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朝ドラ「エール」山崎育三郎(佐藤久志)の出演回数とモデル・伊藤久男について

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朝ドラ「エール」山崎育三郎(佐藤久志)の出演回数とモデル・伊藤久男について

朝ドラ「エール」に出演中の山崎育三郎さん演じる佐藤久志は、主人公である古山裕一(窪田正孝)と親しい間柄で、福島三羽烏の一人でもあります。

また、古山裕一の妻である音(二階堂ふみ)とも親しいキャラクターなので、朝ドラ「エール」のドラマ本編に出演する回数も多そうなのですが・・・山崎育三郎さんは日本テレビで放送中のドラマ「私たちはどうかしている」でも重要な役どころで出演しています。

近年ではバイプレーヤーのドラマの掛け持ちは少なくはないですが、重要な役どころでのドラマの掛け持ちはまだまだ少ないんじゃないかと思われます。

日本テレビのドラマ「私たちはどうかしている」は既に撮影は終了しているそうなので、これからの朝ドラ「エール」の撮影には時間を割けるとは思いますが、「私たちはどうかしている」の撮影中は、朝ドラ「エール」での出演も少なそうに感じますよね?

なので、福島三羽烏の話などは、「私たちはどうかしている」の撮影が終了してから撮影されているのではないかと思われます。

朝ドラ「エール」から佐藤久志の出演シーンが極端に少ないところはこれからあるのか?

と言ってもこれまでもそこまで多いわけではないですが・・・。

ということで山崎育三郎さん演じる佐藤久志の今後などについても考えていきたいと思います。

やっぱり見せ場は「福島三羽烏」?

「福島三羽烏」はいつ放送されるのかは分かりませんが、ここが佐藤久志の見せ場になるのは間違いないです。

「福島三羽烏」は古山裕一が作曲をし、村野鉄男(中村蒼)が作詞をして、佐藤久志が歌う・・・という故郷福島の幼馴染たちがチームになって曲を出すものになります。

この「福島三羽烏」の詳しくにはついては、下記の記事で紹介しているのでご覧ください。

「福島三羽烏」のモデルネタバレ!村野鉄男(野村俊夫)佐藤久志(伊藤久男)古山裕一(古関裕而)

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山崎育三郎さん演じる佐藤久志のモデル・伊藤久男とは

朝ドラ「エール」山崎育三郎(佐藤久志)の出演回数とモデル・伊藤久男について

伊藤久男(いとう ひさお)は、1910年(明治43年)7月7日生まれで、生家は福島県安達郡本宮町(現本宮市)の旧家。

※本名は伊藤 四三男(いとう しさお)。

父親は立憲政友会所属で県会議員を務めた伊藤彌、兄は福島県議会議員を経て戦後に自由民主党所属の衆議院議員を務める伊藤幟です。

たいへん裕福な家庭で、当時はまだ珍しかったピアノに没頭し、中学(旧制)の頃にはピアニストを志望するようになります。

家族や親族の反対を押し切り単身上京、音楽を生業とすることに反対していた家族へのカモフラージュのため東京農業大学に入学。

その後、同郷の新進作曲家・古関裕而と懇意になり、家族には知らせず農大を退学、帝国音楽学校に進む。

同校では同郷の声楽家平間文寿に師事します。

その後、農大を退学したことが家族に知られ毎月の仕送りが止まり、音楽学校の同級生とともにコロムビア吹き込み所で合いの手や囃子の吹き込みのアルバイトを始める。

ピアニスト志望だった四三男としては不本意だったが、これが後に作曲家やディレクターたちの耳に止まることになります。

1932年(昭和7年)、古関裕而の勧めにより、1933年(昭和8年)6月25日付で「伊藤久男」名義でリーガル(コロムビアの廉価レーベル)から「今宵の雨」でデビュー。

コロムビアからのデビューは同年9月の「ニセコスキー小唄」で、宮本一夫の名前で発売。

出身地本宮をひっくり返した芸名でした。

その間、アルバイトとしてタイヘイレコードにて内海四郎名義でレコーディング。

その後、コロムビアでは伊藤久男、リーガルでは宮本一夫を使用していたが、1935年(昭和10年)「別れ来て」の発売を機に芸名を伊藤久男に統一。

古関裕而(窪田正孝)と伊藤久男

伊藤は同郷の作曲家・古関裕而の作品を多くレコーディングしています。

「露営の歌」「続露営の歌」「暁に祈る」「海底万里」といった戦時歌謡から、「イヨマンテの夜」「君いとしき人よ」といった歌謡曲、また、現在でも夏の高校野球全国大会で歌われている「栄冠は君に輝く」までも伊藤の創唱によるものです。

NHK紅白歌合戦にも計11回出場しています。

古関裕而のクラシックの格調は、美しいテナーの音色で歌う藤山一郎に代表されるが、古関メロディーのドラマティックな抒情性は伊藤久男のリリックな歌唱によって声価を高めた。

伊藤の人柄と病魔に悩まされた晩年

性格はまさに豪放磊落。

酒をこよなく愛し、誰からも「チャーさん」の愛称で慕われていました。

一方で、異常なまでの潔癖症で、常にアルコールを含ませた脱脂綿を消毒のために持ち歩き、また、閉所恐怖症のためエレベーターには乗らなかったといわれています。

日本歌手協会の設立にも尽力し、後進の指導にも力を惜しまなかったが、晩年は酒豪が祟り糖尿病のためインスリンの注射に依存。

昭和50年以降には、注射による低血糖発作で震えながらステージを務め、痛々しいものがありました。

妻は元宝塚歌劇団娘役で宝塚歌劇団21期生の桃園ゆみか(本名:伊藤あさの、旧姓:西山)。

NHKの歌番組ステージ101に出演していた歌手伊藤三礼子は長女。

また、弟で次男の悟も出演していた(後に「伊藤さとる」名義で1980年頃、郷ひろみのバックコーラスを担当したといわれる)。

1978年(昭和53年)に紫綬褒章受章、1982年(昭和57年)には第24回日本レコード大賞特別賞を受けます。

(この受賞の際中継で顔出し出演していたが、伊藤が公の場に姿を見せるのは、これが生涯最後となりました)

翌1983年4月、肺水腫のため死去、享年72。勲四等旭日小綬章受勲。

古関裕而と伊藤久男が組んだ楽曲

朝ドラ「エール」山崎育三郎(佐藤久志)の出演回数とモデル・伊藤久男について

・1937年「露営の歌」(作詞:薮内喜一郎、作曲:古関裕而)共唱:中野忠晴、松平晃、霧島昇、佐々木章

・1937年「弾雨を衝いて」(作詞:高橋掬太郎、作曲:古関裕而)

・1940年「暁に祈る」(作詞:野村俊夫、作曲:古関裕而)

・1941年「海の進軍」(作詞:海老名正男、作曲:古関裕而)共唱:藤山一郎、二葉あき子

・1947年「夜更けの街」(作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而)

・1948年「若き日のエレジー」(作詞:野村俊夫、作曲:古関裕而)

・1949年「栄冠は君に輝く(全国高校野球大会歌)」(作詞:加賀大介、作曲:古関裕而)

・1949年「イヨマンテの夜」(作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而)

・1950年「ドラゴンズの歌(青雲たかく)」(作詞:小島清、作曲:古関裕而)

・1951年「恋を呼ぶ歌」(作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而)

・1953年「ひめゆりの塔」(作詞:西條八十、作曲:古関裕而)

・1953年「岬の灯り」(作詞:野村俊夫、作曲:古関裕而)

・1953年「君、いとしき人よ」(作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而)

・1954年「数寄屋橋エレジー」(作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而)

・1954年「チャンドラムの夜」(作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而)

・1954年「花のいのちを」(作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而、共唱:奈良光枝)

・1954年「忘れ得ぬ人」(作詞:菊田一夫、作曲:古関裕而)

・1954年「福島音頭」(作詞:野村俊夫、作曲:古関裕而、共唱:神楽坂はん子)

・1954年「百万石音頭」(作詞:丘十四夫、作曲:古関裕而、共唱:永田とよこ)

・1954年「サロマ湖の歌」(作詞:中山正男、作曲:古関裕而)

・1956年「メコンの舟唄」(作詞:野村俊夫、作曲:古関裕而)

第13週スター発掘オーディション以降の佐藤久志は?

第13週の「スター発掘オーディション」では、コロンブスレコードが専属新人歌手のオーディションを行い、しかも合格者には古山裕一が曲を提供することになっていました。

そこで裕一は久志にオーディションの参加を提案し、一度は拒否するも、久志はオーディションに参加することを決意しました。

結果的に合格はしませんでしたが、研究生として所属することが出来ました。

そしてここから佐藤久志はどのように進んでいくか分かりませんが、以前裕一から預かった「反逆の詩」がどうなってくるのか気になりますよね。

この「反逆の詩」の元ネタは、古山裕一のモデルである古関裕而さんが関東大震災のときに作曲した「大地の反逆」なのではないかと思われます。

なので、1923(大正12)年9月1日に起こった関東大震災の話も描かれるのではないかと思います。

実際これからどのように物語が進んでいくかは分かりませんが、十分にありえる展開なのではないかと思います。

佐藤久志のことも含め、これからの朝ドラ「エール」を楽しみにしましょう!

 
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