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なつぞら

「青のSP(スクールポリス)」1話2話3話4話の無料動画・見逃し配信は?

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「青のSP(スクールポリス)」1話2話3話4話の無料動画・見逃し配信は?

朝ドラ「なつぞら」に出演していた山田裕貴さんが出演するドラマ「青のSP(スクールポリス)—学校内警察・嶋田隆平—」の1話、2話、3話、4話の無料動画や見逃し配信を見る方法について紹介していきたいと思います。

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ドラマ「青のSP(スクールポリス)」1話から4話のあらすじ・ネタバレ

“警察官×学園エンターテインメント”の異色のコラボレーションが実現!

1話完結で“悪”を成敗する爽快感!

そして、徐々に明かされていく嶋田の“過去”と“目的”…スクールポリスは敵か?味方か!?

毎話あぶりだされる“悪”を成敗する“爽快感”が見どころの本作。

「校内に警察がいる」という特殊な設定の中で起こる事件の犯人をスクールポリスが次々と成敗していく。

「守ってやるが、容赦はしない」という言葉通り、教師でも生徒でも、法に触れれば容赦無く逮捕する嶋田は、想像を絶する解決方法でトラブルに対処する。

荒療治と思われる強引な手法だが、次第に学校や生徒の心にもさまざまな変化が起こっていく・・・。

さらに、生徒・教師・嶋田の命を狙い迫ってくるさまざまな敵と戦うシーンでは、激しいアクションが展開され、“爽快感”が倍増!

そして、気になるのは嶋田の過去と目的。

子どもたちに対し、冷酷で容赦ない面と命の危険から子どもたちを守る面の両方の顔を持つミステリアスな存在の嶋田の“秘められた過去”が次第に明らかになって行く・・・。

スクールポリスは、敵なのか、味方なのか!?

そして、警視庁捜査一課の敏腕刑事からスクールポリスとなった目的とは!?

ドラマ「青のSP(スクールポリス)」1話のあらすじ・ネタバレ

赤嶺中学3年1組の担任で、国語教師の浅村涼子(真木よう子)は、夜の繁華街の見回り中に、同級生から集団で金を奪った中学生を注意するが、反対に自らがナイフを突きつけられ窮地に。

するとそこへ一人の警察官が現れ、男は相手が中学生でも容赦せず、生徒たちを恐喝と暴行の罪で現行犯逮捕し、所轄の少年係刑事・三枝弘樹(山田裕貴)に引き渡す。

翌日、学校では文科省の承認を得た学校内警察官、通称スクールポリスが試験導入されようとしていた。

涼子をはじめ、水野楓(山口紗弥加)や阿部裕亮(音尾琢真)たち教師が不安を覚えるなか、校長の木島敏文(高橋克実)に紹介されて姿を見せたのは、昨晩中学生を逮捕した男・嶋田隆平(藤原竜也)。

警視庁捜査一課の刑事でありながら、スクールポリスに志願した理由を尋ねる涼子に、隆平は

「確かめたかったからだ、この学校の生徒に守る価値があるのか・・・」

と意味深な言葉を告げる。

3年1組では一ノ瀬悟(石井正則)による数学の授業が行われていたが、授業態度を注意された真田一樹(中川翼)が逆上。

駆けつけた隆平に器物破損と暴行罪で逮捕される。

さらに、この逮捕劇がクラスの何者かによってSNSで拡散。

隆平は涼子に犯人を特定するよう指示し、一方で、校内のあるうわさを耳にして・・・。

ドラマ「青のSP(スクールポリス)」1話のネタバレ・感想

学校という聖域に立ち入ることができるのは教師と生徒だけ。

しかし、そこでは一般社会と同じように様々な問題が起きる。

教師と生徒だけで解決できない問題はどのように解決すればよいのだろうか?

『青のSP―学校内警察・嶋田隆平―』(カンテレ・フジテレビ系)は学校を舞台にスクールポリス(SP)の活躍を描く、のではなく、学園ものの要素を含んだ?・・・思わず考え込んでしまったが、本作が刑事ドラマか、それとも学園ドラマなのかという疑問は、放送開始前からすでに筆者の頭の中にあった。

その疑問は第1話を観ることで氷解した。

生徒が主役ではない『青のSP』は学園ドラマではない。

だが、学校という特殊な環境で働く警察官は通常の刑事ドラマとも異なる。

結論、これは「スクールポリス」という新しいジャンルの作品である。

「子どもは大人の鏡」と言われるが、子どもたちが過ごす学校は社会の縮図そのものだ。

インターネットであっという間に情報が拡散する現在において、学校の中と外を隔てるのがコンクリートでできた校門だけというのは、不安をあおるわけではなく事実である。個人的に、第1話ではスクールポリスの必要性を説得的に描いているように感じた。

藤原竜也演じる嶋田隆平は偽悪的な要素が強調されていたが、わざわざ捜査一課から志願して公立中学に来た理由はおいおい明らかになるだろう。

現役中学生を含む生徒役を相手に一切手加減なしの藤原は、かつて自分が蜷川幸雄に鍛えられたように子役に接しているのだろうか?

一瞬で空気を変える演技スイッチで、制服を着ていても中身は型破りな嶋田という人間を、そのクセの強さや、ややオールドファッションな正義感の形も含めて確立していたのはさすがというほかない。

迎え撃つ生徒役も楽しそうだ。

どうしたってこの手のドラマに出てくる生徒は、子役時代からキャリアを積み上げてきた精鋭中の精鋭。

また折に触れて見せ場が用意されていると思われるので、今日はここでとどめておく。

「お前ら全員逮捕」「俺はあいつらを教育しに来たわけじゃない」「お前たちに守る価値なんてなかった」。

すごすぎてクラクラしてくるけど、言われてみればうなずける部分もあって、嶋田は教育ではない「何か」を伝えに来たことがわかる。

猛省のための猛省ではなく、背丈と思考能力は大人並みにある中学生たちに、早く大人になれと無言のうちに促すのだ。

言うなればそれは敬意であり、バトンを渡す相手への通過儀礼として嶋田は存在している。

侵入者との対峙では警棒のリアルを久々に見た。

注意されて逆上した生徒を逮捕したら、その動画が拡散されて、さらに別の動画もあって、犯人の本当の目的は・・・と二転三転しながら、心地よいスピード感で流れていくストーリー。

嶋田に手を差し出した三村翔子役、吉柳咲良の表情も凛々しかった。

ちなみに吉柳は『天気の子』でヒロインの弟・凪の吹き替えを担当している。

現段階で考察的なことは控えるが、スクールポリスの最終的な目的は、教師や生徒たちが自浄作用を回復することだろう。

実力行使する人間がいることは極端に言うと学校に軍隊が常駐するようなものであり、やはりそこは平和に過ごしたいのが人情。

右往左往するばかりだった赤嶺中の先生方には奮起を促したい。

ツッパリや暴走族が絶えて久しい学園ドラマで、遍在化する暴力に対抗するスクールポリスの登場は半ば必然だったように思われる。

犯罪が低年齢化する中で、刑事ドラマの射程が学校に広がるのも避けられないことだった。

『青のSP』が従来にない新しさを感じさせたのは、テーマの現代性、もといこれまでの枠組では描き切れなかった領域に確実にリーチしている証拠だろう。

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ドラマ「青のSP(スクールポリス)」2話のあらすじ・ネタバレ

スクールポリスが導入された赤嶺中学校で、警察官の隆平(藤原竜也)が着任して早々に、生徒が逮捕されるという衝撃の事件が発生。

生徒たちは動揺し、校内ではスクールポリスに対する賛否が渦巻いていた。

そんななか、妊娠3カ月の英語教師・楓(山口紗弥加)の机の引き出しからネズミの死骸が発見される。

どうやら校内には教師の妊娠を快く思わない人物がいるようで、楓は以前から嫌がらせを受けていたという。

普段から楓を母親のように慕う3年1組の成田千佳(田畑志真)は、犯人捜しに躍起になり、涼子(真木よう子)もまた、2組の生徒たちが担任である楓の妊娠に嫌悪感を抱き、SNSの裏アカで楓とおなかの子の不幸を願うような書き込みをしていることを知り、ショックを受ける。

やがて千佳は、楓の悪口を言っていたという大林優也(荒木飛羽)を犯人だと決めつけ、食ってかかる。

しかし、これがある騒動を巻き起こし、責任を感じた楓は産休も育休もそこそこに、生徒のために働くと宣言するが・・・。

その頃、隆平は、理科教師の青木祐志(渋谷謙人)から、亡霊の謎について聞かされ・・・。

ドラマ「青のSP(スクールポリス)」2話のネタバレ・感想

考えさせられる回だった。

第2話は、マタハラ(マタニティハラスメント)の話題を軸に展開する。

3年2組の担任、水野楓(山口紗弥加)は妊娠3カ月で産休と育休を取得することになっていた。

しかし、校内にはそのことを快く思わない人間もいた。

ある日、楓は引き出しにネズミの死骸が入っているのを見つける。

厚生労働省によると、マタニティハラスメントとは「妊娠・出産・育児休業等を理由として嫌がらせをされること」。

ハラスメントは、相手の意に反する行為によって不快な感情を抱かせることなので、一方的に嫌がられるような言動はハラスメントにあたる。

教師が受けるマタハラは通常の比ではない。

同僚の教師だけでなく、保護者や生徒からも心ない言葉を浴びせられる。

・・・生徒からも?答えはイエスだ。

理解が至らない故に、投げつける言葉は大人以上に直接的で「流産すればいいのに」などと恐ろしいことを裏アカウントで言いつのる。

「高校受験を控えて休むのは無責任」とか「思春期特有の潔癖症」など理由は様々だが、自覚がない分、反発の度合いは激しい。

楓本人も責任感が強く自分を責めてしまう性格のため(そのこと自体は悪くないが)、結果として、マタハラする側の論理を受け入れて余計苦しい立場になる。

こう書いていて、楓と同じ思いをしている人がたくさんいることに気づいた。

産休や育休を十分取得できない職場もあり、経済的な理由や同僚に迷惑をかけないために無理をしている人は大勢いるからだ。

ハラスメントをしている方は気付かないし(気付いている場合もあるが)、されている方は言い出せない。

おそらく最大の敵は「わからなさ」で、わからなさの元凶は「わかっている」という思い込みだろう。

そして、生徒のことをわかろうとしている教師が、いちばんわかってもらえないという構造的な問題がある。

というわけで、ここからは倫理の時間ではなく、スクールポリスについて。

第2話で興味をひかれたのは、マタハラの問題は誰が解決するのだろうということ。

今回について言えば、マタハラの陰に真の原因(無免許教師)があったが、それが発覚したのはマタハラがきっかけだった。

ただし犯罪に至らなければ、当事者が言い出さない限り警察は手が出せない。

青木(渋谷謙人)が犯行に及ばなかったら、楓はハラスメント体質の同僚や生徒・保護者に囲まれたまま、直前まで産休も取れなかっただろう。

スクールポリスには限界がある。

起きてしまった犯罪を取り締まるか、事前に抑止するかしかできず、その点でやはり教師が大事になってくる。

隆平(藤原竜也)もそのことをわかっていて、だから涼子(真木よう子)にも突き放すようなことを言ったのだ。

「誰にとがめられようと楽な道を選べばいい。あなたの自由だ。そしてこの生きにくい世の中を教え子たちに引き継げばいい」と。

もちろん隆平は、涼子がそんなことをするはずはないと知っている。

学校のもう一方の主役が生徒であることも伝えていた。

大林優也(荒木飛羽)に対する隆平の微笑は、楓を守ろうとした優也を無言で肯定しているようだった。

優也役の荒木飛羽は『あなたの番です』(日本テレビ系)でサイコパス気質の少年を演じて強烈な印象を残したが、今回は正義感が先走ってしまうこの年代の心身の揺らぎを体全体で表現していた。

スクールポリスが活躍する学校はいびつで問題を抱えている。

スクールポリスは全ての問題を解決するわけではないし、そもそもできない。

そのことを承知の上で必要以上に関わろうとする隆平は何に突き動かされているのだろうか?

青い制服のSPにがぜん興味が湧いてきた。

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ドラマ「青のSP(スクールポリス)」3話のあらすじ・ネタバレ

校内の高価な備品が何者かに盗まれ、フリマアプリに出品されている事実が発覚。

学校関係者による犯行だと考えた隆平(藤原竜也)は、盗難品に残された指紋と教師、生徒全員の指紋を照合して窃盗犯を暴き出そうとする。

各クラスで指紋採取が進められるなか、阿部(音尾琢真)が担任を務める3年3組では、サッカー部の仲村紀明(藤本哉汰)が突然大声で笑い出し、服を脱ぎ捨てて廊下の窓から飛び降りようとする。

間一髪のところで隆平が阻止するが、仲村はそのまま失神。

ぼうぜんとする涼子(真木よう子)たち教師を前に、隆平は仲村がドラッグを使った可能性を示唆し、それにより、ドラッグを買う金欲しさに仲村が盗難を働いたのではないかと疑いの目が向けられる。

中学生のドラッグ使用疑惑が思わぬ波紋を呼ぶ・・・。

ドラマ「青のSP(スクールポリス)」3話のネタバレ・感想

パソコンルームからハードディスクとプロジェクターが盗まれた。

犯人は校内にいる人間。全校一斉に指紋採取が行われる。

騒然とした雰囲気の中、サッカー部の仲村(藤本哉汰)が突然笑い出し、服を脱いで飛び降りようとする。

泡を吹いて倒れた仲村にはドラッグの使用が疑われた。

仲村以外の部員にも同じ症状が。

次から次に事件が起きる赤嶺中。何がどうなってしまったのか?

教師の会話。

自分のいる学校は「普通なのかなって。どこか見て見ぬふりをしていた」と楓(山口紗弥加)。

続けざま「嶋田さんはこの学校のうみを全部出すつもりなのかも」。

生徒や教師に見えていないものが、隆平(藤原竜也)に見えているのか?

疑念を焚きつける『青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―』。

第3話では、その一端に足を踏み入れた。

大人から見たら小さなことが教室の中では拡大されて見える。

経験不足ゆえの視野狭窄?

隆平のやり方は容赦がない。

中学生の勘違いを笑い飛ばし「何泣いてんだよ」と拳銃を突きつける。

いのちの教育、いや命がけの教育。

賭けるのは生徒だけじゃない。

ライオンになれなかったけれど警官にはなれた隆平の人生もかかっている。

というより、すでに賭けてしまっている。

それは香里(明日海りお)を弔う姿から見て取れた。

命を言葉でわからせることはできない。

できないことに挑むのが教師だが、警察官なので実力行使をすればいい。

それでもわからなければ結局わからないのだ。

ここで罪と罰の出番がやってくる。

盗みよりもドラッグのほうが罪が重く、他人に強要するとより悪質。

じゃあ私が彼のためにやったことは間違っている?

彼を好きになってはいけなかった?

という問いに、隆平は一切答えない。

センチメンタルな地平で解決しようとしていないのだ。

これまでの学園ドラマと違うのはこの点。

それでも「死んだら全部終わりだろ」と口に出せるのは、隆平の優しさだろう。

優しさの裏には苦しんだ過去がある。

好きな人に思いが届かなくても、ライオンになれなくても、それでも自分を大切にしろと声をかける。

彼女にはその一言が、それだけが足りなかったのだ。

未来の主演俳優たちによる演技リレーもあった。

謎のオーラをまとった宮世琉弥演じる佐々木が、盗みが発覚した途端に教室を抜け出し、走る、走る。

校門に手をかけ1回で飛び越えると室内履きのまま疾走。

真犯人と思わせるミスリードは、行きつけのスポーツ用品店でバトンタッチ。

ここ1、2年の宮世の活躍には目を見張るものがあり、つい最近まで『恋する母たち』(TBS系)のラッパーになる高校生を見慣れた側としては、たった2、3歳差とはいえ、中学生役にたやすくなじんでしまう宮世に驚かされた。

バトンを受け取ったのは豊嶋花。

1歳から子役として活躍する豊嶋。

2019年の『死役所』(テレビ東京)は彼女の出演した第4話が出色だった。

今作の、佐々木に思いを寄せるあまり妄想が肥大化して、気付かないうちに現実を蝕んでしまう彩花の描写は、観ていて思わず背筋が寒くなった。

隆平と対峙する場面ではむき出しの感情を見せつけ、藤原に負けない迫力があった。

隆平は見えなかった問題を突きつけることで、表向きはゆっくりと、しかし内部から急速に学校を変えつつある。

教師や生徒自身の変化を促すという意味では触媒のようであり、そうした中で、ついに涼子(真木よう子)は気付いてしまう。

いや気付かされたと言うべきか。

「何もできなかった。このままじゃだめだ」と。

うみが自分たちの中にあると気づいた瞬間、それはガンに変わる。

香里の死の真相に踏み込む隆平も、否応なしに同じ揺れの中に身を置くことになる。

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ドラマ「青のSP(スクールポリス)」4話のあらすじ・ネタバレ

体育館の女子更衣室で盗撮カメラが発見された。

バレー部顧問の澤田敦子(智順)が確認したところ、これまでに撮影された映像は動画サイトに投稿されていたことが分かる。

そして、三枝(山田裕貴)と共に秘密裏に捜査していた隆平(藤原竜也)は、ある犯人にたどり着く。

昼休み、校内に他の盗撮カメラがないかを探す柴田(泉澤祐希)と涼子(真木よう子)は、男子バレー部の更衣室から、3年生部員の菊池京介(鈴木悠仁)が出てくるところに出くわす。

京介の表情はどこかぎこちなく、やがて盗撮カメラ事件は予想もしない事態に発展する!

一方、一年前に亡くなった音楽教師の小川香里(明日海りお)の事件について調べる隆平は、岡部昌浩(遠藤雄弥)という美術教師のことを耳にする。

香里とよくもめていたという岡部の存在が気になる隆平は、岡部が学校をやめた原因となった生徒に接触する。

さらに、隆平の行動に目を光らせ、スクールポリスとして赤嶺中学校に来た本当の目的を探ろうとする涼子に、隆平はこれまで公にされなかった、香里の死にまつわる誰も知らない真実を明かす!

ドラマ「青のSP(スクールポリス)」4話のネタバレ・感想

第4話は予想を上回る急展開で、観ているこちらも思わず引き込まれた。

誰もが学校に何かを置いてきている。

楽しかった思い出や辛い過去の記憶、優勝のトロフィーにやり残した宿題。

そしてビデオカメラも。

女子更衣室で盗撮カメラが発見される。

映像は動画サイトに投稿。

投稿したのは今井莉緒(藤嶋花音)の兄だった。

陸上部でマネージャーを務める莉緒には秘めた思いがあった。

隆平(藤原竜也)にとって、それは1年前の出来事だ。

置いてきたのは香里(明日海りお)の死の真相で、音楽教師だった香里は自宅アパートの階段から転落して亡くなっていた。

隆平は、生徒へのセクハラで辞めた美術教師・岡部(遠藤雄弥)がいたことを知る。

被害を受けた涌井美月(米倉れいあ)の担任が香里で、香里は岡部と言い争っていた。

他に監視カメラがないか校内を点検していた涼子(真木よう子)と柴田(泉澤祐希)は、バレー部顧問の澤田(智順)が菊池京介(鈴木悠仁)と部室から出てくるのを目撃する。

突然、過呼吸になった京介は、澤田からセクハラを受けていることを打ち明ける。

盗撮とセクハラ、教師間の反目。

別々の事件は輻輳しながら、それぞれの終着点に向かっていく。

前回「何もできなかった」と気付いてしまった涼子は、担任として京介のために戦おうとする。

「そのやる気が裏目に出ないといいけどな」と隆平に皮肉られながらも、バレー部の部員に協力を求め、澤田にセクハラをやめるよう申し出た。

第4話の隆平はおとなしい。

教師と生徒の間に割って入り、容赦なく実力行使してきたのが嘘のようだ。

莉緒の盗撮を突き止めた後は、香里の事件の聞き込みを続けるだけ。

代わって前面に出てきたのが涼子で、第4話の実質的な主役となった。

隆平が涼子を放置したのは考えがあってのこと。

京介を助けたいと相談する涼子に、隆平は「無理だ」とにべもない。

「証拠がないと動けない」「まずは被害届を出せ、そうしたら捜査してやる」「俺の仕事の範疇じゃない」。

むっとする涼子に、さらに追い打ちをかけるように「お前、菊池京介のために何かしたのか?」

たしかに言い方はひどいが、隆平の様子からはあえて手を出さないという意図も垣間見えた。

少なくとも第4話に関しては、隆平は校内の自浄作用に委ねたと言える。

結果的に涼子は担任としての責務を全うし、莉緒や京介は、今までどおり学校生活を送れるようになった。

実は、隆平が裏で手を回していたのだが。

学校は生徒と教師が主体であると理解しているがゆえの行動で、隆平にはスクールポリスがどうあるべきかについて明確なポリシーがある。

ではなぜ隆平は赤嶺中にこだわるのか?

それはやはり香里のことがあるからだろう。

死んだ香里には他殺を思わせる証拠があり、辞めた岡部には香里を恨む動機があった。

そこには、京介の事件と同じく生徒へのセクハラと教師間の対立という構図がある。

隆平がビデオカメラをセットした背景には、生徒のために張り切る涼子に、香里のような運命をたどってほしくないという思いもあったはずだ。

学校という特殊な環境で起きたことは、学校の中に入らなければわからない。

盗聴器を仕掛けたのは、隆平があらかじめ目星を付けた場所。

校長室の木島も隆平の動きを警戒し始めた。

岡部と香里の因縁や学校にいる幽霊の噂など、赤嶺中にはまだまだ多くの秘密が隠されている。

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