれても知らんよ」
華と離れたくない裕一は居間で仕事をしようとするが、音に五線紙を手渡され、バンブーに行かされる。
ところがバンブーに行っても、裕一は恵(仲里依紗)を相手に華のかわいらしさを熱く語ってばかりいた。
「うちの華ちゃんはね、目は音で、鼻は僕似なんだ。あど口元も!」
「華が生まれたばっかしの頃は、高い『ラ』の音程で泣いてだんだ。これがもうかわいくて・・・」
そこに保(野間口徹)が、裕一に紹介しようと年配の常連客を連れてきた。
「お会いできて光栄です。『船頭可愛や』、毎日聴いてます。今も作曲中でしたか」
「ええ、まあ・・・」
「すごいですね、こんなところで作曲できるなんて」
「実は娘が生まれましてね、その娘どいうのが、まぁかわいくて・・・目は妻似なんですが、鼻と口元は僕にそっくりでして」
「ご両親もさぞお喜びでしょうなぁ。私も近頃孫が生まれまして、まあ、かわいくてかわいくて」
すると、保が口をはさんできた。
「裕一君、まだ一度もご両親にお孫さん会わせてないんですよ」
「それはいけません、早く会わせてあげないと!あっという間に大人になっちゃうんですから」
「はあ・・・」
裕一が帰宅すると、藤堂(森山直太朗)から手紙が届いていた。
何事かと驚いて封を開けると、福島の小学校の校歌を作曲してほしいという依頼だった。
『福島に君が作った校歌をたくさん残したい。古山君が福島の地から羽ばたいたときから、ずっと思い描いていた夢なのです!』
「故郷の校歌を作れるなんて、すてきなお話しじゃん」
音はそう言うが、裕一は戸惑っていた。
「でも、僕は、福島捨てたんだよ」
「うん。でも、裕一さんだからこそ作れる曲があると思う。それに、大恩人の藤堂先生からの依頼を断ったりしたら、罰が当たるわ!」
「そ、そだね」
音に背中を押され、裕一は徹夜で校歌を書き上げた。
譜面を送ってから数日後には、藤堂から返事が来た。
『裕一君、大変すばらしい曲を作っていただき、ありがとうございました。つきましては、関係者各位を招待し、校歌完成披露会を開催したいと思っております。奥さんや娘さんも一緒に、ぜひご参加ください』
読み終えた裕一が、音に尋ねた。
「こ、これって、福島に帰ってこいってごどだよね」
「たぶん・・・」
この日届いた郵便の中には、まさ(菊池桃子)からの手紙もあった。
『裕一へ。ご無沙汰しております。皆さん、お変わりありませんか?さて、藤堂先生から、裕一が小学校の校歌を作曲したと聞きました。お仕事も順調のようで、家族一同、裕一のことを誇らしく思っております。どうぞこの機会に、ぜひ三人で福島に来てはいかがですか』
母の優しい言葉を読んでも、裕一は決心がつかなかった。
福島を、そして家族を捨ててきた自分に帰る資格があるのかと、どうしても心が揺らいでしまう。
深夜まで考え込んでいると、音がやって来た。
「ねえ、やっぱり福島に行ってみん?華に、おじいちゃん、おばあちゃんを会わせてやりたいの。きっと、お義父さん、お義母さんも喜んでくれるわ」
「・・・ごめん、もう少し考えさせで」
そんなある日、鉄男(中村蒼)のおでん屋で裕一が藤丸と飲んでいると、木枯(野田洋次郎)がやって来た。
「木枯君は、福岡には帰ることあんの?」
「前にも話しただろ、家を捨ててきた。でも、時々、無性に母ちゃんのこと思い出すんだよね~。」
「夜中にさ、突然、母ちゃんが作ってくれた芋の煮っころがし食べたくなったりして」
すると鉄男も、亡くなった母のことを語りだした。
「俺も、時々、母親のごど夢に見るよ。ひどい父親だったげど、母親は本当に優しぐしてくれだ」
おのおのが故郷を思い、沈黙が流れた。
「どした?福島帰んのが?」
鉄男に尋ねられたが、裕一は首を横に振った。
その晩、裕一は、音と華が遊ぶ姿を写真に収めた。
二人の笑顔を見つめるうちに、裕一は身にしみて感じた。
「何かさ、僕たぢも親になったんだね」
「どうしたの?急に?」
「福島のことなんだげど・・・やっぱり、このままってわけにはいかないと思うんだ。」
「華が大きくなったときに、お父さんの故郷は福島なんだぞって、胸張って言いだいなって。」
「音はどう思う?」
「私はほら、早くにお父さん亡くなっとるでしょ?お父さんに恩返ししたかった。」
「裕一さんがお義父さん、お義母さんに孝行できるようになるといいなって」
「・・・うん。・・・帰ろ」
「うん!」
今、実家喜多一はどのようになっているのでしょうか。
お次の52話をお見逃しなく!
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