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「恋する母たち(恋母)」全話ネタバレ!最終回結末と見逃し配信・無料動画配信視聴情報

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「恋する母たち(恋母)」4話5話6話7話の無料動画・見逃し配信は?

朝ドラ「ひよっこ」などに出演していた木村佳乃さんが主演を務めるTBSドラマ「恋する母たち(恋母)」の1話から最終回結末までのあらすじ、ネタバレや無料動画、見逃し配信を見る方法について紹介していきたいと思います。

ドラマ「恋する母たち(恋母)」は、朝ドラでは先ず描かれないであろうドロドロとした不倫などの愛憎劇が繰り広げられております。

朝ドラでは見られないような魅力がこのドラマにはあります!

それでは先ず、先ずは「恋する母たち(恋母)」を見る方法からどうぞ。

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ドラマ「恋する母たち(恋母)」全話のあらすじ・ネタバレ

名門中学に息子を通わせている三人の母たちの物語。

いずれの子供たちも出来が悪くて落第目前。

夫は外に女をつくって家を出て行ってしまったり、社内不倫に夢中だったり、波風立たないが刺激に乏しかったり・・・。

互いの心中を少しずつさらけ出し合いながら、三様の人生はやがて交錯し始める。

母であり、妻であり、現役の”女”である彼女たちは、それぞれの岐路に立ったとき、どんな行動をとるのか?

心に芽生えた思いは叶えられるのか?

子供は、夫は、出会った新たな男たちはどんな反応を見せるのか?恋する母たちの行方はいかに?

ドラマ「恋する母たち」1話のあらすじ・ネタバレ

石渡杏(木村佳乃)は、女手一つで育てた息子が中高一貫の名門校・麻蔵学園高校に合格し、保護者説明会に出席。

同じ教室には、子どもを中学から麻蔵学園に通わせている林優子(吉田羊)と蒲原まり(仲里依紗)の姿もある。

杏は親しくなったまりから「母親たちは、意外とみんな不倫しているのよ」と聞いて、驚く。

杏たち3人の母親には、人に言えない悩みや心の傷があった。

杏の夫・慎吾(渋川清彦)は11年前に人妻と失踪。

杏はそのことを相手の女の夫・斉木巧(小泉孝太郎)から聞かされた。

キャリアウーマンの優子は、売れない小説家の夫・シゲオ(矢作兼)と引きこもりの息子・大介(奥平大兼)を養っていて、家庭よりも職場を自分の居場所と感じている母親だ。

セレブ主婦のまりの悩みは、弁護士の夫・繁樹(玉置玲央)の不倫。

そのまりが、チャリティー・パーティーで出会った落語家の今昔亭丸太郎(阿部サダヲ)から猛アプローチを受ける。

ある日、再び斉木が杏を訪ねてきた。

そして思いもよらない事実を告げられる・・・。

ドラマ「恋する母たち」2話のあらすじ・ネタバレ

ある日、石渡杏(木村佳乃)は11年ぶりに斉木巧(小泉孝太郎)と再会した。

巧は8年前に妻と正式に離婚し、今は週刊誌の編集部で働いていた。

杏は巧から、与論島で夫の慎吾(渋川清彦)らしき人物に会ったと聞かされ驚く。

慎吾は「港洋一」と名乗って観光ガイドをしていて、駆け落ち相手である斉木の妻・由香(瀧内公美)とはすでに別れていた。

さらに、驚くべき事実を聞かされ杏は茫然とする。

その頃、林優子(吉田羊)は部下の赤坂剛(磯村勇斗)と停電中のエレベーターに閉じ込められていた。

夫のシゲオ(矢作兼)を心配させまいと電話をしたり、「息苦しくない?酸欠じゃない?」などと動揺する優子に、赤坂は普段の沈着冷静な上司とは違う一面を見てこれまでにない感情を抱く。

一方、今昔亭丸太郎(阿部サダヲ)とのドライブから帰宅した蒲原まり(仲里依紗)は、丸太郎の突然のキスを思い出すと全身から力が抜けてしまうようだった。

そんなまりの心を読んだかのように、丸太郎から連絡が入り・・・。

斉木と別れ帰宅した杏は、息子の研(藤原大祐)に「お父さんが見つかったようだ」と伝えるが、研は「最初から父親はいないと思っている。

お母さんが会いたいなら邪魔はしない」と部屋にこもってしまう。

そして、義母の綾子(夏樹陽子)にも知らせると、「本当に慎吾か確かめて来てほしい」と頼まれるのだった・・・。

翌日、杏とまりは、優子の声掛けでファミレスに集まることになった。

優子の息子・大介(奥平大兼)が、数学の試験問題の予想をしたので、研とまりの息子・繁秋(宮世琉弥)に渡して欲しいと託されたのだ。

息子たちの話をしながら、やがてワインで酔いが回ってきた3人は、与論島にいるらしい杏の夫の話題になる。

ドラマ「恋する母たち」3話のあらすじ・ネタバレ

与論島で11年ぶりに夫・慎吾(渋川清彦)と再会した杏(木村佳乃)。

雰囲気は変わっているが懐かしい夫の声に、杏は幸せだった頃を思い出し思わず涙があふれる。

杏を東京からの観光客と思い込んでいる慎吾は、名所の百合ヶ浜などを案内した後、「断崖から夕陽を見たい」という杏のリクエストで、自分が転落して記憶を失くした場所へと連れていく。

その頃、優子(吉田羊)は新商品の販売イベントで、赤坂(磯村勇斗)と京都の会場にいた。

招待客も集まりイベントを開始しようとした矢先、停電のアクシデント。

電機系統のトラブルらしいが、修理を待っている時間はない。

常務の柳(小松和重)に嫌みを言われながら、イベントの中止を決断する優子に赤坂は・・・。

さらにその夜、想定外の出来事が優子と赤坂を待っていた。

一方、まり(仲里依紗)のスマホに音声ファイルが添付されたメールが届く。

開くと、夫・繁樹(玉置玲央)と不倫相手・のり子(森田望智)の衝撃的な会話だった。

相変わらずチラつくのり子の存在に、まりは丸太郎(阿部サダヲ)へ相談を持ちかける。

そして、不倫相手と直接会うことを決意。

観光を終えホテルに戻った杏は、与論島の実家にいる優子の夫・シゲオ(矢作兼)から夕飯に誘われるが、「今夜は一人で考えたい」と断る。

11年前、自分と息子を捨てて女と駆け落ちした慎吾は、どんな思いでこの島で暮らしていたのか・・・。

やるせない思いの中、杏は迷いながらも斉木巧(小泉孝太郎)に電話をかける。

ドラマ「恋する母たち」4話のあらすじ・ネタバレ

杏(木村佳乃)は「結婚を前提に付き合ってほしい」という斉木(小泉孝太郎)からの申し出に、自分も斉木に好意を持っていることを再確認した。

そんな杏の様子に違和感を覚えた息子・研(藤原大祐)は、友達の大介(奥平大兼)に相談する。

蒲原家では、まり(仲里依紗)が夫・繁樹(玉置玲央)の浮気相手・のり子(森田望智)をやり込めたものの、自分は丸太郎(阿部サダヲ)のことが気になって仕方がない。

繁樹から「罪滅ぼしに夫婦2人で温泉に行こう」と優しく言われても全然うれしくない自分がいた。

まりは丸太郎に連絡し、夫から温泉に誘われていることを伝えると、彼は意外な反応をする。

一方、優子(吉田羊)も、京都で一夜を過ごした赤坂(磯村勇斗)のことで頭がいっぱいになっていた。

会社でもなんとなく赤坂を意識してしまう。

ある朝、夫のシゲオ(矢作兼)から「家族のことで大事な話がある」と言われ、優子はなるべく早く帰る約束をする・・・。

翌日、杏は研から父・慎吾のことを聞かれる。

出て行ってしまった真実を伝えると、優しい研は母を思いやるのだった。

そして、杏は研に「今度、会ってほしい人がいる」と斉木の存在を打ち明けることに。

さらに、杏は慎吾と正式に離婚したことで、義母・綾子(夏樹陽子)のもとを訪ねる。

今までマンションのローンや研の学費を出してもらってきた礼を言い、「この先は自分でやっていこうと思う」と決意を伝える。

その日の夜、杏、斉木、研の3人は初めてレストランで食事を共にするが・・・。

ドラマ「恋する母たち」5話のあらすじ・ネタバレ

赤坂(磯村勇斗)との密会を夫のシゲオ(矢作兼)に見られた優子(吉田羊)。

ついにシゲオから「限界だ」と言われてしまう。

さらに故郷の与論島でフリースクールを立ち上げようと準備をしていて、息子の大介(奥平大兼)も連れていくと告げられる。

大介も麻蔵学園高校を退学し、シゲオについて行くつもりでいた。

仲良く引っ越しの相談をする2人を前に、優子は居場所がなかった。

しかし、疎外感を感じていたところに思わぬ声がかかる。

一方、杏(木村佳乃)は息子の研(藤原大祐)のことで頭を悩ませていた。

研は、斉木(小泉孝太郎)が自分の父親の駆け落ち相手の元夫であることを知り、ナーバスになって未だ家に帰ってこない。

多感な年頃の研を心配した杏は、しばらく会うのをやめようと斉木に伝える。

しかし、会えなくても、杏の好物を買い家の玄関先にそっと差し入れしてくれる斉木のさり気ない優しさに喜び、会えなくても心は通じ合っていると思われた2人だったが・・・。

その頃、まり(仲里依紗)は、温泉旅館で丸太郎(阿部サダヲ)と一晩を過ごし帰宅。

先に帰っていた夫の繁樹(玉置玲央)から、浮気相手ののり子(森田望智)のことを謝られ複雑な心境だった。

その繁樹が、辣腕弁護士の特集でテレビの密着取材を受けることに。

まりは張り切って準備しようとするが、息子の繁秋(宮世琉弥)のことで意見がぶつかってしまう。

子どもの気持ちなど考えず、見栄を張ることしか頭にない繁樹に、まりは一層不信感を募らせる。

夫と息子が与論島へ行き、一人で東京に残ることになった優子は、コジカフーズの社長から千葉支店への異動を打診される。

千葉支店の営業部で成果をあげて本社に戻れば、出世コースだ。

シゲオとの一件依頼、優子のことが気がかりな赤坂だが・・・。

そんな中、優子は赤坂の元彼女の有馬(結城モエ)から、呼び出される。

数日後、すっかり仲良くなった杏と優子とまり。

喫茶店でいつものように女子会が開かれていたが、優子の口から飛び出した結婚時の衝撃的な告白に2人は驚愕する。

ドラマ「恋する母たち」6話のあらすじ・ネタバレ

慎吾(渋川清彦)が再び杏(木村佳乃)の前に現れた。

与論島での離婚話が島で噂になり、妻の耳にも入って家を追い出されたというのだ。

慎吾は離婚届けにあった杏の住所を頼りにやって来たのだが、その身勝手な慎吾に怒りを覚えた杏は、母・綾子(夏樹陽子)の連絡先を教え、雨の中彼を突き放す。

その後、階段から足を踏み外し松葉杖生活となった杏。

研(藤原大祐)と一緒に綾子のところで世話になることに。

そこには慎吾も身を寄せていた。

しかし、そのことを斉木(小泉孝太郎)に知られてしまい・・・。

千葉で一人暮らしをスタートさせた優子(吉田羊)は、千葉の営業部が本社の宣伝部とは雰囲気が全く違い戸惑っていた。

挨拶に行った得意先のスーパーで嫌味なことを言われるなど、驚くことばかりの優子だったが、初めての営業の仕事をひたむきにこなしていた。

そんな時、杏が勤める高根不動産に「吹っ切るために住むところを変えたい」という男性がやってくる。

申込書の勤務先にコジカフーズと書いたことから、相手が優子が想っている赤坂(磯村勇斗)ではないかと察するが・・・。

同じ頃、まり(仲里依紗)は夫・繁樹(玉置玲央)の傲慢な態度にうんざりしていた。

落語家になりたいという繁秋(宮世琉弥)のことを一向に認めない夫。

一方で相談していた丸太郎(阿部サダヲ)からは思いがけない返信が届く。

そんな中、誰もが羨む生活を送っている蒲原家に災難が襲う。

ドラマ「恋する母たち」7話のあらすじ・ネタバレ

杏(木村佳乃)が、斉木(小泉孝太郎)から一方的に別れを告げられて1カ月。

研(藤原大祐)は、元気のない母を心配しているが、最近は父・慎吾(渋川清彦)と自分のところを行ったり来たりしていて、杏は寂しさを感じていた。

まり(仲里依紗)の一家は、繁樹(玉置玲央)が政治資金流用の指南役だったと週刊誌に出たことで弁護士会から懲戒処分を受け、信用も仕事もなくし、高級タワーマンションも手放した。

そんなまりたちに、優子(吉田羊)は空き家になっていた林家を提供する。

一瞬にしてすべてを失ったことを受け入れられずにいる繁樹をよそに、まりは生活費を稼ぐため弁当屋でパートを始める。

千葉支店に移った優子は、新規開拓の飛び込み営業を続けていた。

地元の食品卸の有力者・塚越社長(尾美としのり)のもとに1カ月通い、ようやく認められた優子。

塚越に居酒屋チェーン「房総酒場」を紹介してもらうが、「房総酒場」はライバル会社であるアオシマ食品一本やり。

そこに優子たちコジカフーズが食い込むことができたら、塚越もコジカフーズと契約すると言われた優子。

必死で「房総酒場」に通い詰めるが、先行きは不安だ。

そんな中、優子は会議に出席するため久々に東京の本社へ戻る。

会議を終えたところを赤坂(磯村勇斗)が待っていて・・・。

その頃、与論島で生活を始めたシゲオ(矢作兼)と大介(奥平大兼)父子。

シゲオは構想中の小説のテーマを大介に話して聞かせ、大介を取材させてほしいと相談していた。

一方、杏は斉木のことが忘れられずにいた。

斉木に対する自分の態度を反省していることを優子に話しながら、酔いつぶれてしまう杏。

優子は代わりに斉木に電話をするが・・・。

ドラマ「恋する母たち」8話のあらすじ・ネタバレ

杏(木村佳乃)と斉木(小泉孝太郎)が結婚した。

週刊春潮を辞めた斉木は、一級建築士を目指している。

犬を飼う生活に憧れていた杏は、彼の家で犬と一緒に幸せな新婚生活をスタートさせ、息子の研(藤原大祐)は、自分の意思で慎吾(渋川清彦)と綾子(夏樹陽子)と一緒に暮らすことに決めた。

まり(仲里依紗)は綾子の会社のストーン・ビューティーのモデルとして、通販番組「お買い物チャンネル」で活躍していた。

イキイキと働くまりに繁樹(玉置玲央)は、妻の魅力を再認識するが、まりの心には丸太郎(阿部サダヲ)しかいなかった。

そんなまりは、意を決して丸太郎に衝撃的な提案をする。

一方、千葉での仕事も順調な優子(吉田羊)のもとに与論島にいるシゲオ(矢作兼)から「大介を題材にした新しい小説を書き始めた」と連絡が入った。

さっそく読んだ優子は嬉しさのあまりシゲオに電話をすると、大介(奥平大兼)とも久々に会話をする。

ぶっきらぼうながらも正月に会う約束をした2人は、少し距離が縮まっていた。

その頃、綾子の会社で働き始めた慎吾にはある変化が。

そして、杏と斉木、まりにも新たな転機が訪れる・・・。

物語は2020年に。

母たちの新しい生活が始まろうとしていた。

ドラマ「恋する母たち」9話最終回のあらすじ・ネタバレ

杏(木村佳乃)は斉木(小泉孝太郎)と幸せな結婚生活を送りながらも、小さな気持ちのすれ違いに悩んでいた。

杏は斉木の考えていることがわからず、斉木は自分の感情をうまく伝えることができないでいた。

そんな中、ある出来事が起きてしまう。

一方、まり(仲里依紗)は、夫の繁樹(玉置玲央)が公認会計士の試験に受かり、仕事のめどが立ったところで離婚を切り出す。

これまで抑えていた思いをぶつけるまりに、繁樹は動揺する。

しかし、元不倫相手・のり子(森田望智)の話を思い出し、まりと丸太郎(阿部サダヲ)の調査を依頼する・・・。

杏と優子(吉田羊)とまりは、いつもの喫茶店で話をしていた。

まりは離婚話が難航していること、しばらく会っていない丸太郎の気持ちが離れているのではないかと不安に思っていることを2人に明かす。

すると、優子から家を出て丸太郎のところに行くよう助言されるのだった。

数カ月後、優子は社長から取締役の内示を受ける。

喜びを真っ先に伝えたのは与論島にいるシゲオ(矢作兼)だ。

息子・大介(奥平大兼)をモデルにした小説「エシャロット」が大人気のシゲオは、優子の出世を心から喜び、東京で食事をご馳走すると約束。

その後、宣伝部に立ち寄った優子は、元部下の有馬(結城モエ)から「赤坂(磯村勇斗)と結婚する」と告げられる。

ある日、杏が働く高根不動産に慎吾(渋川清彦)が現れる。

さらにそこに斉木もやって来て・・・。

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ドラマ「恋する母たち(恋母)」全話のネタバレ・感想

「恋と性欲って、あんまり違わないんじゃない?」

今をときめく芸能人からの強引なアプローチ、イケメン部下からのいたずらっぽい壁ドン、そして探し求めていた人の記憶喪失・・・。

母たちは、グラッと心が動くのを感じる。

これは、恋なのか・・・?

まり(仲里依紗)は思わず、杏(木村佳乃)に電話をかける。

まりとしては、きっと10代のころのように恋バナで盛り上がれると思ったのかもしれない。

結婚したら卒業しなければならないと思っていた、年齢を重ねるたびに諦めなければならない覚悟していた、求められる快感。

しかも、相手は人気落語家・今昔亭丸太郎(阿部サダヲ)というステータスも彼女の心をくすぐる。

“社会的に認められている人気者に追われる私”という甘美なシチュエーション。

どうしよう!嬉しい!でもダメだよね?と浮かれてしまう。

そんなまりの話を聞いた杏は、その恍惚感は恋ではなく性欲だと言い切る。

それは、かつて杏が斉木巧(小泉孝太郎)と衝動的に肌を重ねたことを踏まえての結論だ。

衝動的な快楽に身を委ねずにはいられないときがあることを、杏は知ったのだ。

「性欲の延長線上に恋があるのか、恋の延長線上に性欲があるのかわからないけど、怒りとか恐怖の延長線上にも性欲はあるの」

それを「恋」と呼ぶにはあまりにも不純で、通常の感覚の自分だったらありえない行動だった。

むしろ嫌悪してもいいくらい。

でも、一歩踏み出してしまう何かが人生にはあるのだ。

杏の場合は、突然夫が様々な罪を犯して失踪したことへの精神的なショック。

当然、夫への怒りもある。

そして、これから子供を1人で育てていけるのかという恐怖もある。

その辛くて苦しい状況に追い込まれたとき、身体はエンドルフィンやドーパミンを分泌して、神経を落ち着かせようとしたり、力を振り絞ろうとしたりする。

痛みや苦しみを軽減させ、多幸感や充実感を呼び起こすエンドルフィンやドーパミンなどは、様々な場面で分泌される。

ランナーズハイもそうだし、どか食いをしたときにも、目標を達成したときにも、もちろん恋をしたり性的快楽を得たときにも・・・。

だから、怒りと悲しみと性欲とぐちゃぐちゃの状態を、「恋」というキレイな言葉のオブラートで包んで、ごくんと飲み込んでしまいたくなるのかもしれない。

刹那的にも、その苦しみから逃れられたような気分になれるから。

でも弱っているときこそ、甘美な響きに注意する必要があることを忘れてはならない。

これらの分泌物は“脳内麻薬”という異名を持つように、そのうち抗いようのないほど強い誘惑となっていく。

まりだって、ずっと怒っていたのだ。

ずっと夫は不倫を続けていることを知っていたし、不倫相手が乗り込んできたときには恐怖を感じた。

自分が築き上げてきたホームに招かれざる客が土足で踏み込んでくることほど不快なことはない。

そんな頭が痛い思いをしているところに、丸太郎が現れた。

彼と交わす言葉はまるで痛み止めのように彼女の不快感を取り除き、彼と過ごす時間はむしろ気分を上げてくれる。

それを手放せばまた痛みが待っているのだとしたら・・・。

バリキャリの林優子(吉田羊)も、家庭に居心地の悪さを抱えながら耐えてきた。

夫に家事、育児を任せっぱなしでここまできてしまったという罪悪感。

心を閉ざす息子にどう接していいかわからない戸惑い。

そのストレスは心の隙間を作る。

その小さな風穴があいていることを、赤坂(磯村勇斗)は見逃さない。

こんなに若くてモテる男性が、私を全力で落とそうとしている・・・まり同様、優子もうっとりするような状況につい浮ついてしまう。

トイレで人知れず頬を叩き、振り回されまいと気合を入れるも、一度その“脳内麻薬”の快感がよぎると、何度も脳内でその幸福感を確認せずにはいられない。

“脳内麻薬”に翻弄されているようでは、まだまだ子ども。

大人なら用法用量を守って薬とうまく付き合っていかなくては。

その誘惑は怒りの数だけ、傷ついた数だけ転がっているのだから。

母たちは「恋に落ちた」と言い訳しながら、性欲に堕ちていくのか。

それとも、誰かに求められる快感に漂わず、自分で人生の苦しみに立ち向かうのか、目が離せない。

杏(木村佳乃)は自分の夫の不倫相手の夫だった斉木(小泉孝太郎)と、想いを通わせることに。

複雑な状況から繋がった縁だったが、今は離婚をして2人とも独身。

堂々と恋人同士として付き合うことを決心する。

この11年、研の母として淡々と役目を果たしてきた杏だったが、久しぶりに愛される喜びに触れたことで、まるで恋する少女のように周囲が見えない状態になっていく。

大事な息子・研(藤原大祐)にも自分の恋人を知っていてもらいたい・・・。

そんなエゴから、斉木を紹介したいとまで言い出すほど。

しかし研にとっては、失踪していたとはいえ両親の離婚が成立したのはほんの数日前。

母の恋人を受け入れるには、少々混乱してしまう。

だが、「母親だってメスだ」と大人びた発言をする友人たちに触発され、努めて冷静に斉木と対面してみせる。

研も理解を示してくれたと、ますますうれしくなる杏。

しかし、ドラマというのはそんなポジティブな気分のときにこそ、ひたひたと影が忍び寄るものです・・・。

斉木の元妻・由美(瀧内公美)が突然やって来て、今も斉木と頻繁にコミュニケーションを取っているようなことをほのめかし心を乱していく。

さらに、斉木との関係が11年前から続いていたのではと詰め寄られた会話を研が聞いてしまう。

最愛の研から「キモいよ」と罵られてしまうなんて、杏にとっては最悪の修羅場です。

一方、先週すでに夫の繁樹(玉置玲央)と愛人・のり子(森田望智)との3者面談という修羅場をくぐり抜けたまり(仲里依紗)は、温泉旅館に来ていた。

恋愛上級者の丸太郎(阿部サダヲ)の助言通り、しおらしい妻であり3人の子どもたちの母を演じきっています。

そんなまりにグッときた繁樹は、手の平を返したように夫婦水入らずの温泉旅行にまりを誘いました。

ところが、まりの心はちっとも晴れない。

自分の気分次第で、あれほど夢中になっていた愛人をいとも簡単に捨ててみせる繁樹にますます引いてしまった。

その上、繁樹のスマホにのり子が自殺を図ったという知らせが届く。

しかも、まんまとのり子の元へと向かうという繁樹。

自分を頼ってくれる弱っている女に弱い男は、何度だってこの手の策略に引っかかるし、つまりは浮気をやめられない。

なぜなら・・・母は家庭を守るために強くならざるを得ないから・・・なのか?

温泉宿にひとり残されたまりは思わず丸太郎に電話をかける。

「楽しんで」といつもどおり快活に話す丸太郎に、本当は来てくれたらいいのにと思いながら、そっと電話を切る。

そのモヤモヤを流すように温泉に入っていると、隣の部屋から聞き覚えのある声が!

もちろんその声の主は丸太郎だった。

相手に「会いたい」と言わせず、ちゃんと会いに来てくれる人はじつに魅力的です。

愛されたいという気持ちを紐解いていくと、その主成分は「察してほしい」だったりするもの。

いつも夫や子どもの要望を察して動いてきたまりにとってはなおさらです。

これまで一手一手慎重に進めてきた丸太郎は、ついにまりの最後の一線を超えさせる。

しかし、今回のクライマックスは、なんといっても優子(吉田羊)の修羅場です。

赤坂(磯村勇斗)との逢瀬を重ねるうちに、お互いに独占欲が膨らんていく。

いっそのこと赤坂が若い女性とくっついて捨ててくれれば諦められるのに・・・と思うほど、深くのめり込んでいく優子。

赤坂からも「離婚してほしい」「結婚しよう」と迫られる中、夫のシゲオ(矢作兼)から与論島への移住を提案される。

これまで築いてきたキャリアを家族のために投げ出すことができるのか・・・。

そして何よりこれほど夢中になってしまった赤坂との関係をきっぱり切ることができるのか思い悩む。

だが、これくらい強制的な終了を迎えなければ、赤坂への想いを断ち切ることができないのではいか・・・。

そう思った優子は、赤坂に「会社を辞めて与論島へ行こうと思う」という内容のメッセージを送る。

すると、これを見た赤坂は岐阜から優子の自宅まで車を飛ばして駆けつけ、気持ちが盛り上がった2人はそのまま熱いキスを交わす。

しかし、そこに運悪くシゲオが通りかかり、バッチリと目撃してしまうという波乱の展開に!

母たちは恋に現実を見て、そんな母たちとの恋に男は夢を見る。

杏(木村佳乃)と斉木(小泉孝太郎)はお互いの「めんどくさい」部分が露呈して別れることになり、夫に不倫がバレた優子(吉田羊)は単身赴任をきっかけに赤坂(磯村勇斗)と距離を取り、まり(仲里依紗)はまりの夫・繁樹(玉置玲央)のスキャンダルで丸太郎(阿部サダヲ)との恋どころではなく・・・それぞれの恋は身動きが取れない状態にあった。

母たちには守るべきものがある。

それは、子どもたちとの生活。

自分1人であれば、すぐにでも飛び込めたかもしれない。

しかし、そのワガママに子どもたちを簡単には巻き込めない。

ましてや子どもの父である夫や元夫が弱っているとしたらなおさらだ。

個人の幸せと、家族という小さな集団の幸せが、いつでも一致するとは限らない。

そんな現実を見つめる母たちの恋に付き合えるかどうかは、母たちに恋する男たちの力量にかかっている。

斉木は、相変わらず気難しく不器用だ。

酔っ払った勢いで謝ろうとしていた杏にも「シラフのときに話そう」と拒絶する。

良く言えば誠実でまっすぐ。

だが、それは柔軟性に欠けるとも言える。

そんな斉木が「ラストチャンス」を歌いながら、文字通り自分の人生のラストチャンスを掴むために、一大決心をする。

杏と結婚し、そして建築家となる夢を追いかけること。

杏の息子・研(藤原大祐)も、最近は父親である慎吾(渋川清彦)のもとに行き来し、暮らしぶりが変化していたところだった。

これからは、自分の恋を大事にすることができるタイミング。

収入は少し減るけれど、斉木の夢を共に追いかける日々も悪くない。

そう杏も思い、斉木のプロポーズを改めて受け入れ、2人は晴れて結婚をする。

きっと杏は斉木の気難しいところにやきもきするに違いない。

そんな杏を斉木は「めんどくせぇ」と思うはずだ。

それでも、お互いが「一緒にいるとイライラするんだけど、会えないともっとイライラする」と言ってほほえみ合うのだから、似た者同士うまくいってほしいところ。

一方、赤坂への恋も、与論島に向かった夫・シゲオ(矢作兼)と息子・大介(奥平大兼)のことも忘れるように仕事に没頭する優子。

門前払いをくらってきた営業先に足繁く通う日々を送っていた。

プライベート返上で仕事に打ち込む優子に、少しずつ心を開いていく社長たち。

だが、むこうも長年の付き合いがある取引先を簡単に手のひら返して契約を打ち切るわけにはいかない。

そのあたりは、母たちの恋とどこか似ている。

そこで、母である優子を振り向かせた赤坂からのアドバイス「相手のオウンゴールを待て」が効いてくる。

やれるだけのことはやって、あとは「天命を待つ」。

それは、赤坂が今も優子を口説き続けているという宣言でもある。

かつての熱意と行動力で優子を口説いたときの赤坂とは違い、今はそっと千葉に帰る優子をタクシーから見つめるだけ。

もちろん、手をそっと差し伸べるあたり、その気持ちには変化がないと暗に伝えながら・・・。

優子は、その気持ちを受け入れながら、赤坂と付き合っているという有馬(結城モエ)の言葉に複雑な思いを抱いていた。

結婚する杏を見つめながら、赤坂が有馬と新たなステージに進んでいくのかと思うと寂しくもあった。

遠く離れた場所に住み、そのうえ赤坂との恋に突き進んでしまったら、大介の母という存在意義を失ってしまうような気がして怖いのだろうか。

今は恋を手放して見せている優子だが、彼女のオウンゴールを赤坂がじっと待っている。

「待つ」といえば、まりと丸太郎の恋は繁樹の回復待ち状態に。

キャリアをすべて失った繁樹だが、家庭では相変わらずモラハラ気味な態度を崩さない繁樹に、ほとほと嫌気がさしていたまり。

「あんな男捨てちゃえ」「自分が稼げるようになるから」と、まさかの息子・繁秋(宮世琉弥)が味方してくれることに驚く。

ラップの才能が認められ、芸能事務所の寮に住むことを決心した繁秋は、家族を守ろうと奮闘するまりにとって心強い存在に成長してくれた。

そんな息子のライブもしっかりチェックして、足を運んでくれる丸太郎。

ますます繁樹との器の違いを感じさせる。

そんな丸太郎から、結婚をしない理由となっていた最初の妻が亡くなったことが告げられ、子どもたちも全て任せてほしいと改めてプロポーズをされるのだが、まりは「弱っている夫を見捨てられない」と今すぐには難しいと正直に答える。

そんなまりのことも「任侠だ」「惚れ直した」とベタ褒めしてくれるのだから、まりとしてはたまらない。

悩みのタネだった繁秋が自立したのも、丸太郎がきっかけ。

本音はすぐにでも結婚したい。

でも、するのであれば心からスッキリした状態がいい。

繁樹が会計士の資格取得に踏み出すと言われ、ホッとした表情を浮かべたのは、いち早くその日を迎えたいから。

待つ我慢は丸太郎より、むしろまりのほうが難しそうだ。

子どもたちの成長と共に、動き出す母たちの恋。

そして、その母たちとの恋に未来を夢見る男たち。

公式サイトのあらすじを見ると、どうやらここから2020年に突入するという。

生活が大きく変化した2020年の現実を受けて、母たちの困惑は加速する予感。

子どもたちへの影響、そして男たちのラストチャンスの行方が気になってしかたない。

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Paraviオリジナルストーリー「恋する男たち」の主人公は8人の男性。

『恋する母たち』が女性目線で展開するのに対し、『恋する男たち』では男性目線で物語が進んでいく。

男はなぜ失踪したのか、男はなぜ結婚している女性を好きになってしまったのか、男はなぜ妻以外の女性と関係を持ってしまったのか・・・。

“要注意”な男性たちをメインに、本編では描かれない“やっかいな”恋愛を描いていく。

「恋する男たち」では8人の男性が悩み、葛藤しながらも恋に落ちてしまう様子や、女性に振り回される姿、他にもいろいろな恋愛の形のドラマを見ることができる。

男性目線の恋愛物語に共感したり、新しい発見をしたり、女子会の話題にしたりなど、いろいろな楽しみ方ができるだろう。

また、「恋する男たち」を見てから本編を見ると、本編が違った意味で二度、いや何度でも楽しめること間違いなし!

女性が主役の『恋する母たち』と、男性が主役の「恋する男たち」、ぜひ両方見て、よりドラマ本編をお楽しみいただきたい。

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